「1週間断食したら、リバウンドするのかな?」と思っているあなた。

- 1:栄養を吸収しやすい体になっている
- 2:水分などもため込みやすい
- 3:ドカ食いしやすくなる
- 4:筋肉が分解されている
- 5:断食のやり方が間違っている
そして、正しいやり方もご紹介します。さらに、断食を「治療」と考えると、うまくいく点も解説します。これで、あなたの悩みは解決。さあ、早速始めましょう。
リバウンドするのは当たり前、5つの理由
リバウンドするのは、当たり前です。なぜなら、1週間断食しているから。食べると「ある程度」元に戻るのは当然。その理由は次の通りです。
- 1:栄養を吸収しやすい体になっている
- 2:水分などもため込みやすい
- 3:ドカ食いしやすくなる
- 4:筋肉が分解されている
- 5:断食のやり方が間違っている
では、見ていきましょう。
1:栄養を吸収しやすい体
まずは、栄養を吸収しやすい体である点。1週間の絶食で、体は「栄養が必要だ!!」と、叫んでいる。だから、必要以上に、吸収するのです。
しかも、脂肪に変わりやすい
しかも、脂肪にも変わりやすい。これも絶食したから。体が「また食べ物が入ってこない場合に備えよう」と、勝手に働き、より脂肪としてためこみます。
2:水分などもため込みやすい
そして、水分も同じ。体には、何もない状態。つまり、飲んだ水でさえ、重要で、体内にとどめるのです。
水分を多く含む「グリコーゲン」
ちなみに「グリコーゲン」と呼ばれる、肝臓や筋肉にあるエネルギーの源ですが、これは1gあたり3gの水をくっつけます。
最初は水分が抜けていきます。体の70%あるので、当然、変動もしやすい。例えば、今、話題の「糖質(とうしつ)制限」をすると、体内の栄養であるグリコーゲンが使われます。これを1g使うと、体から3gの水が抜けていきます。
~(中略)~
この状態で糖質制限を行うと、筋グリコーゲンや肝グリコーゲンが枯渇し、それに伴って当然結合水もなくなるわけです。
そうすることによって、約2キロ近く体重を減らすことができます。
このことが糖質制限初期における体重減少のメカニズムになります。逆に考えると糖質制限を継続していた方がご飯や甘いものなど糖質をとってしまった場合において、体重の増加の大部分がグリコーゲン+結合水の重さであり、すぐに体脂肪が増えたわけではないので、そのあたりは安心してください。
糖質制限中に旅行やイレギュラーな食事会などで糖質を取ったあと思いのほか体重が増加するのはこういう理由からです。
絶食で使いきった後、また体内にため込むと、体重の戻りも早くなるのです。
3:ドカ食いしやすくなる
さらに、いつも以上に多く食べてしまう「ドカ食い」も、なりやすいです。これは「安心感」と「ストレス」です。特にストレスは、論文で証明されていること。
入り口がダイエットであろうとストレスであろうと,BE(むちゃ食い) がダイエットを促進させることで悪循環の過程は発生する。また,仮に,ダイエットをやめたとしても,ストレスが慢性化していれば,常にこうした悪循環を活性化する動力源が供給され続け,BE からは容易に抜け出せないことになる。
だから、リバウンドするのです。
4:筋肉が分解されている
絶食すると、筋肉を分解して、エネルギーを作ります。これが「糖新生(とうしんせい)」です。そして、筋肉が少なくなると、当然エネルギーも、少しずつ使わなくなる。筋肉の働きは、車で言う「エンジン」ですからね。そして、使わないエネルギーは、当然「脂肪」になる。だから、リバウンドするのです。
5:断食のやり方が間違っている
断食のやり方が間違っている点もあり得ますね。流れは「準備→断食→回復」と3つに分かれています。

「普通の食事→断食」は、空腹感が大きい
まず「食事を抜けばいい」と、単純に思ってします。だから、多くの人は「普通の食事から断食」をします。これでは、胃の大きさが変わらず、空腹感も大きい。つまり、強い「ストレス」で、リバウンドするのです。
正しいやり方


色々ありますが、私が知っている方法をご紹介します。
まずは、向いている人
まず「向いている人」がいます。それは次の通り。
- 栄養バランスが悪い人
- ファーストフードばかり
- 外食ばかり
- 飲み会が多い
- 運動できないほどの肥満
- BMI「35以上」
(BMI…体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で出る肥満度の数字)
- 疲れやすい人
- お腹を壊しやすい人
ちなみに、向いていない人は

