「合気道と、空手って、どんな違いがあるのかな?」と思っているあなた。まずは、この比較をしてみましょう。
そして、どちらが強いか、考えるポイントはたった1つです。
「早い攻撃の受けが、合気道で出来るか」
- 出来るなら、合気道
- 出来ないなら、空手
また「どっちを始めようかな」と悩んでるなら「面白そうなほう」でいいです。


「子供なら空手、大人なら合気道」
さらに、お金についても、考えてみましょう。
- 共通で必要なもの
- それぞれでかかるもの
を分けて、考えます。
これで、あなたの頭は整理される。さっそく、見ていきましょう。
合気道は「相手の」空手は「自分の」力を使う
合気道と空手の大きな違いは、使う力が「相手」か「自分」かです。
合気道に自分の力はいらない

合気道に自分の力はいりません。
私は公共の体育館で、合気道の集まりを毎週見ますが、先生(師範:しはん)は、80歳以上の印象で、細い体の「おじいちゃん」です。

ただ、彼の技で、生徒は倒れる。つまり、力など必要ないのです。
人の「体の作り」を利用する
合気道は「体の作り」を利用します。例えば、相手の手をつかみ、手首を「曲がらない方向」に曲げる。そうすると、相手が自ら倒れます。
〇:つかむ場所

〇:手首を曲げる方向

〇:自然と相手が倒れる


この手首をつかむときに、相手の攻撃を利用します。私も実際に目の前で見ていますので、少しは分かっているつもりですよ。
空手には主に2種類がある
空手には色々な種類がありますが、大きく2つに分かれます。
- 試合(組手:くみて)で、攻撃を当てない(寸止め:すんどめ)
- 形(かた:演武)と組手の練習が、半分ずつが多い
- 組手で、攻撃を当てる
- 形は、あまりやらない
このどちらかに、ほとんど当てはまります。
拳での顔面攻撃はなし

空手の大きな特徴が「拳での顔面攻撃がない」ことです。寸止めでも、フルコンタクトでも、蹴りのみ可能です。

ボクシング経験がある私は、蹴りのほうが怖いんですけどね。
戦いで考えるべき「たった1つのポイント」

と思うなら、考えるべきポイントが1つあります。それが「合気道が攻撃を受けられるか?」ということ。
速い攻撃の受けが、合気道で出来るのか
合気道は「相手の力」を利用します。つまり「攻撃を受ける、触れる」ことで、合気道の「反撃」ができる。これが、大きなポイントです。つまり、こういうこと。
- 空手の攻撃が「受け止められた」
→「合気道の反撃」となる
- 空手の攻撃が「受け止められない」
→「空手の攻撃」となる

私の考え
そして、私は空手が勝つと思います。理由は次の2つ
- 強い空手の蹴りを、受け止められない
- 合気道は「攻撃を見るトレーニング」もしていない
つまり「空手の実力者なら勝つ」という結論です。
強い空手の蹴りを、受け止められない

強い空手の蹴りを、反撃につなげることができるか、私は疑問に感じます。合気道の達人なら、出来るかもしれませんが、それ以外の人は、難しいと思っています。
攻撃を「見るトレーニング」もしていない

合気道が、早い攻撃に対して「見るトレーニング」をしていないことも、不安な点ですね。練習していないと、これは絶対に出来ません。
目は「奥から手前に」動かない
攻撃を見るトレーニングは必要です。なぜなら、目が動かないから。攻撃は「奥から手前」に迫ってきます。ただ、目はこのように動きません。

その代わり、横や上下には動きます。
〇:横の動き

〇:上下の動き

だから、走っている車は目で追えるのに、パンチは当たってしまうのです。
始める基準は「面白そうなほう」
ここまでお話しましたが、始める基準は「面白そう」でいいです。なぜなら、絶対に続くから。
まずは、道場や教室を見てみる

まずは道場や教室を見てみましょう。雰囲気、練習風景を見れば、あなたの興味が本当か、わかります。

情報収集なら、動画もOK

情報を集めるなら、YouTubeなどの動画もいいですね。
例えば、先ほどお話しした伝統空手にも、大きく分けて、4種類あります。
- 剛柔流(ごうじゅうりゅう)
- 松濤館流(しょうとうかんりゅう)
- 和道流(わどうりゅう)
- 糸東流(しとうりゅう)
この違いを、動画で見るのも素晴らしいです。さらに、喧嘩(けんか)十段と呼ばれている芦原(あしわら)空手と言うのもある。

「子供なら空手。大人なら合気道」が1つの基準



理由は、同じ年齢の人たちがいるから。仲間がいれば、続けやすいですよね。

大人で始めるなら「フルコンタクト」の空手

「大人だけど、空手を始めたい」と思うなら「フルコンタクト」にしましょう。青年部のように、大人だけの教室がありますから。始めやすいです。
お金は道場によって、色々違う
お金は道場によって、色々違います。入会金や月謝など、払うものは様々ですからね。
ただ「共通のもの」「それぞれで払うもの」と分けて考えましょう。
- 入会金・月謝
- 道着
- 審査料
- 帯
- 試合・大会の料金
- 組手の防具
- はかま
- 槍術(そうじゅつ:やりを使ったもの)の道具の料金
それでは、確認です。
1:共通して必要なもの
共通してかかるものを、確認しましょう。
①:入会金・月謝

入会金、月謝はもちろんかかりますよね。

②:道着

道着も、同じく必要です。空手では「形」と「組手」で使い分けます。

③:審査料

審査料もかかります。これは「級」や「段」が上がるテストの料金です。

④:帯

審査であがれば、帯の色も変わります。これもお金がかかる

⑤:試合・大会の料金

試合・大会の料金も必要ですね。空手の場合は、形と組手、両方出るなら、費用も多く必要になります。
2:空手でかかるもの
続いて、空手だけを、確認します。
①:組手の防具

組手の防具が必要になります。ヘッドギア、拳のサポーター、プロテクターなど。

3:合気道でかかるもの
合気道だけ必要なものも、あります。
①:はかま

合気道は、はかまを使います。これは下半身の動きを、相手に見せないため。

②:槍術(そうじゅつ:やりを使ったもの)の道具の料金

合気道では、槍術と言う「やりを使ったもの」と併せて行うこともあります。この「棒状の木」も買う必要も出てくるかもしれませんね。

まとめ
空手と合気道の違い、強さも含めて、比較できましたね。そこまで興味があるなら、ぜひやってみましょう。格闘技は、実際に体で感じて、わかることが本当に多い。
私もボクシングをしていた10年間は、かけがえのないものです。あとは、あなたの心次第ですね。