「ストレスで食べると、太るのかな?」と思っているあなた。確実になります。その理由は次の5つ。
- ドカ食いしやすい
- やり続ける
- 胃腸の調子が悪い
- 太らせるホルモンの発生
- 運動しない
そして解決方法は「運動で解消する」こと。楽しく、成長を感じて、健康になれば、あなたは生まれ変わります。1分で出来るものをご紹介しましょう。忙しくても、この時間なら作れますよね。最後に栄養バランスの取れた食事も、ストレスが取れること。体が満足するので、体調が整います。さあ、早速始めましょう。
ストレスで食べると太る5つの理由
ストレスで食べると太る理由は、次の5つです。
- ドカ食いしやすい
- やり続ける
- 胃腸の調子が悪い
- 太らせるホルモンの発生
- 運動しない
1つずつ確認しましょう。
1:ドカ食いしやすい
まずストレスは、いつも以上に食べる「ドカ食い」を引き起こすこと。これは、論文で証明されています。
入り口がダイエットであろうとストレスであろうと,BE(むちゃ食い) がダイエットを促進させることで悪循環の過程は発生する。また,仮に,ダイエットをやめたとしても,ストレスが慢性化していれば,常にこうした悪循環を活性化する動力源が供給され続け,BE からは容易に抜け出せないことになる。
食欲が止まらなくなります。
2:やり続ける
ストレス解消で食べると、やり続けます。なぜなら、誰もためたくないから。イライラの解消を「お菓子」「ジュース」にすると、クセになり、止まりませんからね。
糖分の依存性
甘い「糖分」には依存性(いぞんせい:そればかり頭にあり、心や体のコントロールが取れないこと)があります。これは医療機関のサイトでも、記載されています。
疲れていると甘いものが食べたくなったり、食後はデザートがほしかったり。甘いもの好きの人にとって、甘いものは人を幸せにする「癒やし」の効果があります。~(中略)~
砂糖依存症とは、砂糖を大量に摂らずにはいられない、いわゆる「甘いもの中毒」のことです。砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれ、薬物やアルコール並の中毒性・依存症があるといわれています。
だから、太るのです。
3:胃腸の調子が悪い
ストレスがかかると、胃腸の調子が悪くなります。消化吸収がうまく働かず、体に栄養も入らないので「まだ食べ物が必要」と命令します。これが「空腹」。だから、食べ過ぎるのです。
4:太らせるホルモンの発生
さらに、ストレス自体に、太らせるホルモン「コルチゾール」が発生させます。こちらも、論文で証明されています。
コルチゾールとは副腎皮質から分泌されるステロイドのことで、血糖値を高めて、エネルギーを生成し、炎症を抑える働きをします。
別名『ストレスホルモン』とも呼ばれ、働き過ぎや、睡眠不足、過度のダイエットによりストレスが溜まると、コルチゾールの値も高くなっていき、お腹の脂肪や内臓脂肪が出来やすくなります。
情報は、力となります。
5:運動しない
食べ物でストレスを解消すると、動きません。お腹いっぱいで満足ですからね。眠くなるし、頭も「ボーッ」とする。使うカロリーも少なくなるのは、当然です。
ストレス解消できる運動 3つの特徴
ストレスの解消を、運動で行うと、問題は解決します。食べ物ではなく、体を使うのです。


そこで、必ず続く運動の特徴を3つご紹介しましょう。
- 楽しい
- 成長を感じる
- 健康
私もこれを続けているので、176㎝、65kgの体型を27年間、維持できています(現在42歳)。


1:楽しい
まずは、楽しいこと。成功するには、これが必ずあります。私は、ボクシングも、スロージョギングも、筋トレも、全て楽しい。特にボクシングは「ジムに行かずに」続けている。誰も通らない清掃工場の前で「シャドーボクシング」という練習をしています。はっきり言って、恥ずかしい。でも、楽しいので続けています。
失敗する人たちが、考えていること
失敗する人の考えはこちら。
- あそこまで走らないと、ダメ
- 苦しいけど、ダイエットのために我慢
- 今日眠いけど、やらないと
- 辛くて、苦しいんだけど、脂肪を燃やすため


