「バランスのいい腹筋って、どんな感じなのかな?」と思っているあなた。このように、分けて考えましょう
- ①:【イスに座って】4つのトレーニング
- ②:【仰向けになって】3つのトレーニング
- ③:【上体起こし】2つのトレーニング
- ①【立って】2つのトレーニング
- ②【仰向けになって】2つのトレーニング
- ③【チューブを使って】2つのトレーニング
- ①:ドローインのやり方
- ②:ロングブレスのやり方
筋肉別でそれぞれ、1つずつ選ぶと、バランスよくなります。
さらに、背筋も鍛えましょう。コインの表裏と同じ関係で、お腹周りが違ってきます。次のように分けて、見ていきます。
- 【僧帽筋(そうぼうきん)】2つのトレーニング
- 【広背筋(こうはいきん)】3つのトレーニング
- 【脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)】2つのトレーニング
合計24個のトレーニング。さあ、早速始めていきましょう。
バランスの良さ
まずは、バランスの良さ自体を考えます。次の2つに分けて、お話ししましょう。
- 腹筋だけのバランス
- 背筋とのバランス
それでは、早速、見ていきます。
1:腹筋だけのバランス
腹筋は、主に3つに分かれています。
- 腹直筋(ふくちょくきん)
- 腹斜筋(ふくしゃきん)
- 腹横筋(ふくおうきん)

1-1:腹直筋(ふくちょくきん)を詳しく見ていく

まずは、絵と特徴をお話ししましょう。
【絵と特徴】

- シックスパッドと呼ばれるような、割れた腹筋のこと
- お腹の伸び縮みで、使われる
それでは、トレーニングの中身です。
- ①:【イスに座って】4つのトレーニング
- ②:【仰向けになって】3つのトレーニング
- ③:【上体起こし】2つのトレーニング
早速、確認していきます。
①:【イスに座って】4つのトレーニング
4つのトレーニングはこちら。
- ①-1:足を伸び縮みさせる
- ①-2:ひざを90度に曲げて、上げ下げする
- ①-3:ひざを45度に曲げて、上げ下げする
- ①-4:足を伸ばして、上げ下げする

1つずつ「イラスト」で「動きとコツ」を解説します。
【①-1:足を伸び縮みさせる】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 手で座面をつかむ
- ひざと胸をくっつけるように、丸める

- 上半身を少し後ろに倒しながら、足を伸ばす
- 息は吐きながら、2秒かける

- 足を一直線に伸ばす
- このまま1秒キープ

- 足を曲げながら、上半身も戻す
- 息を吸いながら、2秒かけて「A」に戻す
【①-2:ひざを90度に曲げて、上げ下げする】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- ひざを曲げる
- 足を浮かせると、負荷が上がる

- お腹を縮めて、足を上げる
お腹のイメージは、こちらです。

【①-3:ひざを45度に曲げて、上げ下げする】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- ひざを45度くらいに曲げる
- 足は浮かせる

- お腹を縮めながら、足を上げる
【①-4:足を伸ばして、上げ下げする】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 伸ばした足を浮かせる

- 伸ばしたまま、お腹を縮めて、足を上げる
②:【仰向けになって】3つのトレーニング
続いて、仰向けになってトレーニング。
- ②-1:ひざを90度に曲げて、上げ下げする
- ②-2:ひざを45度に曲げて、上げ下げする
- ②-3:足を伸ばして、上げ下げする

早速、見ていきましょう。
【②-1:ひざを90度に曲げて、上げ下げする】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- ひざを90度に曲げて、足を浮かせる
- 腕を床で押し付ける
- 体を安定させる

- お腹を縮めて、足を上げる

- ひざを天井に向けて、1秒キープ

- 息を吸いながら、足を下ろす
【②-2:ひざを45度に曲げて、上げ下げする】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- ひざを45度に曲げて、足を浮かせる
- 腕を床で押し付ける
- 体を安定させる

- お腹を縮めて、足を上げる
- 足の力は使わずに、息を吐きながら

- 足を上げたまま、1秒キープ

- 息を吸いながら、足を下ろす
【②-3:足を伸ばして、上げ下げする】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- ひざをまっすぐにして、足を浮かせる
- 腕を床で押し付ける
- 体を安定させる

- お腹を縮めて、足を上げる
- 足の力は使わずに、息を吐きながら

- 足を上げたまま、1秒キープ

- 息を吸いながら、足を下ろす
③:【上体起こし】2つのトレーニング
そして、上体起こしのトレーニングです。
- ③-1:壁に足をつけて
- ③-2:膝を曲げた足を上げて
では、見ていきましょう。
【③-1:壁に足をつけて】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 足を壁につけて、体を安定させる
- 手は頭の上

- お腹を見るようにして、縮める
- 背中はつけないまま
【③-2:膝を曲げた足を上げて】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- ひざを90度に曲げて、足を浮かせる
- 手は頭の上

