「20代なのに、どんどん太っているんだけど」と悩んでいるあなた。その理由は、次の通りです。
- 飲み会が多くなった
- 運動していない
- 筋肉が減った
- 休日はダラダラ過ごしている
- コンビニ弁当ばかり
- ストレスで暴飲暴食
そして、見直す・改善するのは「食事」と「運動」。これで、確実に痩せます。さらに、不安や恐怖を感じるなら、その食欲は「心の叫び」です。きちんと聞きましょう。これで、心は解放される。早速始めましょう。
太る6つの理由
太る理由は、次の6つです。
- 飲み会が多くなった
- 運動していない
- 筋肉が減った
- 休日はダラダラ過ごしている
- コンビニ弁当ばかり
- ストレスで暴飲暴食
これらが、組み合わさったから、あなたは太った。1つだけではないので、全部確認しましょう。
1:飲み会が多くなった
まずは、飲み会が多くなった点。大学や社会人になると、お酒の機会が増えます。これが、あなたを太らせる。その理由がこちら。
- 食欲を増やす
- 睡眠が浅い
- カロリーを取り過ぎ
- おつまみなどの、カロリーが高い
- 時間が長い
原因を、1つずつ見ていきましょう。
その1:食欲を増やす
お酒を飲むと、食欲が増えます。食前酒(しょくぜんしゅ)と呼ばれる、料理の前に飲むお酒も、この力を使って、より美味しくしています。面倒な力ですよね。
その2:睡眠が浅い
アルコールを飲むと、睡眠が浅くなります。なぜなら、分解に多くの時間とエネルギーを使うから。飲んでも次の日までアルコールが残る「二日酔い」からも、わかります。
睡眠が浅いと、ホルモンバランスが崩れる。そして、このホルモンには、脂肪に関係するのも、あるのです。例えば「カテコールアミン」は、脂肪を分解する力を持っています。
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
そして、このホルモンの邪魔をするのが「インスリン」です。
インスリンはカテコールアミンによる脂肪分解を抑制し、脂肪分解抑制作用をもつホルモンとして重要である。
さらに「コルチゾール」と呼ばれる、太らせるホルモンもあるのです。
コルチゾールとは副腎皮質から分泌されるステロイドのことで、血糖値を高めて、エネルギーを生成し、炎症を抑える働きをします。
別名『ストレスホルモン』とも呼ばれ、働き過ぎや、睡眠不足、過度のダイエットによりストレスが溜まると、コルチゾールの値も高くなっていき、お腹の脂肪や内臓脂肪が出来やすくなります。
このバランスが崩れれば、太るのは当然ですね。
その3:カロリーを取り過ぎ
アルコール自体にもカロリーがあるので、取り過ぎます。
アサヒ スーパードライ 350ml
- 147kcal
キリン 氷結R シチリア産レモン 350ml
- 157.5kcal


確かにそうですね。でも、お酒のカロリーが使われている間、食べ物や脂肪って、使われているでしょうか?

お酒のカロリーを使う間、おつまみや食事のカロリー、脂肪は使われません。そして、これらが余れば、当然脂肪になる。だから、太るのです。
その4:おつまみなどの、カロリーが高い
おつまみ自体のカロリーも高いですよね。例えば、メニューの値段は、カロリーと同じと、よく言われます。実際に見ると、わかること。
熱々サイコロステーキ
- 590円
鶏なんこつの唐揚げ
- 390円
チーズポテトもち
- 490円
焼き鳥盛り合わせ(5本)
- 690円
つまり、飲み会で支払った「金額」が、摂った「カロリー」。恐怖しかありませんよね。
その5:時間が長い
最後に時間が長いこと。飲み会は最低でも「2時間」かかる。その間、ずっと食べて飲んでいれば、量も多くなります。食事は30分もあれば、終わる。この違いが、あなたを太らせるのです。
2:運動していない
続いて運動していない点。部活やサークルなど「自然と」体を動かす時間を取っていない。これでは、カロリーも使いません。太るのは当然です。
車によく乗っている
東京や大阪なら、違うでしょうが、社会に出ると、車を持つ人も多いでしょう。コンビニや、近くのスーパーも、車で行くことが増えたはず。以前は、自転車や徒歩だったのに、今は違う。この点も、あなたを太らせます。
3:筋肉が減った
筋肉が減ったことも、ありますね。運動・行動しないと、当然落ちます。筋肉は車で言う「エンジン」。大きければ、ガソリンを使うし、小さいと少しで済む。そして、あなたのエンジンは「小さく」なっている。だから、ガソリンである「カロリー」が余るのです。
筋肉が落ちるのは、思っている以上に早い
筋肉が落ちるのは、思っている以上に早いです。私は10年間、ボクシングジムに通っていましたが、そこでトレーナー(教えてくれる人)から、この言葉を聞きました。

