「ストレスで過食するから、太るんだよな」とお悩みのあなた。この関係を、次の4つに分けて、丁寧にお話ししましょう。
- 人間関係
- 仕事
- 子育て
- コンプレックス
さらに、運動と食事でストレスが解消できることを、お話しします。そして、アルコールに逃げるデメリットも解説しましょう。
- 食欲
- 筋肉
- カロリー
- おつまみ
- 時間
最後に、必ず成功するダイエット。176㎝、65kgの体型を27年間維持している42歳の私からのお話し。さあ、早速始めます。
4つのストレスが、過食を引き起こす
ストレスは過食を引き起こします。これは論文で証明されていること。
入り口がダイエットであろうとストレスであろうと,BE(むちゃ食い) がダイエットを促進させることで悪循環の過程は発生する。また,仮に,ダイエットをやめたとしても,ストレスが慢性化していれば,常にこうした悪循環を活性化する動力源が供給され続け,BE からは容易に抜け出せないことになる。

- 仕事
- 子育て
- 人間関係
- コンプレックス
1つずつ見ていきましょう。
1:人間関係
まずは、人間関係。ストレスのほとんどが、これで作られます。そして、次の5つに分けて、考えましょう。
- 親子
- 夫婦
- 上司
- 同僚・友人
- 仕事
こうすれば、頭が整理されます。
その1:親子
親子関係は、最も悩むことが多いです。なぜなら、殺人事件などの犯罪は「家族を含む親子」が最も多いから。
昭和54年から平成15年までは,ほとんどの年で親族以外の面識者に対する事件が親族に対する事件よりも多かったが,16年以降は逆転し,親族に対する事件が最も多くなっている。(平成23年 親族率 52.2%)
つまり、関係が強いほど、憎しみ・怒り・恨み(うらみ)も大きくなる。これが、ストレスとなるのです。
さらに「毒親(どくおや)」と言う、おかしな親も多いです。家庭内暴力(DV)ネグレクト(育児放棄:いくじほうき)不当な要求、自分の支配に置く、おかしなくらいの過保護など。変な人は、本当にたくさんいる。

これでは心が壊れます。
その2:夫婦
夫婦関係も同じですよね。結婚して違ったことは、いくらでもあります。
私の父親が、がんで「明日死ぬかもしれない」ときに起きたこと。
子供は、1歳くらいで最初の子。子育ても生活も、手探りで大変でした。私は仕事を定時で切り上げ、子育て・家事など出来る限り行いました。もちろん、妻の負担を少しでも軽くするために。具体的には、次の通りです。
- おむつ交換
- 着替え
- 散歩や公園での遊び
- 洗濯物の干す&たたむ
- 茶碗洗い(食洗器で洗えない、鍋物、お釜など)
- トイレ掃除
- お風呂掃除
- 朝の茶碗片づけ
- 朝ごはんの準備(離乳食)
- おむつでのうんち漏れ、吐いたものなどの片づけ
- 病院への受診
これ以外にもやっていたと思います。
そして、父の入院先(ホスピス:余命ない患者が、心穏やかに過ごす病院)へのお見舞いのため、毎週、子供を連れていく提案を、妻にしていました。時間は、週に1回、2時間ほど。妻は「子供が自分の目の範囲外」になるのを、嫌っていたので、同行で提案するしかありません。毎週毎週、ため息まじりで「行く必要性」の説明を求められた。
ただ、1度だけ、私と子供だけ行き、妻に休んでもらうよう説明しましたが「行かないなんて、あり得ない」と、全否定された記憶があります。
あるとき「私、そんなために、子育てしているわけじゃない」と言い放ちました。
もともと、結婚してから「ありがとう」「ごめんなさい」と言った大切な言葉も、聞いたことがない。その状況での、この言葉に、茫然(ぼうぜん)とした記憶があります。

このようなストレスもあるのです。
その3:上司
上司との関係もあります。パワハラ(パワーハラスメント)の言葉が「無くならない」ことからも、大変さがわかりますよね。指示が出ない、タイミングが遅い。帰ろうとしたら、急に仕事を頼んでくる。意味のない指示が出る。本当に、イライラします。
その4:同僚・友人
同僚や友人との関係に悩む人も多いです。職場でなら、関係も切りづらく、空気を読むことも要求される。それが先輩なら、余計に考えますよね。さらに、そういった人に限って、仕事ができないこともよくある。

自分では出来ないのに、他人に要求する人の気持ちは理解できません。
その5:仕事
仕事上の関係も辛いことが多い。クライアントと呼ばれる取引先からの、セクハラも多い。仕事のために我慢する人が多いのも、事実です。
2:仕事
そして仕事自体も辛いですよね。労働時間の長さ、残業、休日出勤。休む暇もなく、帰ったら、寝て、また出勤。これでは、あなた自身が、すり切れます。

