「ダイエットに効く運動なんて、無いかな」と痩せたい人は、誰もが考えますよね。

- 有酸素運動(20分)+HIIT(ヒット)
- 20分以上の筋トレ
HIITとは、ダッシュを4本など「数十秒で終わる運動と休憩を交互に行うトレーニング」を言います。これで、あなたの脂肪は分解されます。
このメニューに使える運動を、それぞれ説明しましょう。
さらに「むくみ」について。あなたはダイエットの「効果」を早く出したいはず。むくみを取れば、一気に3~5キロ減ります。これで、ストレスを軽くできますね。
最後に「毎日行う運動」。先ほどの「脂肪を分解する運動」との違いについて、具体例を交えて、お話しましょう。
つまり、あなたは「ダイエットに効く運動の全て」を手に入れます。私の話を聞けば、納得するはずです。
脂肪を燃やす2つの運動 その3つの理由
脂肪を燃やす2つの運動の形はこちらです。
A:有酸素運動(20分)+HIIT
B:20分以上の筋トレ
これが、ダイエットに効く理由は次の3つです。
- 脂肪を分解するホルモンを出す
- 分解したエネルギーを使う
- 続けやすい

1:脂肪を分解するホルモンを出す

脂肪を分解するホルモンは「カテコールアミン」と言い、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンをまとめて言ったもの(総称:そうしょう)です、
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである
そして、このホルモンは「有酸素運動」と「全力運動」で出ます。その証明の論文がこれです。
〇 有酸素運動
また,(有酸素運動の)連続法では運動中の血中アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,遊離脂肪酸およびグリセロール濃度が増加し,濃度の低下が認められた.
〇 全力運動
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さ)約2倍もの濃度差が認められた
だから、この運動は、あなたの脂肪に働きかけるのです。
2:分解したエネルギーを使う

脂肪を分解しても、そのエネルギーを使わないと、また戻ります。だから、運動時間は20分以上必要。短時間では、意味がありません。
3:続けやすい

この運動はトータルで30分以内です。つまり、続けやすい。続ければ、必ず痩せます。大きなポイントです。
A:有酸素運動(20分以上)+HIIT
では、この運動の具体例をお話しましょう。
- スロージョギング
- ウォーキング
- 踏み台昇降
- DVD
- ダッシュ
- バーピー
1つずつ、確認してきます。
1:有酸素運動×4

1-1:スロージョギング

スロージョギングとは、ゆっくり走ることです。


- ひじを引くように
- つま先で着地
- 話が出来るくらいのスピードで
これで、あなたの印象が変わるはずです。
コツ1:ひじを引くように

ひじを引くように腕を振りましょう。これで、大きく上半身が使えて、走りやすくなります。
コツ2:つま先で着地

つま先で着地すると、足を守れます。かかとでの着地は、地面からの衝撃が大きく、痛くなりやすい。もし、足が疲れたり、痛めたりした経験があるなら、試してください。
コツ3:話が出来るくらいのスピードで

スピードの目安は「会話が出来るくらい」でいいです。早く走る必要はありませんよ。
1-2:ウォーキング

ウォーキングは「腕を振って、歩く運動」です。このコツは次の3つです。
- リュックなど、両手が使えるカバンで
- 足の中心で着地
- 呼吸は「鼻から2回吸って、口から2回吐く」
徒歩との違いが分かりますよ。
コツ1:リュックなど、両手が使えるカバンで

リュックなど、両手が使えるカバンにしましょう。サラリーマンが持つ、手提げタイプでは、腕が使えませんからね。
コツ2:足の中心で着地

足の中心で着地しましょう。あなたを守る歩き方です。先ほど、スロージョギングでお話した「つま先での着地」は、歩き方がおかしくなります。
コツ3:呼吸は「鼻から2回吸って、口から2回吐く」