プロレスラーが、普通の体に戻るのに1か月もかからないんだよ
衝撃でした。それくらい、筋肉は悲しいほど、早く無くなる。あなたにも、これが起きるのです。
4:休日はダラダラ過ごしている
休日にダラダラ過ごすのも、同じですね。


確かにそれもあります。そして、もう1つ。実際に「休んでいるか?」と言う点も考えてほしいのです。
「積極的」「消極的」2つの休息
ダラダラ過ごすことを「消極的(しょうきょくてき)休息」と言います。休みで思い浮かぶのがこれ。ただ、1日中家で過ごしても、なぜか疲れたままですよね。
その代わり、軽く体を動かすことを「積極的(せっきょくてき)休息」と言います。こちらのほうが、頭がスッキリする。
さらに、体を動かせば、睡眠も深くなり、ホルモンバランスも良くなります。この2つの「使い分け」が大事です。
5:コンビニ弁当ばかり
コンビニ弁当ばかりも、太ります。その理由は「カロリー」と「栄養バランス」の2つ。
揚げ物が多い
弁当には、揚げ物が多いです。なぜなら、日持ちするから。ただ、カロリーが高いです。こちらをご覧ください。
揚げ物
- Lチキ ガーリックマヨ味
349kcal
- 鶏から しょうゆ 4個
340kcal
焼き物
- でか焼鳥 ねぎま 2本
162kcal
- でか焼鳥 もも塩 2本
248kcal
焼き物と比べて、この数字。かなりすごいですよね。
栄養が入らないと、空腹のまま
お腹が空くのは、栄養が足りない証拠。そして、栄養バランスが悪ければ、ずっと続きます。体を動かすときだけ苦しい運動とは違い、空腹は耐えられません。だから、余計食べてしまうのです。

