「女子の初心者におススメな格闘技は、何かな?」と思っているあなた。

- ジムがたくさんある
- 練習相手に困らない
- 一般の男性の力にも負けない
これで、まず納得します。
また、初心者が知るべき練習方法を、15個、お話ししますね。
1:縄跳びの飛び方
2:構え方
3:力の抜き方
4:攻撃のポイント
5:ジャブ
6:右ストレート
7:左フック
8:パンチを切ること
9:相手の見るところ
10:パーリングの仕方
11:フックの防御の仕方
12:反復練習
13:「相手のサイン」を見抜くこと
14:左ボディの打ち方
15:蹴るときの「足の回転」
さらに、顔と体を傷つけない方法も、ご紹介しましょう。不安も無くなるはずです。そして、体が引き締まる理由。あなたの体型が、変わると確信しますよ。
さあ、あとは、あなた次第。私もボクシング歴10年、体験者として、格闘技の素晴らしさをお話しします。
キックボクシングをおススメする3つの理由
女性におススメは、キックボクシングです。その理由は、次の3つあります。
- ジムがたくさんある
- 練習相手に困らない
- 一般の男性の力にも負けない
それでは、1つずつ確認です。
1:ジムがたくさんある
ジムがたくさんあると「通いやすい」し「色々な選択ができる」ので、本当におススメです。
通いやすい

まずは、通いやすいこと。ジムは、公共交通機関の使える場所にあります。さらに、開いている時間帯なら、いつでも行ける。仕事や子育てがあっても、大丈夫ですね。
色々な選択ができる

さらに、たくさんあるので、色々な選択ができます。「綺麗・近い・女性が多い・オシャレ」あなたが通いたい場所が見つかります。
2:練習相手に困らない
キックボクシングは、練習相手に困りません。なぜなら、男性でも対戦できるから。
総合格闘技は、男性相手だと難しい

人気が上がっている「総合格闘技」でも、男性相手だと難しいです。なぜなら、寝技や関節技があるから。

ただ、キックボクシングは男性相手でも問題ありません。もちろん、スパーリング(試合形式の練習)もできます。

3:一般の男性の力にも負けない
最後に「男性の力にも負けない点」です。なぜなら、蹴りは、パンチの3~5倍の威力があるから。
蹴りは、パンチの3~5倍ある

蹴りは、パンチの3~5倍、威力があります。


距離も取れる

さらに、蹴りは距離も取れるので、相手を遠ざけます。つかまれたり、抱き疲れたりするのは「相手との距離」が近いから。これを遠くできるのが「キック」です。
15の基本テクニックで「初心者」を、最短距離で抜け出す
では、練習の基本を、絵で解説します。具体的には、次の15個です。
1:縄跳びの飛び方
2:構え方
3:力の抜き方
4:攻撃のポイント
5:ジャブ
6:右ストレート
7:左フック
8:パンチを切ること
9:相手の見るところ
10:パーリングの仕方
11:フックの防御の仕方
12:反復練習
13:「相手のサイン」を見抜くこと
14:左ボディの打ち方
15:蹴るときの「足の回転」
これで、あなたは「初心者」から抜け出せます。
1:縄跳びの飛び方
縄跳びを「難しそう」と思う人、多いですよね。そこで、次の4つのステップをご紹介します。
- 片足で2回、飛ぶ
- 足踏みのように「左」「右」と飛ぶ
- 1.5倍の速さ(の感覚)で飛ぶ
- 2倍の速さ(の感覚)で飛ぶ
①:片足で2回、飛ぶ
最初は「片足で2回ずつ」。これだと長い時間続けられ、飛びやすいです。



テレビでよく見る「つま先で」「低く」飛ぶことができます。飛ぶ場所は「親指の下あたり」。ここを「母趾球(ぼしきゅう)」と言います。
〇:上から見ると

〇:横から見ると


キックボクシングのフットワークに必要な「基本」になります。
②:足踏みのように「左」「右」と飛ぶ
次は、足踏みのように「左→右→左→…」で、飛びます。もう感覚は分かっているはず。

これで、フットワークは完璧ですね。
③:1.5倍、早く飛ぶ
次は「1.5倍の速さ」で飛ぶこと。スピードは「あなたの感覚」で問題ありません。飛び方のポイントは、次の通りです。
- 手首を使って、早く回す
- 縄を床に当てない
手首や腕に、縄の負荷(ふか)を受けるので、上半身も鍛えられます。
- ひざは、自然に上げる
早く飛ぶことだけを考えます。
- 15秒飛んだら、普通の飛び方に戻る

④:2倍、早く飛ぶ
次は「2倍」です。もちろん、感覚で大丈夫、こちらもポイントがあります。
- 腕で、縄を早く回す
このスピードなら、腕の力が必要です。
- 縄を床に当てない
- ひざは高く上げる
ひざを上げることで、より負荷をかけられます。
- 上半身を少し倒す
飛びやすくなります。