- お腹を見るように、縮める
- 背中はつけたまま
1-2:腹斜筋(ふくしゃきん)を詳しく見ていく
腹斜筋とは、わき腹にある「斜め」に入った筋肉です。
【絵と特徴】

- ねじる動きで鍛えられる
- トレーニングすると、逆三角形のシルエットが作れる


- ①【立って】2つのトレーニング
- ②【仰向けになって】2つのトレーニング
- ③【チューブを使って】2つのトレーニング

さあ、確認です。
①【立って】2つのトレーニング
まず立って行うトレーニングです。
- ①-1:同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける
- ①-2:違う側の「ひじ」「ひざ」をつける
詳しく見ていきましょう。
【①-1:同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 両足にバランスよく体重をかける
- 手は頭の上

- 同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは右)

- 「A」に戻す

- 同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは左)
【①-2:違う側の「ひじ」「ひざ」をつける】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 両足にバランスよく体重をかける
- 手は頭の上

- 違う「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは「右ひじ」と「左ひざ」)

- 「A」に戻す

- 違う「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは「左ひじ」と「右ひざ」)
②【仰向けになって】2つのトレーニング
続いて「仰向けになって」のトレーニング。
- ②-1:同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける
- ②-2:違う側の「ひじ」「ひざ」をつける
では、確認です。
(②-1:同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 仰向けになる
- 手は頭の上

- 同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは右)

- 「A」に戻す

- 同じ側の「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは左)
【②-2:違う側の「ひじ」「ひざ」をつける】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 違う「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは「右ひじ」と「左ひざ」)

- 「ひじ」と「ひざ」を離しながら、体をねじる

- 違う「ひじ」「ひざ」をつける
(イラストでは「左ひじ」と「右ひざ」)

- 「ひじ」と「ひざ」を離しながら、体をねじる
③【チューブを使って】2つのトレーニング
さらに、チューブを使ってになります。
- ③-1:後ろに結んで、ねじりながら前に引っ張る
- ③-2:踏んで、ねじりながら上に引っ張る
さあ、確認していきましょう。
【③-1:後ろに結んで、ねじりながら前に引っ張る】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- チューブをつかんで、体をねじる
- 下半身は前を向く

- 体をねじって、真正面に向ける
- 腕の力は使わない
【③-2:踏んで、ねじりながら上に引っ張る】
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- チューブを踏んで、安定させる
(イラストでは右足)
- 体をねじって、チューブを持つ

- ねじりながら、チューブを引っ張り上げる
- 下半身は真正面のまま
1-3:腹横筋(ふくおうきん)を詳しく見ていく
腹横筋とは、腰が悪い人が病院で付けるコルセットのような筋肉です。
【絵と特徴】

- コルセットのような筋肉
- インナーマッスルという体の内側にある筋肉
- 呼吸など、軽い力で鍛えられる


はい。「ドローイン」と「ロングブレス」になります。

①:ドローインのやり方
ドローインとは、お腹をへこませて息を吸い、さらにへこませて、息を吐き切るものです。
【息を吸うとき】

- 鼻から息を吸う
- 3~5秒かける
- お腹をへこませる
【息を吐くとき】

- 口から息を吐き切る
- 必ず吐き「切る」
- 7~10秒ほど
- お腹は、さらにへこませる


はい、呼吸のように「軽い力」で十分。大きな力だと、アウターマッスルという、手で触れる筋肉が動き、中の筋肉がサボるのです。
②:ロングブレスのやり方
ロングブレスとは、3秒かけて鼻から息を吸い、7秒かけて口から吐き切るものです。俳優の美木良介氏が作った呼吸法でもあります。やり方はこちら。
【息を吸うとき】

- 両腕をしっかり上げる
- 指先まで伸ばす
- 鼻から3秒かけて、息を吸う
【息を吐くとき】

- 口から7秒かけて、息を吐き切る
- 両腕をしっかり閉じる
腰痛で苦しんでいたのが、これで克服したと、以前テレビでお話ししていました。
2:背筋とのバランス
続いて、背筋とのバランスです。ここも、体の不調につながりますからね。背筋は主に3つの筋肉があります。
- 広背筋(こうはいきん)
- 僧帽筋(そうぼうきん)
- 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

そして、先にお話ししますが、腕立て伏せが1番バランスよく鍛えられます。
2-0:腕立て伏せが1番バランスよく鍛えられる
「普通の腕立て伏せ」が、1番バランスよく鍛えられます。先ほどの「3つの筋肉」を使うから。これで解決です。

では、1つずつ見ていきましょう。
2-1:【僧帽筋(そうぼうきん)】2つのトレーニング
僧帽筋とは、首から背中の真ん中あたりにある筋肉です。
【絵と特徴】

- 肩や腕を動かす時に使われる
- 肩甲骨(けんこうこつ)の動きに使われる

肩甲骨とはこちらです。

- ①:普通の腕立て伏せ
- ②:下を向きながら、バーベルを横に広げるように持ち上げる(リアレイズ)