確かにそうですね。そこに楽しさもあれば、続けるべきです。
苦しい、辛いことが「ダイエットにいい」とは限りません。そこに楽しさがあって、始めて正しいものとなる。これらは同時に感じること。部活の練習は、辛く苦しいですが、仲間となら楽しさも感じていたはず。ここを目指すのです。
2:成長を感じる
成長を感じる点もいいですね。例えば、筋トレ。これは「数字」「負荷」で、簡単にわかります。
成長は、心を安定させる
実は「心の安定」も作ります。なぜなら、昨日より前進しているのが、わかるから。スポーツも勉強も仕事も、これで「やる気」「モチベーション」が出てきます。それが、明日を「待ち遠しい存在」にするのです。
例えば、経営者の多くが、筋トレしています。なぜなら、経営と言うのは、今の決断・判断が「正しい」のか「間違い」なのか、今すぐ分からない。だから、安心が欲しいのです。

これを、あなたも手にすべきです。
3:健康
健康も素晴らしい力です。運動には、病気を予防したり、打ち勝ったりする効果が、証明されています。
トレーニングの進行にともなって安静時心拍数は有意に減少し,心臓自律神経活動は有意に亢進した。POMS の得点も全ての項目で改善し,特に抑うつ一落ち込み得点で有意な改善が見られた。運動の急性効果としては,トレーニング期間後期において運動後脳波にしめるa 波(リラックスしたときに出る脳波)の割合が有意に上昇した。
適度の運動負荷は生体に刺激を与え, 組織の機能を一時的に低下させるものの, 運動後の機能はかえって高い水準にあがる.)は生体に障害を引き起こす過酸化脂質の変動に関しての検討で適切な種類と強さの運動訓練を重ねることにより, 健康を維持できるだけでなく,疾病の予防効果も期待できるとしている
適度な有酸素運動は免疫力(めんえきりょく)と抗酸化能力(こうさんかのうりょく)を高める作用があり、運動終了後一定期間持続する。
充実した毎日に必要なもの
これは、充実した毎日に必要なもの。調子が悪くフラフラする状態では、人生を楽しめませんからね。
実は、私がボクシングを始めたのも、これです。大学3年生のとき、1週間に3回も風邪を引くほど、体が弱くなった私は、ベッドの上で「普通の仕事は無理かもしれない」と、悩んでいました。そこで、ボクシングを始めたところ、どんどん丈夫になり、今では、風邪で病院に行った日を思い出せないほどになりました。
1分で出来る運動


そこで、1分でできる運動をご紹介しましょう。次の〇つです。
- ロングブレス
- ドローイン
- 腕立て伏せ
- 腹筋
- ブリッジ
- スクワット
早速、イラストを使って、見ていきます。
その1:ロングブレス
ロングブレスとは、腹横筋(ふくおうきん)と呼ばれる、コルセット(腰痛の人がつける医療用の装具)の形をした筋肉を鍛える呼吸法です。やり方はこちら。

- 鼻から、3秒で
- 腕はまっすぐ上に伸ばす
- 腰は少し後ろに
- 足は前後にする

- 口から、7秒で
- 必ず「7秒間、吐き切る」
- 腕を全力で閉じる
1回あたり10秒。1分で6回できますよ。
その2:ドローイン
ドローインも、腹横筋を鍛える呼吸法です。やり方はこちら。

- 鼻から、3秒で
- お腹を凹ませる

- 口から、7秒で
- お腹をさらに凹ませる
こちらも、同じ1分間で6回出来ます。
その3:腕立て伏せ
腕立て伏せもいい運動ですね。1回あたり6秒なので、10回出来ますよ。やり方はこちら

- 手の位置は胸の下で、肩幅くらいに広げる
- 体は一直線に
- このまま1秒キープする

- 息を吸いながら、脇を締めて体を落とす
- 2秒かけて行う

- 胸と床の間は、拳1つ分
- ここで1秒キープ

- 息を吐きながら、脇を締めて体を上げる
- 2秒かけて「A」に戻す
これが正しいやり方です。
その4:腹筋
腹筋もいいですね。こちらも10回出来ます。

- 足はまっすぐにして、浮かせる
- 両腕を床で押し付け、体を安定させる
- このまま1秒キープ

- 息を吐きながら、お腹を縮めて、足を上げる
- 足の筋肉は使わない
- 2秒かけて、行う

- 天井に向けて、まっすぐ足を向けて1秒キープ

- 息を吸いながら、お腹を伸ばして、足を下げる
- 2秒かけて「A」に戻す
- 引き続き、両腕を床に押さえつけて、体を安定させる
その5:ブリッジ
こちらも10回出来ますよ。(ステップ2)