過酷な条件に、人間関係のつらさがプラスすると、心が病みますよね。
3:子育て
子育ても、ストレスがたまります。特に赤ん坊の時は、眠れない。全てが子供中心になる。いくら可愛くても、サポートがなければ、難しいですよね。
先ほど、少し、私の子育てをお話ししましたが、それでも妻は「子供を虐待する人の気持ちがわかる」と言っていました。
聞くだけでも辛い、子供のニュースが多いですよね。これも「子育てのつらさ」を表している1つになります。
4:コンプレックス
そして、コンプレックス。これは劣等感(れっとうかん)と言い、ほかの人よりも劣っていて、他人に「引け目(ひけめ)」を感じることです。
例えば、私は運動にコンプレックスがあります。実は小学校3年生のとき、138㎝、48kgの体型で、体育が苦手でした。そこで、マット運動があり「できない例」として、みんなの前で、前転をやらされたのです。
そのことが、今でも記憶に残っています。

誰でもあるのに、どうしても消せないもの。それがコンプレックスです。
満たされない自分を食欲で解決する
このストレスの多くが、満たされない自分です。
- 仲良くしたい
- 親らしい親が欲しい
- 大事に思われたい
- 温かい言葉が欲しい
- 自分を認めてほしい
これが「不足している何か」を感じ、食べ物で埋めるのです。何かを取り入れれば、補えると、体が勝手に反応する。だから、暴走した食欲が生まれるのです。
ストレス解消を運動の3つの力で行う
ストレス解消を、運動の力で行いましょう。その力とは、次の3つです。
- 楽しい
- 成長できる
- 頭の中が整理できる
これがあるから、ぜひやってほしいのです。
1:楽しい
まずは、楽しい点。楽しいことをすれば、ストレスは無くなります。ゲーム、YouTube、買い物などと同じ。これが、運動にあればいいのです。

私がやっている「スロージョギング」「筋トレ」「シャドーボクシング」「ストレッチ」には、全てこれがあります。
2:成長できる
続いて成長できること。昨日の自分よりも進むと、安心します。例えば、経営者の多くが、筋トレしていますよね。経営は「進んでいると、わかりにくい」し「今の決断の正しさも、すぐに判断できない」。
だから「回数」「負荷」が確実に上がる筋トレで、心の安定を手にしているのです。

こういった効果もあります。
3:頭の中が整理できる
最後に頭の中が整理できること。運動で辛くなると、頭の中が空っぽになります。なぜなら、人は「肉体的な辛さ」を優先するから。ダッシュしたら、息がゼェゼェ切れて、心臓がバクバク言いますが、頭がスッキリしますよね。それが、運動で必ず起こる。
悩みやつらさを「体に移動」するから、心と頭が晴れるのです。
食事の3つの効果で、ストレス解消できる
さらに、ストレス解消は食事でも出来ます。それは次の3つの効果から。
- 体が満足する
- 健康になる
- 成長する
1つずつ確認しましょう。
1:体が満足する
まずは体が満足する点。バランスがいい食事なら、体は落ち着きます。なぜなら、色々な栄養が必要で、それらが入ってくるから。髪も、爪も、肌も、筋肉も、骨も、作り変えて生きています。だから、これらの材料が取れる「バランスの取れた食事」がいいのです。
ポテトチップスを食べても、ご飯が入りますよね。これは、栄養が足りないから。
食事で満足すれば、ストレスは軽くなります。
2:健康になる
そして、健康になること。風邪で具合が悪いと、ストレスを感じますよね。食事で、これが改善できます。
食事療法(しょくじりょうほう)と呼ばれるのも、同じです。例えば、糖尿病(とうにょうびょう)では、糖質(とうしつ)を抑える食事をします。ご飯やパンなどの主食、かぼちゃ、じゃがいもなど土の中でなる野菜(根菜:こんさい)、果物を少なくする。病気の改善を図るためですね。
健康な体には、活き活きとした心が作られます。体の不調があれば、心は晴れません。だから、大事なのです。
3:成長する
続いて成長すること。ボディビルダーは、筋トレした後、プロテインと呼ばれる粉上のタンパク質を取ります。これがないと、筋肉が作られないため。つまり、食べ物は、成長にも関係する。これを感じると、運動と同じく心が平穏になる。だから、重要です。
アルコールの6つのデメリット
過食に走るあなたは、飲み過ぎの可能性が高い。そこで、アルコールのデメリットをご紹介しましょう。次の6つです。
- 1:食欲
- 2:筋肉
- 3:カロリー
- 4:おつまみ
- 5:時間
- 6:依存症
1つずつ確認しましょう。
1:食欲
まずは、食欲。アルコールを飲むと、増大します。食前酒(しょくぜんしゅ)と呼ばれる、コース料理を食べる前に飲むお酒もあるほど、この力は大きいです。より美味しく感じますからね。ただ、当然、太りやすくなります。
2:筋肉
アルコールを飲むと、筋肉が作られにくいです。なぜなら、アルコールの分解に多くのエネルギーが使われ、筋肉は後回しにされるから。
アルコールの分解は肝臓で行われます。ここに多くのエネルギーと、水分が使われます。
アルコールの消失(分解)速度
アルコールの吸収は速やかに行なわれます。それと共に分解も速やかに開始されます。飲酒後血中濃度のピークは30分~2時間後に現れ、その後濃度はほぼ直線的に下がります。血中のアルコール消失(分解)速度は個人差が非常に大きいことが知られています。私どもの実験結果によると、消失速度の平均値は男性でおよそ1時間に9g、女性で6.5g程度です。ビール中ビン1本(20g)が、分解されるのにおよそ男性では2.2時間、女性では3時間程度かかります。これはあくまでも平均値ですから、目安と考えてください。
消失速度に影響する要因
要因としてまず挙げなければならないのは肝臓の大きさです。大きい方がアルコールの分解は速くなり、体の大きい人は小さい人より、また一般的に男性は女性より速いのはこのためです。
これでは、筋肉を作るよりも、アルコールの分解に忙しいですよね。
3:カロリー
アルコール自体にはカロリーがあります。


