「ダイエットしているんだけど、筋トレしたくないんだよな」と思っているあなた。

- 1:痩せやすい体を作る
- 2:カッコいい体を作る
- 3:綺麗な姿勢を作る
- 4:脂肪を分解するホルモンを出す
- 5:雨の日でもできる
- 6:短時間でもできる
さらに、筋肉とトレーニングでの誤解も解きます。これで、すぐ腕立て伏せを始めますよ。
筋トレしたくなる6つの理由
筋トレしたくなる理由は、次の通りです。
- 1:痩せやすい体を作る
- 2:カッコいい体を作る
- 3:綺麗な姿勢を作る
- 4:脂肪を分解するホルモンを出す
- 5:雨の日でもできる
- 6:短時間でもできる
では、1つずつ確認です。
1:痩せやすい体を作る
まず。瘦せやすい体を作ります。なぜなら、筋肉はカロリーを多く使うものだから。車でいうエンジンと同じ。筋肉が大きいと、同じ動作でも、使うカロリーが大きい。燃費の悪い体なので、痩せやすいのです。
筋肉が落ちるのは、驚くほど速い
筋肉が落ちるのは、驚くほど早いです。まずはこちらをご覧ください。
さらに、私がボクシングジム(10年ほどの経験があります)に通っていた時、トレーナー(教えてくれる人)から、このように言われました。

「プロレスラーの大きな体も、1か月何もしないと、普通に戻るんだよ」
これほど、簡単に落ちるのです。
2:カッコいい体を作る
筋肉はかっこいい体を作ります。こちらをご覧ください。

筋肉こそ、カッコいいを作ります。
3:綺麗な姿勢を作る
綺麗な姿勢にも、筋肉が必要ですね。例えば、背筋を伸ばすのには、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)や腹横筋(ふくおうきん)です。
【脊柱起立筋】

【腹横筋】

背筋が丸まっていると、これも老人の印象になる。

さらに、お腹も出ているような外見となる。


こういった力もあるんですね。
4:脂肪を分解するホルモンを出す
筋トレで「全力を出す」と、カテコールアミンという、脂肪を分解するホルモンが出ます。
【 カテコールアミンの働き 】
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
【 全力を出すと、カテコールアミンが出る 】
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さの)約2倍もの濃度差が認められた
「これ以上無理」となるまで追い込むことを、オールアウトと言います。これで、筋肉の成長にもいい。まさに「いいことづくめ」です。
5:雨の日でもできる
そして、雨の日でもできる点。ジョギングやウォーキングとは違いますよね。これで、計画的なトレーニングが可能です。
ジムに行く必要がないことも
ジムに行く必要もありません。私がそう。「自重(じじゅう)トレーニング」という「自分の体重を使う筋トレ」なら、マシーンが不要で、家で出来ます。

腕立て伏せ、腹筋、スクワットで、十分です。
6:短時間でもできる
最後に短時間でできること。ジョギングやウォーキングなら、1時間ほど必要ですが、腕立て伏せなら、たった3分でOK。

え? うそ!

本当ですよ。1回あたり6秒だとしましょう。このように。





30回やれば、ちょうど180秒=3分です。しかも、かなりつらいですよ。
「筋肉をつける=太る」は正しい
「筋肉をつける=太る」は、正しいです。

ほら。やっぱり!

そう思いますよね。具体的には、こうです。
- 筋肉、脂肪など、体に何かが「つく」こと
- 食べたカロリー>使ったカロリー
- 筋肉、脂肪など、体から何かが「とれる」こと
- 食べたカロリー<使ったカロリー
つまり、太ると考えるあなたは「ある意味」正しいです
体重は、意味のない数字
ただ、体重は意味のない数字です。例えば、サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドと、芸人の兵頭大樹さんは、同じ84㎏です。
さらに、誰も知りません。体重が書かれた紙を背中に貼ってはいないし、SNSでも発信していない。あなたも、隣の人の体重は知らないでしょう。だから、意味がありません。
大事なのは体型
つまり、大事なのは体型です。なぜなら、これこそ「他人から見たあなた自身」だから。鏡に映る姿こそ、あなたの印象そのもの。細ければ、100㎏でも200㎏でも問題ありません。
引き締める筋トレの方法
そこで、細く引き締まる体型になる筋トレ方法をご紹介しましょう。ちなみに、私は176m、65㎏の体形を28年間維持している44歳です。



答えは簡単。
押す動作で、回数をたくさん行うこと。これだけです。先ほどお話したボクサーの体型がそうですね。
パンチは「拳を前に出す」。これは「押す」動作。さらに、1ラウンド「3分間」で300発のパンチが目安ですから、回数も多い。だから、細く引き締まるのです。

一方、ダンベルを持ち上げると、胸や力こぶが鍛えられ、ボディビルダーのように大きくなるのです。
簡単にできる筋トレ 3選
簡単にできる筋トレは、次の3つです。
- 1:ひざをついた腕立て伏せ
- 2:壁に足をつけた腹筋
- 3:いすを使ったスクワット
では、イラストで、動きを確認しましょう。
1:ひざをついた腕立て伏せ

- 手は肩幅で、胸の下あたり
- ひざをつける
(つく位置で、負荷が変わります。)
- このまま1秒キープ

- 息を吸いながら、体を落とす
- 肩を背中側に引き寄せて、わきをしめる
- 2秒かけて、行う

- ギリギリまで落として、1秒キープ

- 息を吐きながら、体を上げる
- 2秒かけて「A」に戻す
2:壁に足をつけた腹筋

- 壁に足をぴったりつける
- 手は頭の上

- お腹を見るように、する
- 背中はつけたままで、お腹を縮める意識で
3:いすを使ったスクワット

- イスに浅く座る
- 手は胸の前
- 足は前後にする
- しっかりと床に足をつける

- 息を吐きながら、体を上げる
- 2秒かけて行う

- しっかりと立って、1秒キープ

- 息を吸いながら、体を落とす
- 2秒かけて「A」に戻す
まとめ
筋トレしたくないと思ったあなたは、もういません。ここまで読んだのが、その証拠。いま、腕立て伏せしたいはず。もちろん、止めません。今すぐ、始めましょう。
もったいない! その理由を、6つご紹介しましょう。