「40代になったから、筋トレで、体を引き締めようかな」と思っている主婦のあなた。

お勧めは、自分の体重を使った「自重(じじゅう)トレーニング」。その理由は、次の10個です。
- 体1つで、出来る
- 30分で出来る
- お金がかからない
- すぐにできる
- 簡単、手軽で、負担も少ない
- 正しいフォームなら、体が変わる
- ステップがあり、成長ができる
- きれいな体になる
- 子育て中でも出来る
- 安全である

そして、4種類に分けて、ステップ別にお話しします。
- 腕立て伏せ
- 腹筋
- ブリッジ
- スクワット
さらに、筋トレの4つの効果、そして「運動はやったもの勝ち」である点も説明します。もう、あなたの筋肉は、ウズウズしているはず。さあ、まずは読み進めましょう。
40代 主婦におすすめする筋トレは自重トレーニング
40代、主婦におすすめの筋トレは、自重トレーニングです。その理由は、こちら。
①:体1つで、出来る
②:30分で出来る
③:お金がかからない
④:すぐにできる
⑤:簡単、手軽で、負担も少ない
⑥:正しいフォームなら、体が変わる
⑦:ステップがあり、成長ができる
⑧:きれいな体になる
⑨:子育て中でも出来る
⑩:安全である

1:体1つで、出来る

自重トレーニングは、体1つで出来ます。自分の体重を使うので、道具が必要ありません。今すぐ、できます。
2:30分で出来る

自重トレーニングは、30分で出来ます。実際に、私もこの時間で終わっています。子育て中で、時間がなくても安心ですね。
3:お金がかからない

体1つで、道具も必要ないので、お金がかかりません。やり方はこの記事だけで、すぐにわかります。
4:すぐにできる

あなたが今始めようと思えば、すぐにできます。部屋が「トレーニングスペース」になりますからね。
これがスポーツジムなら、そうはいきません。色々なジムから選び、入会金・会費を払って、車などで行かないと、鍛えられない。これは、かなりの「決意」が必要です。
5:簡単、手軽で、負担も少ない

自重トレーニングは、簡単で手軽です。腕立て伏せや、腹筋など、やったことがある人も多いでしょう。さらに、負担も少ないです。バーベル100キロのトレーニングは関節に大きな負担がかかります。自重トレーニングには、この危険がありません。
6:正しいフォームなら、体が変わる

先ほど「負担が少ない」とお話ししましたが、正しいフォームだと、体が成長します。


- 2秒で動かす
- 1秒キープする
- 2秒で戻す
- 1秒キープする
- ひじ、ひざをカチッとのばしきらない
- 使っている筋肉を意識する
- 呼吸は鼻から吸って、口から吐く
つまり「筋肉にだけ正しい負荷がかかる」のです。
7:ステップがあり、成長ができる

腕立て伏せでも、軽いものから、つらいものまで色々あります。
- 普通の腕立て伏せ…多くの人が出来る
- 片手の腕立て伏せ…ほとんどの人ができない
つまり、ステップを上げれば、筋肉は確実に成長します。
8:きれいな体になる
自重トレーニングは、きれいな体になります。例えば、自重トレーニングの神様と呼ばれる「フランクメドラノ」という人はこちらです。
ボディビルダーとは違った、きれいな体ですよね。太く大きな筋肉ではなく、細く引き締まった体になるのです。
9:子育て中でも出来る

短時間・家で出来るので、子育て中でも可能です。子供が寝た「少しの間」で、あなたの体も成長します。
10:安全である

外に出ないので、安全です。外出すれば、不審者がいるかもしれません。また、交通事故の危険性も出てくる。それが一切ないので、安心です。
4種類のトレーニングをステップで見てみる
早速、次の4つのトレーニングをステップ5まで見てみましょう。
- 腕立て伏せ
- 腹筋
- ブリッジ
- スクワット
これで、あなたの筋トレが変わります。
時間がかかるから、焦らないこと


このスピードでも、正しいフォームなら、体は成長します。焦らず、確実に行いましょう。
基本は「6秒で1回」
先ほどもお話ししましたが、基本は「6秒で1回」です。
- 2秒で動く
- 1秒 キープ
- 2秒で戻す
- 1秒 キープ

1:腕立て伏せ
では、まず「正しいフォーム」を見ましょう。
正しいフォーム
正しいフォームは、こちらを意識しましょう。
- 手は脇のあたり、少し下を意識する
- 脇をしめる
- 反動はつけない
- 手の伸び、縮みをしっかりと