イメージとしては、この絵の感じですね。

⑤:1ラウンドの使い方
例えば、1ラウンド(3分)をこのように使いましょう。
- 30秒、①か②で「普通に」飛ぶ
- 15秒、③か④で「ダッシュ」
これを4回繰り返す
- (30+15)×4=180秒=1ラウンド(3分)

2:構え方
では、構え方。「下半身」と「上半身」に分けると、理解しやすいです。
〇:下半身
下半身のポイントは4つです。「上から見た絵」も見て、実際にイメージしてください。
- 後ろ足(絵では右足)
進行方向に対して「直角」。かかとは少し上げる。
- へその向き
進行方向と「45度」。
- 前に出ている足(絵では左足)
少し斜めに。かかとは自然に上げる。
- 体重
後ろ足の母指球にかける。

〇:上半身
上半身のポイントは最初、亀のように丸まること。
【前から見た形】

【横から見た形】


右腕は、ひじを腰のあたり。左腕は、自然に前に出すと、キレイな構えができます。
【前から見た形】

【横から見た形】




【前から見た形】

【横から見た形】


3:力の抜き方
力を抜くことは、キックボクシングにおいて大事です。なぜなら、攻撃をすぐに出せるから。コツは簡単。肩に力を入れてから自然と落とすこと。たったこれだけです。
【最初に力を入れて】

【次に、力を抜く】


4:攻撃のポイント
攻撃のポイントは「当たる瞬間に力を入れること」。



5:ジャブ
ジャブも、下半身と上半身に分けて、考えてみましょう。
①:下半身の動かし方
絵で見て、確認します。
【上から見ると】

【横から見ると】

ポイントはこちら。
- 後ろ足で、蹴るように前に出る
- サッカーのスライディングのように、前足を出す
- 左腰の「ゴツっとした骨」を前に出す
- 1cm、腰を落とす
- 後ろ足のかかとは浮かせたまま
- 前足のかかとは、床についてもOK
②:上半身の使い方

それが「拳、肩、頭を一直線上」にすることです。


実は「ジークンドー(ブルースリーが作った格闘技)」でも教えている「ストレートリード」という論理と同じです。

例えば、少しずれると、手で押すだけで、簡単に押し返されます。



③:出入り(ではいり)とは「距離を詰めたり、離れたりすること」

下半身を使って、行います。

まず、ジャブを出してからジャンプすると、最初の位置に戻ります。これで、打った後、自然に「少し離れます」。




6:右ストレート
右ストレートは「腰を下に落とす」と体が回ります。

そして、股間を出しましょう。これで、より安定します。

野球のピッチャーをイメージすると、わかりやすいですね。
7:左フック
左フックは3つの打ち方があります。
- 頭を後ろに落とすことを利用する
- 体重を乗せて、手の甲を自分側に向ける
- 軸をずらし、全体重をのせる

その1:頭を後ろに落とすことを利用する
頭は5~6キロあります。その重さを使って、フックの強さにするのです。イメージは、絵のような感じ。



「頭の重さを後ろに落とす」ことで「左腕を移動」させるのです。体重移動を「拳に乗せる」イメージになりますね。
その2:左足に乗せた体重を使って、打つ
続いて、左足に体重を乗せたときです。

【上から見たら】

【横から見たら】


その乗った体重で、体を回転させます。
【上から見たら】

【横から見たら】


そして「左手の甲を、実際に目で見ること」が大事。これで腕が固定されます。先ほどの「ストレートリード」と同じ理由で、強いパンチが打てます。
【手の甲を自分に向けると】
力を入れなくても、自然と「ひじが動かない」強い腕になる

【手の平を自分に向けると】
力を入れても、ひじが動いてしまう




その3:軸をずらして、全体重をのせる
軸をずらすと、全体重が乗り、強力なフックが打てます。

この打ち方も、先ほどお話しした「ジークンドー」で使われています。



8:パンチを切ること
キックボクサーのパンチは「切る」打ち方です。これは「ぶつかる向こう側を打ち抜き」「すぐに手を引っ込める」。イメージとしては、このような感じ。

こうすると、サンドバックが縦に揺れます。

サンドバッグを人に置き換えると、怖いことが分かります。それが「顔に当たれば、脳みそが」「お腹なら、内臓が」揺れること。つまり、ひざから落ちる「危ない倒れ方」をします。

しかし、素人のパンチは「押す」だけ。サンドバックは横に揺れて、人は横に倒れるしかありません。ケガも血が出る程度です。


だから、格闘家の攻撃は、素人とは全く違うのです。
9:相手の見るところ
相手の見るところは、お腹のあたりです。パンチ・キック、両方ありますからね。

これで、体全体を見るのです。これを「関節視野(かんせつしや)」と言います。

10:パーリングの仕方
パーリングとは「相手の攻撃を、手で撃ち落とす」ディフェンスになります。これも簡単。先ほど出てきた「ジャブ」「ストレート」の理論を使うのです。なぜなら「強い攻撃にも耐えられる防御を作れる」から。
①:ジャブへの対応
ジャブを打ってきたときは、これを意識しましょう。
- 腰の「ゴツ」っとした骨を、前に向ける
- 後ろ足の母指球に、体重を乗せる
- 「両肩、頭、手」を一直線に
- 腰を「1cm」落とす
- 後ろ足のかかとは浮かせて、反撃の準備をする
【上から見た形】