呼吸は「鼻から2回吸って、口から2回吐く」鼻呼吸を意識しましょう。肺も鍛えられて、健康にもなりますよ。
1-3:踏み台昇降
踏み台昇降とは、15~20cmの踏み台を上ったり、下りたりする運動です。
家で出来る有酸素運動で、女性に人気があります。負荷(ふか:運動の負担)を大きくするなら、500gほどのバーベルを持ちましょう。一気に辛くなりますよ。
1-4:DVD・YouTube
DVDとは、このようなものです。
〇 TRF
〇 カーヴィーダンス
〇 エクササイズDVD 「ダンスwith佐川男子-上海ハニー編-」
また、YouTubeでも、今は、色々なものが見れます。
〇 ダンス
上手く使って、あなたの脂肪を倒しましょう。
2:HIIT×2

2-1:ダッシュ

ダッシュのメニューはこのようになります。
- ダッシュ 15秒
- 休憩 45秒
これを4~8回繰り返す
また、コツは、こちらです。

- ひじを引く 赤色
- ひざを出す 青色
- 股間を出す 黄色
これで、早く走れます。陸上選手のつもりで、駆け出しましょう。
2-2:バーピー
バーピーとは、このような運動です。


メニューは、こちらです。
- バーピー 30秒
- 休憩 45秒
これを4回繰り返す

B:20分以上の筋トレ
20分以上の筋トレをしましょう。次のトレーニングを組み合わせれば、この時間は、体を動かせます。
- 自重トレーニング
- バーベルを使ったトレーニング
- マシーンを使ったトレーニング
では、1つずつ、確認します。
1:自重トレーニング

自重トレーニングとは、自分の体重を使ったトレーニングです。私がおススメするのは、プリズナートレーニングという本に載っているやり方になります。
1-0:ポイント
トレーニングのポイントはこれです。
- 2秒かけて、動く
- 1秒 キープ
- 2秒かけて、戻す
- 1秒 キープ
- 腕や足の関節を、カチッとしない
- 呼吸は楽に、鼻から吸って、口から吐く
トレーニング自体は、次の4つをご紹介しましょう。
- 腕立て伏せ
- ブリッジ
- スクワット
- 腹筋
あなたの体に、革命が起きます。
1-1:腕立て伏せ

〇動画で見るなら
1-2:ブリッジ

〇動画で見るなら
1-3:スクワット

〇動画で見るなら
1-4:腹筋

〇動画で見るなら
ぜひ、あなたの体で試してほしいですね。
2:バーベルを使ったトレーニング

バーベルを使ったトレーニングは、太った人にぴったりの筋トレです。
2-0:自重トレーニングが出来ない人へ
自重トレーニングが出来ないくらい、太っている人は、これが有効です。なぜなら、バーベルは誰が持っても、同じ重さだから。
体重を支える自重トレーニングは、痩せている人と太っている人では違います。太っていれば、当然、腕や足への負担は大きくなる。だから、バーベルを使うのが、ベストなトレーニングなのです。
これも、3つ、用意しました。
- ダンベル体操
- 初心者におススメのダンベルトレーニング
- 正しいベンチプレス講座
では、1つずつ見ていきましょう。
2-1:ダンベル体操
2-2:初心者におススメのダンベルトレーニング
2-3:正しいベンチプレス講座
さあ、やってみましょう。
3:マシーンを使ったトレーニング

ジムに行けるなら、マシーンを使ったトレーニングをしましょう。
3-0:順番を変えると、新しい刺激を、筋肉に与える
ジムに行くと、他の人がマシーンを使っているときがあります。この時、順番を変えてみましょう。これだけで、全く違った刺激を受けます。
この新しい刺激が、アドレナリンなどを多く出し、大きなダイエット効果も期待できるのです。

ここでは、次の5つを見ていきます。
- むね(チェストプレス)
- あし(レッグプレス)
- せなか(ラットプルダウン)
- おなか(ロータリートルソー)
- おしり(アブダクション)
さあ、確認しましょう。
3-1:むね(チェストプレス)
3-2:あし(レッグプレス)
3-3:せなか(ラットプルダウン)
3-4:おなか(ロータリートルソー)
3-5:おしり(アブダクション)
使い方、やり方が分かれば、不安は無くなりますよね。
運動に自信がないなら、自重トレーニング その3つの理由

というあなたなら、自重トレーニングがおススメです。その理由は次の3つです。
- 運動神経が全く必要ない
- 運動の強さが自分で決められる
- お金が必要ない
これで、迷いが無くなります。
1:運動神経が全く必要ない