そして、紹介するのは、次の5つです。
- 壁に手をついて、立ったまま
- いすやテーブルに手をついて、斜めになって
- 床に手をついて、膝を付けて
- 床に手をついて、半分まで下げる
- 普通の腕立て伏せ
数字が上がると、負荷が上がりますので、順番に行います。
その1:壁に手をついて、立ったまま
〇:流れを4コマで見る



壁に胸が当たるくらい

〇:3ステップで次に進む


- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 50回×3セット

その2:いすやテーブルに手をついて、斜めになって
〇:流れを4コマで見る




- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 40回×3セット
その3:床に手をついて、膝を付けて
〇:流れを4コマで見る



- 胸と床が拳一つ分のところまで
- 足は組まない

- 10回×1セット
- 15回×2セット
- 30回×3セット
その4:床に手をついて、半分まで下げる
〇:流れを4コマで見る



半分ほどを目安に

- 8回×1セット
- 12回×2セット
- 25回×2セット
その5:普通の腕立て伏せ
〇:流れを4コマで見る



胸が床と拳一つ分までおろす

- 8回×1セット
- 12回×2セット
- 15回×3セット
2:腹筋
腹筋は次の5つです。
- いすに座って、足を伸ばす
- 仰向けになり、膝を90度に曲げて足を上げる
- 仰向けになり、膝を45度に曲げて足を上げる
- 仰向けになり、足を45度に曲げて上げる。まっすぐにしてから降ろす
- 仰向けになり、足を伸ばしたまま、90度上げる

その1:いすに座って、足を延ばす
〇:流れを3コマで見る

- 座面を持って、体は後ろに
- 膝を引き寄せる


- 上半身は少し後ろに
- 足はつま先まで伸ばす
- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 40回×3セット
その2:仰向けになり、膝を90度に曲げて足を上げる
〇:流れを4コマで見る

- ひざは90度に曲げる
- 足は地面につかない


股関節を90度まで、引き寄せる

- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 35回×3セット
その3:仰向けになり、膝を45度に曲げて足を上げる
〇:流れを4コマで見る

- 膝を45度に曲げる(足は浮かせた状態)
- 腕は床を押して、体を固定


足は、体の上まで引き上げる

- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 40回×3セット
その4:仰向けになり、足を45度に曲げて上げる。まっすぐにしてから降ろす
〇:流れを4コマで見る


ステップ3と同じように、足を体の上まで、引き寄せる

足を伸ばす

足を伸ばしたまま、降ろす
- 8回×1セット
- 15回×2セット
- 25回×2セット
その5:仰向けになり、足を延ばしたまま、90度上げる
〇:流れを4コマで見る

足を伸ばしたまま


足を体の上まで、引き上げる

- 8回×1セット
- 10回×2セット
- 30回×2セット
3:ブリッジ

- 仰向けになり、ひざを立てて腰を浮かす
- 手を後ろについて、腰を浮かす
- ひざの高さほどのテーブルなどに手を置いて行う
- 普通のブリッジ
- 背中にボールを入れて行う

その1:仰向けになり、ひざを立てて腰を浮かす
〇:流れを4コマで見る




- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 50回×3セット
その2:手を後ろについて、腰を浮かす
〇:流れを4コマで見る

- 体を直角にする
- 指は足の方に向ける


体は一直線にする

- 10回×1セット
- 20回×2セット
- 40回×3セット
その3:ひざの高さほどのテーブルなどに手を置いて行う

膝の高さの台などに頭と手を乗せる


背中を曲げて、腰を浮かす

- 8回×1セット
- 15回×2セット
- 30回×3セット
その4:普通のブリッジ
〇:流れを4コマで見る


腕と足で、股関節を押し上げる

頭も上げている状態

- 8回×1セット
- 15回×2セット
- 25回×2セット
その5:背中にボールを入れて行う
〇:流れを4コマで見る

ボールに腰をのっける



- 8回×1セット
- 15回×2セット
- 20回×2セット
4:スクワット

- 肩を床につけて、足を延ばす
- ひざの高さ程度の台に手を置いて行う
- 胸の高さ程度の台に手を置いて行う
- ひざの角度を90度まで下す
- 普通のスクワット

