「私、早食いなんだけど、痩せられるのかな?」と思うあなた。早食いでも、ダイエットできます。ダイエットの王道、食事制限なら、やせます。ここを、お話ししましょう。
ただ、早食いはダイエットしにくいです。


だから、その対策も4つお話します。
- 固いものを食べる
- 1口食べたら、はしを置く
- いつもより5回多くかむ
- ガムをかむ
さらに、よく噛むことの大事さも、改めて説明しましょう。
これで「理想の体型」と「早食いが治る方法」の両方が手に入ります。それでは、よく噛みしめて、読んでください。
早食いでも、痩せる2つの食事制限
早食いでも痩せられます。なぜなら、太った理由は食べ過ぎたから。つまり、食べた「量」が問題であり「食べ方」ではありません。
そして、痩せる食事制限は、次の2つです。
- カロリー制限
- 糖質制限
では、1つずつ見ていきましょう。
1:カロリー制限

カロリー制限とは、食べ物のエネルギーであるカロリーを抑えるダイエットになります。知っている人も多いでしょうね。このダイエットの成功には、たった1つの式が必要です。
使ったカロリー>食べたカロリー>基礎代謝(きそたいしゃ)

この式が成り立てば、ダイエットは成功します。

では、この式を左右、2つに分けて、考えましょう。
左:使ったカロリー>食べたカロリー

これが成り立てば、やせます。当然ですよね。使ったエネルギーが多ければ、脂肪が使われるのは当然です。
右:食べたカロリー>基礎代謝(きそたいしゃ)

食べたカロリーが基礎代謝よりも大きいと、ダイエットしやすいです。なぜなら、脂肪が使われやすいから。


いえいえ、違います。
基礎代謝とは、生きる上で必要な最低限のカロリーのこと。呼吸や心臓など、必ず使うエネルギーがあるのです。つまり、これ以下は、危険な状態。だから、体が「大事な脂肪は取っておこう」となります。
ただ、エネルギーが無いため、作り出す必要があります。そこで、筋肉を分解するのです。なぜなら、筋肉は、エネルギーをとても使うので、危険な状況では邪魔だから。これで、筋肉が落ち、太りやすい体になるのです。
だから、基礎代謝以上のカロリーが大事になります。
2:糖質制限

糖質制限も、ダイエットの1つですね。やせる理由は次の2つ。
- カロリー制限にもなる
- 栄養バランスがよくなる
- 論文の証明
こちらも、確認していきましょう。
その1:カロリー制限にもなる

糖質制限を行うと、自然とカロリーも制限できます。なぜなら、糖質を含む炭水化物は、食事の60%を占めているから。つまり、この制限は、食事の量自体も少なくします。だから、ダイエットに効果的です。
その2:栄養バランスがよくなる

糖質制限は、栄養バランスもよくします。それは、取りすぎている糖質を抑えて、不足している、たんぱく質などを取るから。
お菓子やジュースなどを抑えて、肉、魚、野菜、キノコ類を多く食べます。バランスがよくなるのは、当然ですよね。
その3:論文の証明

糖質制限がダイエットに効果的だと、論文で証明されています。
KD(ケトジェニックダイエット:糖質制限ダイエットと同じ意味)が生体に与える影響の分子基盤を,実験動物などを用いて生化学,分子生物学的に検討している報告は意外と少ない.また,KDにダイエット効果があることはケトン体生合成メカニズム 明白であるが,
体重減少の特徴は、Blackburn の体重減少の評価法の高度体重減少と中等度体重減少の境界線付近に集中している様子が観察された。また、13研究(論文A, C, D, E, F, G, H, I, J, L, N, O, P)、すなわち全体の68.4%において、検討期間である6カ月間に、一度以上の高度体重減少が見られた。一度も高体重減少が見られなかった研究は6研究と少数であった。その結果、検討対象の約70%の論文で、短期間での高度体重減少が観察された。
これなら、安心して出来ますよね。
早食いはダイエットに不向き
ここで、聞きすぎて、耳にタコのことをお話します。
早食いはダイエットに不向きです。なぜなら、満腹を感じにくいから。論文でもこのように証明されています。
咀嚼刺激が口周囲の三叉神経を介して神経伝達物質であ るヒスタミンを産生し,それが視床下部満腹中枢を刺激 し,食欲を調節している。早食いは咀嚼回数が少ないために満腹中枢刺激が十分でなく,満腹を感じにくい状態になり,過食になりやすい。そのほか,ヒスタミンは内臓脂肪を分解し,脂肪合成を抑制するなどの働きがあり,肥満改善に重要な働きをしている。
ヒスタミンは体外より投与しても,脳血管関門により取 り入れることができないため,咀嚼により分泌を促す必要がある。
早食いでは,このヒスタミンの体内分泌が不十分であるために肥満を引き起こすと考えられた。