ポテトチップスを食べても、ご飯が入りますよね。これも同じ理由です。
6:ストレスで暴飲暴食
社会に出ると、ストレスがたまります。これが、暴飲暴食を作るのです。実際に、ドカ食いを引き起こすことは、論文で証明されています。
入り口がダイエットであろうとストレスであろうと,BE(むちゃ食い) がダイエットを促進させることで悪循環の過程は発生する。また,仮に,ダイエットをやめたとしても,ストレスが慢性化していれば,常にこうした悪循環を活性化する動力源が供給され続け,BE からは容易に抜け出せないことになる。
だから、食べる欲求が「爆発」するのです。
まずは食事を見直す
まずは食事を見直しましょう。なぜなら、いくら運動しても、食べ過ぎれば太るから。ダイエットは、ここが大事です。
バランスを整えることが大事
先ほどから、お話ししている通り、栄養バランスを整えることが大事です。これで、空腹も無くなり、体調も整います。
次の食事は、今食べた物と別のもの
栄養バランスの整え方は、簡単です。今食べたものを別のものを、次に選びましょう。例えば、このように。
- 昼に「豚のしょうが焼き」
「豚肉」「焼き物」
- 夜は「サバの味噌煮」
「青魚」「煮物」
- 朝は「納豆」
「豆類」「発酵食品」
- 昼は「野菜炒め」
「野菜」「炒め物」
このように「食材」と「調理方法」を変えると、色々な料理が食べられる。ストレスもかかりませんね。
アプリを活用する
アプリを活用するのもありですね。次の2つをご紹介します。
- ①:あすけん
- ②:カロママ
便利なものは、使うべきです。
①:あすけん
あすけんは会員数480万人(令和2年12月現在)のダイエットアプリです。ここの特徴をお話しします。
- 管理栄養士から、アドバイスがもらえる
- 公式サイトで3か月、平均マイナス4キロと書いてある
- メニューを選ぶだけで、カロリーを自動で計算してくれる
利用者が多い、かなり有名なアプリです。
②:カロママ
カロママとは、AIの管理栄養士がサポートしてくれるアプリです。こちらも特徴をお話ししましょう。
- 食事の写真を撮るだけで、アドバイスがもらえる
- カロリー、糖質、どちらかのコースが選べる
- 次のこんだての提案が受けられる
- 食事を入力すると、自動でカロリーなどを計算してくれる
どちらも試してみましょう。
味覚を整える
味覚を整えることも大事です。これは「薄い味付けを好む舌に戻す」こと。やり方は飲み物から、砂糖を抜くのです。具体的には、次の4つ。
- 水(炭酸水)
- お茶
- ブラックコーヒー
- ストレートティー
ジュースやカフェオレなどを飲むと、味付けが濃いものを好んでしまう。飲み物を変えるだけで、あなたの口が整います。
2つの簡単なルールを作る
さらに、簡単なルールを作ると、食生活が変わります。例えば、この2つ。
- 甘いものは朝に食べる
- 野菜から食べる
たった、これだけです。
その1:甘いものは朝に食べる
甘いものは朝に食べましょう。これで、エネルギーが使いやすくなります。タイミングだけで、この違いがあるのです。
その2:野菜から食べる
野菜から食べるのもいいですね。先ほどのインスリンを抑えます。こちらも証明があります。
その結果、野菜を先に摂取した場合は米飯を先に摂取した場合と比較して、食後の血糖値およびインスリン値の上昇が20~30%抑制された
つまり、食べる順番だけでやせやすい。さらに「野菜を先に」ということは「そもそも食卓にある」ので、栄養バランスも改善されている。この効果もあるのです。
運動は楽しいものをやる
運動もやりましょう。そして、大事なのが「楽しいもの」をすること。なぜなら、絶対に続くから。やらない理由は、ただ1つ「つまらないため」です。
清掃工場の前でシャドーボクシングをする私
私はボクシングが好きですが、ジムに通う時間がありません。だから、誰も来ない清掃工場の前で、シャドーボクシングと言う練習をしています。
時々通る車から、かなり冷たい視線を感じますが、全く気になりません。だから、176㎝、65kgの体型を27年間維持できるのです(現在42歳)。
不安や恐怖が「食欲」にも変わる
不安や恐怖が食欲に変わることもあります。なぜなら、自分の劣っている部分、足りない部分(コンプレックス)を、外から取れる食べ物で埋めようとするから。
ただ、当然、埋まらないので、コンプレックスはそのまま。これで、無限に食べ続けるのです。
心と体はつながっている
私の妻は看護師で、以前、190kgの中学生が受診に来たと言っていました。その母親は、ネグレクト(育児放棄:いくじほうき)をしており、子供の心が壊れて、体型に現れた。ここからも、つながりがわかりますよね。
今の環境を肯定する
まずは、今の環境を肯定してみましょう。なぜなら「日本」に生まれた時点で、かなり恵まれているから。ミサイルや地雷が、そこら中に埋まっている国がたくさんあるのに、その危険がない。これだけでも恵まれているのです。
自分の歴史を書いてみる
コンプレックス自体、自分でさえ気づかないこともあります。そこで、自分の歴史(自分史)を書くのも、1つの方法ですね。
実際には、あまり気づいていなかった「親」「兄弟」「友人」「学校」「同僚」「会社」との関係がわかりますよ。
ノート、スマホのメモなど「文字にする」ことが大事
そして、必ず「文字」にすること。色々思い出し「客観的に」見ることができる。感情を少し抑えられるのです。「自分を見る自分」が現れ、とても冷静になれます。

頭で思い出すだけでは、ダメです。
病院、心療内科の受診も考える
もしそれでも辛いなら、病院や心療内科の受診も考えましょう。専門的な知識が、あなたの手助けになってくれます。
まとめ
20代は若いので、栄養バランスを整えて、体を動かせば、必ず変化します。そのために必要なのは「見直し」。これで、確実に変わっていきます。あとは、あなた次第。行動こそ、あなたを変えるただ1つの方法ですよ。