【横から見た形】

②:右ストレートへの対応
右ストレートのコツは、こちらです。
- 後ろ足を少し引き、つま先を前に向ける
- 体は正面を向く
- 腰を「1cm」落とす
- 後足のかかとは、浮かせて、反撃の準備をする
下半身が安定し、受けれますよ。
【上から見た形】

【前から見た形】


攻撃をもらわないことも、大事です。
11:フックの防御の仕方



先ほどと違い「相手の左フック」を「右手」で対応します。


もう、やり方が分かれば、次は練習です。
12:反復練習
ディフェンスの練習を「反復練習」と言います。これは「1分半、同じパンチを打ってもらい、繰り返し練習すること」。








「奥から手前」に、目は動かない
「奥から手前」に目は動きませんよね。だから、この動きを見るトレーニングをしないと、当たってしまう。





13:「相手のサイン」を見抜くこと
攻撃を多く見ると「相手のサイン」に気づきます。この「相手のサイン」とは「攻撃を出すときのクセ」。特に多いのが、次の2つです。
- 肩やひじが動く
- 目がパンチを出すと言う
これが、分かるようになっていきます。
①:肩やひじが動く
まず、多いのがパンチの前に、肩やひじが動くこと。このサインを練習中に「見抜く」ことが、大事になります。

②:目が「パンチを出す」と言う
私がアマチュアチャンピオンに言われたのが、これ。目が「出すぞ!」と言うことです。これも、相手にわからせてしまいます。
これで、あなたは確実に、上手く、強くなりますね。
14:左ボディの打ち方
そして、左ボディの打ち方。





打ち方のコツは、これです。
- 脇はしめる
- 相手のボディに「刺す」イメージで
- 両足のかかとは浮かせる

下の2つの絵をイメージすると、簡単に分かりますよ。



15:蹴るときの「足の回転」
最後にキックを打つときの「足の回転」。これは「軸足(ついている足)を回して」蹴りの威力を強くします。








これで、ある程度のテクニックが身に付きます。
顔と体を傷つけない3つの方法
女性なら、特に顔に傷をつけたくないですよね。そこで、体も含めて、予防する方法を、次の3つご紹介します。
- 無理をしない
- ディフェンス練習をしっかりする
- 寸止めで終わる
これで、あなたの美貌も守れます。
1:無理をしない

まずは無理しないこと。これで顔へのケガも防げます。一か八かで行くと、当然、攻撃を受ける可能性も大きくなる。まずは、基本をしっかりと確認しましょう。
2:ディフェンス練習をしっかりする

次にディフェンス練習をしっかりすること。顔と体を守る技術を磨くのです。攻撃を受けないことで、綺麗に保てます。
3:寸止めで終わる

最後に、寸止めで終わること。つまり、ギリギリ当てない。だから、傷つきません。
試合形式の練習は強くなる

寸止めでも、試合形式の練習は強くなります。これは「確実に」です。なぜなら、相手と向き合うことでしか、手に入らないものがたくさんあるから。

確かにその通り。だから、試合経験が豊富だと、強いのです。
体が引き締まる
キックボクシングは体が引き締まります。なぜなら、全身運動だから。
手も足も使えば、全身を動かす

キックボクシングは、手も足も動かします。だから、全身が鍛えられる。さらに、パンチもキックも「押し出す動作」なので、体の裏側が鍛えられます。だから、細く引き締まるのです。

初心者で必要な2つのもの
初心者で必要なものは次の2つです。
- 「まずは出来る運動から」という心
- 実は動きやすい服だけでOK
これで「意外と簡単にできるかも」と思いますよ。
「まずは出来る運動から」という心
「まずは出来る運動から」で、大丈夫です。いきなり「スパーリング」なんて、できませんからね。
「縄跳び」「シャドーボクシング」だけでも問題ない

最初は「縄跳びだけ」「シャドーボクシングだけ」で問題ありません。「サンドバッグを殴るだけ」でも、いいですね。徐々に慣れていきましょう。
実は動きやすい服だけでOK
実は動きやすい服だけでOKです。靴すらいりません。キックボクシングは裸足でやりますからね。
グローブは揃えたほうがいい

ただ、出来ればグローブは買いましょう。共用のだと、本当に汗臭さがひどくて、イヤになります。

まとめ
女性は、格闘技をやるメリットが大きいです。特に身の危険もありますからね。「備えあれば患い(うれい)なし」と言いますが、まさにそう。あなた自身が、その力を付ければ、何かあったときに対処できる。そして、やるなら早いほうがいいです。さあ、早速始めましょう。