「高齢者でも出来る腹筋って、何かないかな?」と思っているあなたへ。次の3つをご紹介しましょう。
- ロングブレス
- ドローイン
- ウォーキング


そうですか。では、次の3つも確認します。
- 四つん這いになって、腹筋を見る
- 立って、腰をそらす
- うつぶせ寝
そして、ほかの筋トレもご紹介しましょう。
- 壁に手をついた腕立て伏せ
- ほんの少しだけ落とすスクワット
- 仰向けになって、腰を浮かせるブリッジ
最後に「筋肉の成長に年齢は関係ないこと」。ここを、確認します。「今、何歳か」は必要無い。早速、読み進めてください。
高齢者におススメ まずはこの3つ
高齢者におススメなトレーニング、まずはこの3つです。
- ロングブレス
- ドローイン
- ウォーキング
きちんと鍛えられます。
0:鍛えられるのは「腹横筋(ふくおうきん)」
鍛えられるのは「腹横筋(ふくおうきん)」になります。これは、体の中にあるインナーマッスルで、コルセット(腰のケガなどで使われる医療用の器具)の形をしています。

ここが鍛えられると、次の効果があります。
- 「腰痛の予防」
- 「姿勢が良くなる」
- 「代謝(普段使うエネルギー)が上がる」

ぜひ、手に入れたいですよね。
鍛えるには、軽い力でOK
インナーマッスルは、軽い力で鍛えられます。だから、高齢者にピッタリ。
大きな力を使うと「腹直筋(ふくちょくきん)」や「腹斜筋(ふくしゃきん)」など、手で触れる骨格筋(こっかくきん)が動くので「サボって」しまいます。

それでは、トレーニングを見ていきましょう。
1:ロングブレス
ロングブレスのやり方は次の通りです。
〇:3コマでやり方を確認する

- 足を前後にする
- 両腕は、指先まで上げる
- 鼻から、3秒かけて、息を吸う
- 腰を少しそらす
反らしすぎると、腰を痛めます。


- 口から、7秒かけて、息を吐く
- 絶対に「7秒」吐き「切る」
- 腕は力いっぱい閉じる

それでは、動画でも確認しましょう。

上半身の筋肉にも刺激を与えます。さらに、心臓・肺の機能(心肺機能:しんぱいきのう)も上がりますよ。
2:ドローイン
ドローインとは、このような呼吸法です。
〇:4コマでやり方を確認する


- 鼻から息を吸う
- 時間は5秒ほど
- お腹はへこませる


- 口から息を吐ききる
- 時間は7~10秒
- 必ず、吐き「切る」
- お腹はさらにへこませる

それでは、動画も見てみましょう。

回数は10~20回行いましょう。これを2~3セット。お腹周りが引き締まるのを、感じるはずです。
3:ウォーキング
ウォーキングとは、腕を振って歩く運動になります。

徒歩との違いを、4つご紹介しましょう。
- ①:ひじを引くように、両腕を振る
これで、上半身が大きく使えます。多くの人は、胸の前で振りますからね。
- ②:足の中心で着地する
かかとでは、衝撃が大きく、足を痛めやすいです。
- ③:持つならリュックなどのカバンで
両手を使うためですね。手提げバッグは、腕を使えません。
- ④:呼吸は「鼻から2回、口から2回」
鼻から2回吸って、口から2回吐きましょう。これで楽になります。

全身を動かすので、腹筋以外も鍛えられますね。
簡単に出来る筋トレ 3選


それなら、こちらの3つをご紹介します。
- 四つん這いになって、お腹を見る
- 立って、腹筋をそらす
- うつぶせ寝
これだけでも「腹直筋(ふくちょくきん)」は、きちんと鍛えられますよ。

4:四つん這いになって、お腹を見る
〇:2コマでやり方を確認する

- 四つん這いになる
- 背筋を少し丸める

- お腹を見るように、腹筋を縮める
5:立って、背中をそらす
〇:2コマでやり方を確認する

- 立って、頭に手を付ける

- 背筋を伸ばすようにする
6:うつぶせ寝
意外かもしれませんが、うつぶせ寝も腹筋を伸ばすので、トレーニング効果があります。
〇:2コマでやり方を確認する

- うつ伏せにする
- 出来れば、手を広げる

- 出来れば、肩を背中に引き寄せる

この方向を「ネガティブ」と言い、筋肉に刺激を与えます。実際に「腰痛持ちの症状が軽くなった」という話も聞こえますね。
そのほかの筋トレ 3選
せっかくなので、ほかの筋トレもご紹介しましょう。次の3つになります。
- 壁に手をついた腕立て伏せ
- ほんの少しだけ落とすスクワット
- 仰向けになって、腰を浮かせるブリッジ
こちらも絵で確認していきましょう。
1:壁に手をついた腕立て伏せ
壁に手をついても正しい腕立て伏せなら、しっかりと効きます。まずは、フォームから見ていきましょう。
〇:流れを4コマで見る

- 壁に手をつけて、体を少し倒す
- 1秒止める

- わきを締めて、腕を曲げる
- 二の腕、背中に負荷を感じるように
- 息は吸いながら、2秒かける

- おでこと壁に触れるくらい
- 1秒止める

- 息は吐きながら、体を上げる
正しいフォームを確認
正しいフォームとは、こちらです。
〇:手は胸の下あたり、肩幅に広げる

〇:肩を引き寄せるように動かす

これで、かなりつらくなりますよ。それでは、4コマで確認しましょう。
2:ほんの少しだけ落とすスクワット
ほんの少しだけ落とすスクワットもいいですね。正しいフォームから、まずは確認しましょう。
〇:2コマでやり方を確認する

- 両足にきちんと体重をかける
- 手は前で組む

- ほんの少しだけ、体を落とす

辛いなら、壁や台に手をつけて行いましょう。補助をつけても、大丈夫です。
〇:壁に手をつけて

〇:台に手をつけて

3:仰向けになって、腰を浮かせるブリッジ
腰を浮かせるブリッジも軽いですが、筋トレの効果があります。
〇:4コマでやり方を確認する

- ひざを曲げて、足を床につける
- 手は胸の前で組む

- 腰を上げる
- 息は吐きながら、2秒かける

- ひざ、腰、背中が一直線にする
- これで1秒止める

- 息を吸いながら、腰を落とす
- 2秒使って「A」に戻る

全身を鍛えて、体を変えていきましょう。
筋肉は年齢に関係なく、成長する
最後に筋肉の成長は、年齢に関係ないこと。こちらは論文で証明されています。
高齢者の筋力トレーニングの効果については, 日本人、カナダ人、アメリカ人、スウェーデン人を対象にした研究報告がいくつかみられる。いずれの報告においても, トレーニングにより筋力の増加が認められたという結果で一致している

もう言い訳はできませんね。
まとめ
高齢者でも、筋トレすれば、体が変わります。これで心も変わる。ボディビルダーの「自分大好きな点」が、まさにそうですよね。心が変わると、毎日の生活が変わり、今後の人生も確実によくなる。そう【青春】が始まるのです。筋トレは、それだけの力がある。あとは、行動で、その力を手にしましょう。