自重トレーニングを含む、筋トレは運動神経が全く必要ありません。なぜなら、腕や足を動かすだけだから。
ボールを使ったスポーツなどは、運動神経が必要です。また、チームメートに迷惑をかけるのも、気が引けますよね。筋トレなら、それがありません。
2:運動の強さが自分で決められる
筋トレは、運動の強さを自分で決められます。さらに、先ほどお話したプリズナートレーニングなら、簡単にできます。腕立て伏せを見れば、あなたも分かるはずです。

壁に手を置くタイプ。これなら、簡単ですよね。
3:お金が必要ない

自重トレーニングをおススメする大きなポイントが、これです。バーベルなら買う必要が、マシーンを使うなら、ジムに行く必要がある。
しかし、自重トレーニングは、全くない。家で出来るから、服すらいりません。(いや、着てくださいね。)
むくみを知れば、焦りは消える
むくみを知れば、焦りは消えます。このむくみとは「体のある場所に、水分がたまること」です。
ダイエットの最初は、水分が抜ける

ダイエットの最初は、水分が抜けます。なぜなら、グリコーゲンと呼ばれる水分とくっついているエネルギーが使われるから。
これで、3~5キロほど減っていきます。そして多くの人が「やせた」と勘違いします。ただ貯めていたエネルギーを使っただけ。脂肪は無くなっていないのです。
有酸素運動はむくみが取れる

有酸素運動は、むくみが取れます。それは血行(けっこう:血液の流れ)が良くなるから。やり始めた当初、シュッとするのは、このためです。
筋トレは、体が太くなることもある

筋トレは、体が太くなることがあります。なぜなら、筋肉に血液が流れ込むから。ボディビルダーの人は、大会でこれを利用し、自分の体を大きく見せます(これをパンプアップと言います。)
「ダイエットしているのに、足が太くなった~」という人は、この可能性もあるのです。
早く脂肪が取れることはない
これらをまとめて言うと「早く脂肪が取れることはありません」。水分が抜けたり、たまったりするだけ。脂肪は簡単に取れないのです。なぜなら、長い時間をかけて作られ、あなたの体についたから。
つまり、ダイエットはそれ以上の時間が必要になります。
毎日行う運動で、脂肪の分解の準備をする
毎日行う運動で、脂肪の分解の準備をしましょう。


脂肪を燃やす運動は、週に2回でOK

脂肪を燃やす運動は、週に2回でOKです。なぜなら、続けやすいから。そして、毎日行う運動で、この準備をするのです。


- ストレッチ
- ドローイン
- ロングブレス
これで、体の感覚を呼び覚まします。
1:ストレッチ
ストレッチとは、筋肉を伸ばす運動です。今では「静的(せいてき)ストレッチ」とも言われています。
効果はこちら
- 心も体もリセットされる
- 気持ちいい
- リラックスできる
- 体の重さ・だるさが取れる
- 体の感覚が取り戻せる

2:ドローイン
ドローインとは、このような運動です。
- お腹を凹ませて、息を吸う
- さらに凹ませて、息を吐き切る
これで、腹横筋(ふくおうきん)と呼ばれるインナーマッスル(体の中にある筋肉)を鍛えられます。

腰痛の予防にもなりますよ。
3:ロングブレス
ロングブレスとは、この運動です。
- 鼻から息を3秒吸う
- 口から7秒で一気に吐き切る
これで、先ほどと同じ腹横筋が鍛えられます。私もドローインと一緒に毎朝、20回やっています。
長く続く運動こそ、最も「効く」ダイエット
長く続く運動こそ、最も「効く」ダイエットです。なぜなら、ずっとダイエットが出来るから。私も20年以上、運動し続けています。
だから、138cm、48kgの肥満児だった10歳が、41歳で、176cm、65kgの体型を25年以上も維持できている。これこそ、最強の運動です。
まとめ
運動に効く運動は、脂肪に働きかけるもの。そして、続けられるもの。これだけです。
ただ、多くの人は出来ません。それは楽しくないから。
ダイエットは、あなたの人生を輝かせるもの。私もスロージョギング、ダッシュ、筋トレをして、本当に楽しいです。それを、あなたにも見つけてほしい。
さあ、さっそく、あなたの体で試してください。それが大きな1歩になりますよ。