確かにそうですね。でも、よく考えると、これって太りやすいんですよ。


なぜなら、お酒のカロリーを使っている間、脂肪は分解しませんよね。先に使うカロリーがたくさんありますから。

どんなものでも、カロリーを取ると、脂肪は後回しになる。これが基本です。
4:おつまみ
お酒を飲むと、おつまみが必要です。これもカロリーが高い。
例えば、居酒屋のメニューにある「値段」が「カロリー」と同じと言われています。実際に見ると「なるほど」と思います。
熱々サイコロステーキ 590円
鶏なんこつの唐揚げ 390円
チーズポテトもち 490円
焼き鳥盛り合わせ(5本) 690円
つまり、あなたの財布から出す「お金」が「取り入れたカロリー」なのです。
5:時間
アルコールを飲むと、時間がとられます。飲み会なら、3~5時間。家でも1~2時間かかる。
しかし、筋トレやジョギングなどは、1時間もすれば、バテバテです。

時間は、ほぼ誰もが平等に与えられている資産。お金以上に大事です。
6:依存症
アルコールには「依存症」になる可能性も出る。これが、人生を狂わせます。ちなみに、依存症とは、特定の何かに心を奪われ「やめたくても、やめられない」状態になることです。(厚生労働省のサイトより)
「物質への依存」について:
アルコールや薬物といった精神に依存する物質を原因とする依存症状のことを指します。依存性のある物質の摂取を繰り返すことによって、以前と同じ量や回数では満足できなくなり、次第に使う量や回数が増えていき、使い続けなければ気が済まなくなり、自分でもコントロールできなくなってしまいます(一部の物質依存では使う量が増えないこともあります)。
家族は、あなたから逃げ、仕事につけずに、住むところも無くなります。お金が稼げず、犯罪に走ることも考えられる。これでは、生きる意味が見出せません。
必ず成功するのが「ストレス解消=ダイエット」
つまり、必ず成功するのが、ストレス解消=ダイエットとすること。これをしているのが、私です。
それが私
私は、176㎝、65kgの体型を27年間維持している42歳です。毎日、15分のストレッチをして、週に3回ほど、筋トレ、スロージョギング、シャドーボクシングのどれかをしています。これで、スカッとするので、仕事や妻へのストレスをコントロールできます。
甘いものは朝に食べる。ケーキも、タルトも、バナナも、大福も我慢しないので、イライラしません。お腹が空いたら、炭酸水、コーヒー、ガムを口にするので、問題ないですし、ご飯のお代わりはせず、肉や魚を食べるので、お腹いっぱいです。
胃腸が弱くなったので、よく噛むようになり、これもストレス解消になっています。
私は仕事、子育て、妻とのストレスがありますが、こうやって、うまく付き合っています。
まとめ
ストレスとの付き合い方が分かれば、大丈夫。運動と食事については、こちらの記事を参考にしてください。
〇:まずはこの記事
〇:スポーツのダイエット効果
〇:ストレッチ
〇:スロージョギング
〇:ウォーキング
私と同じように、ストレスを使って「体を変えましょう」。これで、あなたの明日が変わります。
つまり「ストレスを生む原因」を「詳しく考える」ことが大事。具体的には、次の4つです。