- 足を伸ばして、腕を後ろについて座る
- このまま1秒キープ

- 息を吐きながら、2秒かけて、腰を上げる
- 手と足のかかとで、体を支える

- 体を一直線にして、1秒キープ

- 息を吸いながら、2秒かけて、腰を下ろす
その6:スクワット
最後にスクワット。こちらも、10回が可能です。

- 腕を胸の前で組む
- 両足にしっかりと体重をかける
- このまま1秒キープ

- 息を吸いながら、お尻を下げて、腰を落とす
- 2秒かけて、行う

- ふくらはぎ、太ももの裏をつくくらいで、1秒キープ

- 息を吐きながら、体を上げる
- 2秒かけて「A」に戻す
寝る前に行うと、睡眠の質が上がる
実は寝る前の「1分間の運動」は、寝つきが良くなります。論文での証明も、あります。
1分間の腕立て群(U群)
体幹、股関節および膝関節伸展位にて両腕を肩幅に広げ、肘関節最大伸展位で両手掌を床面に接地させる、いわゆる腕立て姿勢にて1 分間保持するものとした。
寝付きの改善を図るのには、就床直前の腕立て運動という簡便な運動の実施であっても効果的であり、リラックス効果とともに、深部体温の急激な低下によって改善される可能性がある。
だから、あなたにお伝えしたのです。
栄養バランスの取れた食事をとる
さらに、栄養バランスの取れた食事をしましょう。これで「本当に」体が満足します。なぜなら、髪も、骨も、爪も、肌も、筋肉も、全て、作り変えて生きているため、色々な材料である栄養が必要だから。ストレスでお菓子やジュースを取っても「満足しない」のです。
バランスの簡単な4つの取り方

と悩んでいるあなたに、バランスの取り方をご紹介しましょう。
- 今、食べた物と、別の「食材」「調理方法」を次に選ぶ
- 野菜から先に食べる
- 飲み物から砂糖を抜く
- ご飯のお代わりよりも、おかずを食べる
これで、口にするものが変わります。
その1:今、食べた物と、別の「食材」「調理方法」を次に選ぶ
まず、今食べた物と、別の「食材」「調理方法」を選びましょう。このように。
朝に「目玉焼き」
- 「卵」「焼き物」
昼は「鶏のから揚げ」
- 「鶏肉」「揚げ物」
夜は「野菜炒め」
- 「野菜」「豚肉」「炒め物」
朝は「納豆」
- 「豆類」「発酵食品」
これだけで、色々なものが食べられます。
その2:野菜から先に食べる
続いて、野菜から先に食べること。「食物繊維(しょくもつせんい)」という、不足しがちな栄養が多いですからね。この意識だけで「野菜を食卓に出す」クセがつきます。
さらに、この食べ方は「インスリン」というホルモンを出しにくくします。
〇:インスリンの働き
インスリンはカテコールアミンによる脂肪分解を抑制し、脂肪分解抑制作用をもつホルモンとして重要である。
そして「カテコールアミン」という「脂肪を分解する」ホルモンの邪魔をするのです。
インスリンはカテコールアミンによる脂肪分解を抑制し、脂肪分解抑制作用をもつホルモンとして重要である。
〇:カテコールアミンの働き
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
つまり、太りにくい食べ方。簡単ですよね。
その3:飲み物から砂糖を抜く
飲み物から、砂糖を抜きましょう。これで薄い味付けを好む口に戻ります。具体的には、次の4つにするのです。
- 水(炭酸水は〇)
- お茶
- ブラックコーヒー
- ストレートティー
自然と選ぶ料理も広がりますよ。
その4:ご飯のお代わりよりも、おかずを食べる
ご飯のお代わりよりも、おかずを食べましょう。米に含まれる糖質は、お菓子、果物、さらに根菜(こんさい)と呼ばれるかぼちゃ、じゃがいも、ニンジンに多く含まれ、自然と取り過ぎている。だから、別の栄養を取るのです。
ダイエットでストレスを解消すると成功する
つまり「ダイエットで、ストレスを解消する」と成功します。あなたが「食べるのを止められない」ように「ダイエットが自然と続く」から。私もこれを行っているのです。
まとめ
多くの人は、この2つを「知っている」のに「やらない」。
- 「食べること」でストレスを解消すると、どんどん「太る」
- 「運動」でストレスを解消すると、どんどん「鍛えられる」
明らかに、下のほうがいいですよね。ただ、多くの人は上を選んでしまう。だから、デブになるのです。やり方は簡単。あとは行動に移すこと。1分間があなたの人生を変えてくれます。さあ、早速始めましょう。