「空手とキックボクシング、どう違うのかな?」と思っているあなたへ。
具体的には、次の6つです。
- 拳で顔面への攻撃が可能かどうか
- 当てるか、当てないか
- 試合時間
- 着るもの
- 練習・試合する場所
- 試合の種類
そして、強いのは「キックボクシング」です。なぜなら、反則が少ないから。
ただ「護身術として」なら、どちらでもOK。これで、疑問は全て解決ですね。さあ、早速見ていきましょう。
空手とキックボクシング 6つの違う点
空手とキックボクシングの違いは次の6つです。
- 拳で顔面への攻撃が可能かどうか
- 当てるか、当てないか
- 試合時間
- 着るもの
- 練習・試合する場所
- 試合の種類
では、1つずつ見ていきましょう。
1:拳で顔面への攻撃が可能かどうか

最も大きな違いは「拳で顔面への攻撃が可能か」です。
- キックボクシングは「あり」
- 空手は「なし」
これは大きな違いです。
構(かまえ)の違いから、よく分かる
構の違いから、よく分かります。こちら。
〇:前から見ると
【キックボクシング】

【空手】

〇:横から見ると
【キックボクシング】

【空手】


2:当てるか、当てないか

続いて、当てるか、当てないか。伝統空手(でんとうからて)と呼ばれるものは、試合(組手:くみて)で、寸止め(すんどめ)と呼ばれる「ぎりぎり当てないこと」をします。


極真空手など、グローブなしで当てるのもある

その一方で、極真空手に代表されるような、グローブなしで当てる(フルコンタクト)空手もあります。

ということは、グローブ「あり」と「なし」の違いも出てきますね。
ただ、痛みの違いは、わかりません。実際にグローブなしで、受けたことはないので…。
3:試合時間
試合時間も大きな違いです。
キックボクシングは「3分×3ラウンド」空手は「90秒」

キックボクシングは3分×3ラウンド、空手は1試合90秒になります。


時間の長さで、大きな違いが生まれる

ボクシング歴10年の私の考えでは「試合時間の長さ」は、格闘技自体に大きな違いを生みます。例えば、相撲とボクシングを比べてみましょう。試合時間の平均は、このようになります。
- 相撲 「1秒~1分」
- ボクシング 「12分~36分」
これは、陸上競技に例えると、こうです。
- 相撲=【100m走】
- ボクシング=【マラソン】

「相撲最強説」が、これで説明できます。
つまり「100mだけの速さ」を見て「世界で1番早い!」と考えているから。
ただ、お相撲さんが1分超えると、動けなくなりますよね。あの強さを長くは続けられない。だから「時間こそ大きな違い」と言えるのです。
4:着るもの

単純に、着るものも違います。
- 空手…道着
- キックボクシング…リングパンツとシューズ
違いは「上半身を服で隠しているかどうか」になります。
5:練習・試合する場所

練習・試合場所も違います。
- 空手…畳の上、マットの上
- キックボクシング…リングの上
どちらも、ほんの少しですがクッション性があります。
6:試合の種類
試合の種類ですが、空手には2種類あります。
空手には形もある

あなたも知っているでしょうが「形」と言う演武(えんぶ)もあります。私の息子もやっていますね。

強いのは、キックボクシング
空手家を敵に回す言葉ですが、強いのはキックボクシングになります。

おいおい! 待てい!

反則が少ないほうが、強い

比べる基準の1つに「反則技の少なさ」があります。例えば、このように。
総合格闘技>キックボクシング>ボクシング
総合格闘技は「寝技」も「関節技」もある。キックボクシングは「蹴り」がある。だから、この並びです。
そして、空手とキックボクシングには「拳での顔面攻撃」に圧倒的な違いがあります。だから、強いのです。
護身術(ごしんじゅつ:身を守る技)なら、どちらでもOK

ただ、あなたが「護身術」と考えているなら、どちらでもいいです。

ちなみに、私はボクサーです。

ちなみに、私はキックボクシングよりも、明らかに弱いボクシングをやっています。
ただ、それでも普通の人たちよりも圧倒的に強いです。
格闘家は、攻撃が「当たらない」から強い
格闘家の強さは攻撃よりも、防御です。つまり、相手の攻撃が当たらないこと。なぜなら、目を鍛えているから。
目は縦、横には動きます。



しかし、奥⇔手前には動きません。


この動きを見極めるには、トレーニングが必要で、格闘家は必ずやる。だから、強いのです。
まとめ
空手とキックボクシングの違いがわかりましたね。あとは、格闘家の全体像も、ほんの少し理解しました。
もし、出来るなら、実際に自分の体で感じてほしいです。ボクシングをすると、本当にスカッとするし、楽しいです。その快感が、空手でも、キックボクシングでも、手に入る。あとはあなた次第ですよ。
もう、見たままですね。