「ストレスで、どんどん太るんだけど」と悩んでいるあなた。その理由は、次の6つです。
- 1:ドカ食いを引き起こす
- 2:アルコールに走る
- 3:太らせるホルモンを作る
- 4:睡眠が浅くなる
- 5:内臓の働きが弱くなる
- 6:砂糖の依存性(いぞんせい)
1つずつ確認しましょう。さらに、ストレスの原因も4つ見ていきます。
- 人間関係
- 仕事
- コンプレックス
- ダイエット自体
そして、ダイエットの成功の秘訣は、たった1つ「ダイエットで、ストレス解消を行うこと」これだけです。176㎝、65kgの体型を27年間維持している42歳が、お伝えする。私の体型が証拠です。


ストレスで、どんどん太る6つの理由
ストレスがどんどん太る理由は、次の6つです。
- 1:ドカ食いを引き起こす
- 2:アルコールに走る
- 3:太らせるホルモンを作る
- 4:睡眠が浅くなる
- 5:内臓の働きが弱くなる
- 6:砂糖の依存性(いぞんせい)
では、確認です。
1:ドカ食いを引き起こす
まずは、ドカ食いを引き起こすこと。これは論文で証明されています。
入り口がダイエットであろうとストレスであろうと,BE(むちゃ食い) がダイエットを促進させることで悪循環の過程は発生する。また,仮に,ダイエットをやめたとしても,ストレスが慢性化していれば,常にこうした悪循環を活性化する動力源が供給され続け,BE からは容易に抜け出せないことになる。
いつも以上に多く食べるので、当然、太ります。
2:アルコールに走る
アルコールに走るのも、考えられますよね。「やけ酒」という言葉もありますから。これも、5つの欠点があります。
- アルコールのカロリーを先に使う
- アルコールは食欲を増やす
- アルコールの消化に時間がかかる
- おつまみのカロリーが高い
- 飲み会に時間がかかる
こちらも、確認です。
その1:アルコールのカロリーを先に使う
アルコールのカロリーは、先に使われます。これを「エンプティカロリー」と言い、脂肪になりません。
アサヒ スーパードライ 350ml
- 【147kcal】
キリン 氷結R シチリア産レモン 350ml
- 【157.5kcal】


ちょっと待って! もう少し考えましょう。
アルコールのカロリーを使っている間、ほかは使われません。つまり、脂肪も食べ物もそのまま。これが体につくのです。


当然、太ります。
その2:アルコールは食欲を増やす
アルコールは、食欲を増やします。次の2つを見てください。
- 飲み会の前に「まず飲み物から注文」させる
- 一皿ずつ出てくるコース料理の前に「食前酒(しょくぜんしゅ)」が出る
この2つは、食欲を増やし、料理をより美味しくするため。ここからも、アルコールの力がわかります。
その3:アルコールの消化に時間がかかる
アルコールの消化に時間がかかるのも、太らせます。