それでは、効率イイ腕立て伏せを、まずは見ていきましょう。
①:普通の腕立て伏せ
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 胸の下あたりに手を置く
- 肩幅に手を広げる
- 体は一直線に
- 1秒かける

- 2秒かけて、体を下ろす
- 息は吸いながら

- 体と床の距離が、拳1つ分になったら、1秒キープする

- 息を吐きながら、体を上げる
- わきをしめる
②:下を向きながら、バーベルを横に広げるように持ち上げる(リアレイズ)
〇:イラストで、動きとコツを確認する
【前から見ると】

- 上半身を90度に曲げる
- ダンベルを持った腕を下ろす

- 肩を引き寄せるように、ダンベルを持ちあげる
- 腕は少し曲げてもOK
- 手の小指から、持ち上げる感じで
【横から見ると】


2-2:【広背筋(こうはいきん)】3つのトレーニング
広背筋とは、背中の腰回りにかけてある筋肉です。
【絵と特徴】

- 腕を上下、左右に動かす時に使う
- ①:普通の腕立て伏せ
- ②:けんすい
- ③:バーベルを腰の高さまで持ち上げる(ベントオーバーロウ)
①:普通の腕立て伏せ

先ほども解説したので、プッシュアップバーを使ったバージョンで確認しましょう。プッシュアップバーとは、こちらです。

〇:イラストで、動きとコツを確認する

- プッシュアップバーは胸の下で、縦に置く
- わきを締める

- 息を吸いながら、2秒かけて、体を下ろす

- 床につくギリギリまで、体を下ろし、1秒キープ

- 息を吐きながら、2秒かけて「A」に戻す
②:けんすい
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 腕を広げて、鉄棒にぶら下がる
- 足は浮かせると、より負荷が上がる

- 息を吐きながら、体を上げる

- 顔は鉄棒の上まで
- この体勢で1秒キープ

- 2秒かけて、息を吸いながら「A」に戻す
③:バーベルを腰の高さまで持ち上げる(ベントオーバーロウ)
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- バーベルを手で持つ
- 腕は伸ばしたまま
- 上半身を曲げる

- 腕を引き寄せる
- 上半身はそのまま
2-3:【脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)】2つのトレーニング
脊柱起立筋は、背骨に沿ってある筋肉のことです。
【絵と特徴】

- 背筋を伸ばす、頭を動かす時に使う
- ①:前腕と、足のつま先で体を支える(フロントブリッジ)
- ②:スクワット
①:前腕と、足のつま先で体を支える(フロントブリッジ)
〇:イラストで、動きとコツを確認する


- 前腕と足のつま先で、体を支える
- 目線は少し前
- 体は一直線上に
- まずは「30秒」。そこから「15秒ずつ」長くする

2分出来れば、片腕、片足を上げましょう。
【右腕と左足で体を支える】

【左腕と右足で体を支える】


このように「体を一直線に維持する」のも、腕立て伏せでやりますからね。
②:スクワット
〇:イラストで、動きとコツを確認する

- 両足に体重をかける
- 腕を胸の前で組む

- 息を吸いながら、体を下ろす
- お尻を下げるように

- ふくらはぎと、太ももの裏がつくほど
- これで、1秒キープ

- 息を吐きながら、2秒かけて「A」に戻す
これで、全体が鍛えられますよ。
バランスよく鍛える2つの効果
バランスよく鍛えると、次の2つの効果が手に入ります。
- 体幹が安定する
- 腰痛が予防できる
こちらも確認していきます。
1:体幹が安定する
まずは、体幹が安定すること。体の中心部分がしっかりすると「立つ・座る・歩く行動」が安定します。これでエネルギーも使わず、疲れにくくなる。

2:腰痛が予防できる
そして、腰痛が予防できる、軽くなること。腰回りの筋肉が強くなりますからね。
シックスパックなら、ダイエットが必要
シックスパックという「割れた腹筋」を目指す人も多いでしょう。それなら、ダイエットが必要です。なぜなら、腹筋はみんな、割れているから。


そうなんですよ。それが見えないのは「脂肪」のせい。だから、ダイエットが必要といっているのです。

こちらに、ダイエットのすべてを書いた記事がありますので、ご紹介します。
まとめ
筋肉のバランスを考えるのは、素晴らしいこと。なぜなら、痛みやだるさ、体の不調の原因にもなりますからね。そこに目を付けるあなたは、すごすぎです。さあ、あとは行動しましょう。もちろん、休憩も「バランスよく」取りながらですね。
これらを1つずつ選んで鍛えると、バランスよく、お腹周りがトレーニングできます。