「プロテインを飲んで、腹筋を割ろうかな」と思っているあなた。

必要なのは、トレーニングと食事制限。そのあたりをご説明しましょう。
プロテインを飲んでも、腹筋は割れない2つの理由
プロテインを飲んでも、腹筋は割れません。その理由は、次の2つです。
- プロテインは、食べ物と同じ
- ダイエットが必要
1つずつ、確認していきましょう。
1:プロテインは、食べ物と同じ
プロテインは食べ物と同じです。なぜなら、肉、魚、卵、牛乳の「たんぱく質」だけを取り出したものだから。つまり、プロテインを取るのも、肉や魚を食べるのも、牛乳を飲むのも、たんぱく質を体に入れるという点で「同じ」です。

ちなみに、たんぱく質は、筋肉のほかに、肌、爪、内臓などの材料になる栄養になります。
食べ物なら、他の栄養も取れる
食べ物なら、他の栄養も取れます。牛乳にはカルシウムが入っています。知っている人も多いですよね。さらに、豚肉ならビタミンB1、B12、鉄分が入っており、血液の材料になります。マグロなどの赤身には、ミネラルやDHAなどの栄養が入っており、脳細胞がより働く。
プロテインには、この効果がありません。
2:ダイエットが必要
腹筋が割れるには、ダイエットが必要です。なぜなら、脂肪がその腹筋を隠しているから。
腹筋はみんな割れている
腹筋はみんな、割れています。


もちろん。見えないのは、脂肪があるから。そこで、体脂肪率と腹筋の関係を、ご紹介しましょう。
体脂肪率で分かる腹筋の割れ方

- 腹筋は割れていない
- 健康的なお腹

- 割れた腹筋が、ほんの少し見える

- 割れた腹筋がはっきり見える

- 大きな腹筋が、目立つ

だから、ダイエットで脂肪を取り除くことが必要になります。こちらに、その記事がありますので、ぜひ参考にしてください。
プロテインは魔法の粉ではない
プロテインは魔法の粉ではありません。ここをもう少しお話ししましょう。
手軽にたんぱく質を取れるもの
先ほどもお話ししましたが、プロテインとは、手軽にたんぱく質が取れる粉上のものです。これを、水、牛乳、コーヒーなどに溶かして飲むわけです。
トレーニング後、30分以内、2時間以内で吸収しやすいと言われている
トレーニングしている人が取る理由は、筋トレ後「30分以内」と「2時間以内」にたんぱく質を取ると、吸収されやすいから。つまり「筋肉がつきやすい」ためです。

トレーニング後、ジムで肉や魚を30分以内に食べれませんからね。さらに、粉上なので消化も早い。だから、よく使われるのです。
タンパク質は「1杯あたり15~30g」取れる
プロテインの種類にもよりますが、1杯あたり15~30gのタンパク質を取れます。ほかの食品で必要な量は、次の通りです。
- 豚肉ロース 100g
- 鶏肉ささみ 100g
- するめ 40~50g
- 納豆 200g
- カマンベールチーズ 100~130g
食べ物自体、トレーニング後に取りにくい。だから、プロテインを飲むのです。
食事を変えることが大事
ただ、プロテインを取る前に、自分の食事を変えましょう。なぜなら、その食事が、今のあなたの体型を作ったから。
例えば、今の食事のまま、プロテインをプラスすると、カロリーがより多くなり、太ります。
さらに、今の食事だと栄養バランスが悪い可能性が高いはず。そこを改善しないと、食べ過ぎは抑えられません。

空腹は「栄養が足りないサイン」。最も大事なポイントがここですよ。
プロテインの1杯あたりのカロリー
では、実際にカロリーを確認してみましょう
「ウイダーのプロテイン(20g)のエネルギー量等の一覧」をご覧ください。エネルギー量は商品により55~117kcalと様々です。
グリコホエイプロテイン 72kcal
ホエイダイエットプロテインプレミアム チョコレート風味 117kcal

肉や魚と比べると、確かに低いです。でも、取りすぎはやめましょう。太る原因になりますからね。
まとめ
プロテインは、あくまで「トレーニング後、必要な栄養を手早く、素早く取るもの」だけ。きちんとしたトレーニングがあって、始めて効果を発揮します。そして、本当に大事なのが、食事の改善。ここを確認したあなたは、正しい道を歩めます。
割れません。プロテインは魔法の粉ではないのです。