(汗)では、この4つの対策をご紹介しましょう。
早食いにならない4つの方法
早食いにならない方法は、次の4つです。
- 固いものを食べる
- 1口食べたら、はしを置く
- いつもより5回多く噛む
- ガムを噛む
聞いたことがある、簡単な方法。これこそ、最も効果があります。
1:固いものを食べる

固いものを食べると、よく噛みますよね。当然です。おすすめはこれ。
- ホルモン
- 軟骨
- きゅうりなどの生野菜
歯ごたえのある食材を選びましょう。

間食なら「せんべい」もいいですね。
2:1口食べたら、はしを置く

1口食べたら、はしを置きましょう。早食いの人は、次から次へと、口に食べ物を運びます。だから、早くなる。しっかりと、料理の味を楽しみましょう。
3:いつもより5回多く噛む

いつもより5回多く噛むと、簡単に多くできます。
色々な本などで言われている「1口30回」は、やる気が起きません。「え? マジで?」と大変に感じるから。
しかし、5回多くなら、すぐに、しかも手軽にできる。早速、始めてみましょう
4:ガムを噛む

ガムなら、噛むことに慣れます。私も家でよく噛んでいます。実は噛むことは、ストレス解消にも効果的です。医師会のホームページに、この記載があります。
具体的には、咬む(かむ)ことで、ストレスによって起こる胃潰瘍を防止できます。これは、咬むことが、ストレスを受けたことによって緊張した交感神経を和らげると考えられます。このことはストレスによって上昇することが知られている血中ストレス物質(コルチゾール、アドレナリン)が咬むことで減少することから裏付けられます。
ストレスとうまく付き合っていくために、咬むことを生活の習慣の中に上手く取り入れたいものです。
職場では難しいので、家や車の中でやりましょう。
2つのメリット
よく噛むメリットは、次の2点です。
- 脳を活性化する
- 健康にいい
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1:脳を活性化する

よく噛むと、脳が活性化します。こちらも、医師会のホームページに文章があります。
咬むと脳が直ちに活性化されることが最近になって分かってきました。機能的磁気共鳴画像(fMRI)を用いて咀嚼運動による脳への影響を調べた報告によると、咀嚼により直ちに脳の特定の領域の血流量が増加することが明らかとなりました。
噛むと頭が良くなると、昔から言われていますよね。
2:健康にいい

よく噛むことは、健康にいいとも言われています。例えば、このような効果があると言われています。
- 食物の消化をしやすくする
- 食べることの満足感や喜びが得られる
- 食物に混ざっている異物を発見できる
- 口腔内の自浄作用(細菌の繁殖を抑制し、歯に付着した食べ物のかすなどが取り除く)
- 顎や口腔組織の正常な発達に役立つ
- 脳内の血液量の増加、覚醒効果、リラックス効果がある

もう、噛まないと「損」ですね。
まとめ
早食いでもダイエットはできます。ただ、やせにくい。
この食べ方を変えるだけで、あなたのダイエットは加速します。その方法は、簡単で誰でもできる4つの方法だと、今、知りましたよね。後は、行動のみです。
実は私も早食いでした。しかし、お腹が弱くて「ゆっくり食べるしか」なかったのです。
その結果、食べ過ぎもなくなり、176cm、65kgの体型を25年以上も維持できるようになった。
あなたも、これが簡単にできます。さあ、さっそく始めましょう。