その1:肩を床につけて、足を延ばす
〇:流れを4コマで見る

腰に手を当てて、下半身を支える



- 10回×1セット
- 25回×2セット
- 50回×3セット
その2:ひざの高さ程度の台に手を置いて行う
〇:流れを4コマで見る

腰を曲げて、足は一直線


- ふくらはぎと、太ももをくっつける
- かかとは地面につけたまま

- 10回×1セット
- 20回×2セット
- 40回×3セット
その3:胸の高さ程度の台に手を置いて行う
〇:流れを4コマで見る

前にあるものに、手を置く


- 太ももと、ふくらはぎをくっつける
- かかとは、地面につけたまま

- 10回×1セット
- 15回×2セット
- 30回×2セット
その4:ひざの角度を90度まで下す
〇:流れを4コマで見る



- 太ももが地面と平行にする
- かかとは地面につけたまま

- 8回×1セット
- 35回×2セット
- 50回×2セット
その5:普通のスクワット
〇:流れを4コマで見る



- 太ももと、ふくらはぎをくっつける
- かかとは地面につけたまま

- 8回×1セット
- 10回×2セット
- 30回×2セット
筋トレで得られる4つの効果


- ダイエット
- アンチエイジング
- ストレス解消
- 健康
素晴らしいものが手に入るなら、続けられますよ。
1:ダイエット

全力を出す筋トレは、ダイエット効果があります。それは脂肪を分解するホルモン「カテコールアミン」を出すから。
〇カテコールアミンの働き
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
〇 全力を出す運動
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さ)約2倍もの濃度差が認められた

2:アンチエイジング

トレーニングにはアンチエイジング効果があります。日本抗加齢医学会(にほんこうかれいいがっかい)のサイトでは、その効果が記載されています。
アンチエイジング医学は“加齢”に焦点をあてた究極の予防医学といえる。 予防医学を考えるときに最も中心的な医学となる可能性を秘めた医学なのである。
現在厚生労働省は、メタボリックシンドローム撲滅のためにあげている、適度な運動、適切な食事、禁煙、サプリメントなどはまさにアンチエイジング医学の流れにそったものであり、単に疾患予防というレベルを超えて、さらに健康レベルをあげていくことがアンチエイジング医学的アプローチといえる。
所見から抗加齢(アンチエイジング)的な医学的戦略に結びつけます
(例)
骨年齢が高ければ、 適量の骨に刺激を与える運動や有酸素運動をすすめます。
体脂肪が多く、筋肉量、筋力等に問題があれば、 具体的な運動方法を教え、簡単に出来る筋トレを指導します。
血管年齢が高ければ、 動脈硬化性疾患の存在を念頭に置き、上位の医療機関で再検査を行い、抗凝固療法なども視野におきます。
さらに、肌の老化についても、論文で証明されています。
皮膚の老化を避けるためには光老化対策、酸化ストレス対策、糖化ストレス対策が重要である。
一次予防としては骨格筋肉量の維持、適度な運動、適正な食習慣が奨励される。これは血糖の急激な上昇を避け、インスリン抵抗性を増加させないためである。グルコースの70%は骨格筋で消費され、骨格筋量の減少がインスリン抵抗性増加を助長するので筋肉負荷運動は重要である。

3:ストレス解消

運動すると、スカッとしますよね。これは先ほど出てきたカテコールアミンの1つ、ドーパミンの力です。家事、子育て、仕事など、本当にストレスがたまります。だから、トレーニングで解消するのです。
4:健康

運動が健康に効果的なのは、昔から言われていますよね。論文でも、病気を予防し、打ち勝つ力の証明がきちんとあります。
適度の運動負荷は生体に刺激を与え, 組織の機能を一時的に低下させるものの, 運動後の機能はかえって高い水準にあがる.)は生体に障害を引き起こす過酸化脂質の変動に関しての検討で適切な種類と強さの運動訓練を重ねることにより, 健康を維持できるだけでなく,疾病の予防効果も期待できるとしている
適度な有酸素運動は免疫力(めんえきりょく)と抗酸化能力(こうさんかのうりょく)を高める作用があり、運動終了後一定期間持続する。
※免疫力、抗酸化能力…病気に打ち勝つ力のこと

運動はやったもの勝ち
ここまで、トレーニングの素晴らしい力をご紹介しました。つまり、運動は「やったもの勝ち」です。

「176㎝、65kgの体型を25年以上も維持できる。」
「腰・頭に痛みが無く、かなり若く見られる。」
私はこの効果を20年以上、手にしています。
まとめ
トレーニングの素晴らしさが分かったはずです。あとは、行動だけ。この記事を読んでも、動かなければ、まったく意味がありません。さあ、今すぐ始めましょう。
あなたの体と明日が、必ず変わります。