と思いますが、これが「睡眠中」。だから、困るのです。
体内にある間は、消化・分解するので、深く眠れない。そして、睡眠はホルモンバランスを整えるが、これが崩れてしまう。
脂肪と関係するホルモンもあります。例えば、脂肪を分解する「カテコールアミン」それを邪魔する「インスリン」です。
【 カテコールアミン 】
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
【 インスリン 】
インスリンはカテコールアミンによる脂肪分解を抑制し、脂肪分解抑制作用をもつホルモンとして重要である。
この働きが変われば、当然、太ります。
その4:おつまみのカロリーが高い
おつまみのカロリーは高いです。実際に居酒屋のメニューの「価格」は「カロリー」と同じとも言われます。
熱々サイコロステーキ
- 590円
鶏なんこつの唐揚げ
- 390円
チーズポテトもち
- 490円
焼き鳥盛り合わせ(5本)
- 690円
つまり、あなたが支払う「金額」は「摂ったカロリー」と一緒。そう考えると、怖いですよね。
その5:飲み会に時間がかかる
そして、飲み会自体、時間がかかる。最低2時間は必要ですよね。この間、飲み食いしていれば、食べ過ぎますよ。
3:太らせるホルモンを作る
ストレスには、太らせるホルモン「コルチゾール」を作ります。医療機関のサイトで、記載があります。
コルチゾールとは副腎皮質から分泌されるステロイドのことで、血糖値を高めて、エネルギーを生成し、炎症を抑える働きをします。
別名『ストレスホルモン』とも呼ばれ、働き過ぎや、睡眠不足、過度のダイエットによりストレスが溜まると、コルチゾールの値も高くなっていき、お腹の脂肪や内臓脂肪が出来やすくなります。
こういった力もあるのです。
4:睡眠が浅くなる
アルコールのところでもお話ししましたが、ストレス自体に、睡眠を邪魔する力があります。悩みがあると、どうしても眠れなくなる。これで、ホルモンバランスも、体調も崩しやすい。辛いですよね。
5:内臓の働きが弱くなる
内臓の働きが悪くなるのも、太ります。なぜなら、栄養吸収が悪いので、食べ過ぎるから。栄養が体内に無いと「まだ足りない」と「空腹」のサインを出します。だから、お菓子に手が伸びるのです。
6:砂糖の依存性(いぞんせい)
最後に、砂糖の依存性。これは、1つのことに頼り切って、日常生活にも影響を与えること。アルコールなどは有名ですが「甘いもの」にもあるのです。こちらも、医療機関のサイトで記載があります。
疲れていると甘いものが食べたくなったり、食後はデザートがほしかったり。甘いもの好きの人にとって、甘いものは人を幸せにする「癒やし」の効果があります。~(中略)~
砂糖依存症とは、砂糖を大量に摂らずにはいられない、いわゆる「甘いもの中毒」のことです。砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれ、薬物やアルコール並の中毒性・依存症があるといわれています。
ストレスからの解放を「甘いもの」に頼ってしまう。だから、脂肪になるのです。
ストレスの4つの原因
そこで、ストレスの原因を探りましょう。次の4つが、主なものです。
- 人間関係
- 仕事
- コンプレックス
- ダイエット自体
まず「犯人」を見つけるのです。
1:人間関係
まずは、人間関係。これが最も多いです。しかも「近いほど、辛く、苦しい」。例えば、殺人事件の多くが「親族間」で行われます。
昭和54年から平成15年までは、ほとんどの年で親族以外の面識者に対する事件が親族に対する事件よりも多かったが、16年以降は逆転し,親族に対する事件が最も多くなっている。(平成23年 親族率 52.2%)
仲が悪い親子関係は、よく聞きますよね。兄弟姉妹も、いざこざがあるのを、見かけます。これが、悩みの原因なのです。
2:仕事
仕事自体もありますね。サービス残業、業務量の多さ、赤字にともなうリストラ、給与カット。探せば、キリがありません。
3:コンプレックス
コンプレックスもありますね。これは「人よりも明らかに劣っている」と「勝手に思っている」こと。

ただ「勝手に」です。
「劣っている」と「あなたに教えた、言った」のは「あなた以外の誰か」。親、兄弟姉妹、友人、同僚、仕事の相手先、親戚です。だから、その判断は「間違い」です。
例えば「あなたは冷たい」と言ってきた人がいても「その人の価値観」だけのこと。ほかの人から意見を聞いてもいないし「多くの人が納得する証明」もない。だから、気にすることはありません。

こんな判断、意味がありません。
4:ダイエット自体
そして、ダイエット自体。これもあり得ますね。特にこう考える人が多い。
- やせないと!
- あそこまで走らないといけない
- 頑張って、食事制限をする
- 食べたいけど、甘いものは我慢しないと
- これ食べたら、太るかな
- 今日も走れなかった~~
これが、ストレスに変わる。だから、イライラが増えるのです。
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栄養豊富な食事は、体を満足させます。なぜなら、筋肉も、骨も、肌も、髪も、爪も、作り変えるために、材料が必要だから。このため、様々な栄養を取り込むことが大事。それができるのは、食事だけです。食べるものだけで、人は作られますからね。
わけのわからないストレスへの対策は、口にするものを変えることです。
まとめ
ストレスで、どんどん太るのは、必ず理由がある。ここをしっかり見直しましょう。原因とやるべきことが分かれば、あとは簡単。動くだけですね。