ちなみに向いていない人もいます。
- 運動できるけど、していない人
- 妊娠中・高校生以下など
- 医師から、空腹を避けるよう指示がある人
になります。
正しい流れは3つに分けて

では、やり方をご紹介しましょう。
日程は「2日準備→3日断食→2日回復」

流れは
- 「2日準備」
- 「3日断食」
- 「2日回復」
にしましょう。
「2日準備」は軽めの食事
食事は軽めにすること。野菜を中心に、消化のいいものを心がけましょう。「みそ汁」など、温かい汁ものもいいですね。
ただ、カレーや、キムチ鍋など、香辛料が入っていると、胃腸に大きな負担をかけます。
負担を軽くするもう1つの方法が、よく噛むこと。いつもより「5回プラス」すること。これで、お腹に入っていく感覚が、かなり違いますよ。
「3日絶食」のやり方
続いて「3日絶食」のやり方です。
- 「水」「お茶」だけ
断食中は「水」と「お茶」だけ。また、少量の「塩」を取ること。塩に含まれる「ミネラル」は汗などで使うため、必要になります。睡眠中に、コップ3杯分も、出るからですね。
そして、コーヒーは飲まないこと。カフェインは、胃腸を傷つけますよ。
- 激しい運動はしない
また、激しい運動はしないこと。エネルギーが無く、貧血でフラフラしますからね。

ただ、ストレッチなど、軽い運動では「アリ」です。体調も整い、リラックスもできますよ。
- ストレスをためないように
そして、ストレスをためないこと。映画を見たり、読書をしたり。「自由な3日間」は「自分へのプレゼント」です。
「2日回復」は準備と同じ
2日の回復期間は、基本的に「準備」と同じになります。
- 最初の食事は「汁もの」だけ
最初の食事は、胃腸を「起こす」ために、温かい汁ものだけにしましょう。具がないみそ汁などがいいですね。熱すぎるのも、お腹がビックリしますので、ぬるめでOKです。
- 徐々に増やすイメージで
それから「おかゆ」など、消化にいいものを、徐々に増やすイメージにしましょう。少しずつ、多くするのです。
- 体の「戻る反応」も、見て上げる
これで、体が戻っていきます。その時、今までは起きなかった反応が出ることもある。これが「好転反応」で、例えば、鼻炎が治ったり、頭痛が軽くなったり、肌荒れが治まったりと、人それぞれです。
断食を治療と考えると、成功する
つまり、断食を治療と考えると、無駄なプレッシャーが無く、成功します。今まで多くの食べ物を取ってきた「不調」「オーバーワーク」が「いったんゼロ」になり、体が楽になる。だから、治療と考えましょう。
早く痩せると、リバウンドしやすい
ただ、早く痩せると、リバウンドしやすいです。だから、絶食をおすすめできない。体は、元のデブに戻ろうとする。これを「ホメオスタシス」と言います。
恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。生物が生物である要件のひとつであるほか、健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性とも言われる。
ホメオスタシスとは恒常性の維持機能 即ち、自律神経系、内分泌系、免疫系が互いに調節し合い(相関)正常な心身状態を保とうとする働きをいう。つまり身体や周囲の環境が、少し正常な状態から外れた状況の場合に身体が勝手に判断して正常な状態(健康)にもどす反応が現れる現象のことである。
だから、極端な食事制限はしないことです。
1ヶ月に2キロ以下がいいペース
ホメオスタシスを抑えるためには「1ヶ月に2キロ減る」のが、いいですね。停滞期も起きにくいので、成功しやすいダイエットになります。
ダイエット成功の秘訣は「痩せる」以外の目的を持つこと
ダイエット成功の秘訣は「痩せる」以外の目的を持つことです。具体的には、次の3つ。
- 1:楽しい
- 2:健康
- 3:アンチエイジング
なぜなら「体重が減らなくても、必ず続けるから」。多くの人がこれを知りません。そして、私もこのダイエットで、28年間、176㎝、65kgの体型を維持しています。
1:楽しい
まずは、楽しい点。これで絶対に続きます。
例えば、食事。私は甘いものが大好きです。大福、ケーキ、スフレなど。ただ、食べるタイミングは「朝」になります。これで、エネルギーとして使われ、脂肪になりにくい。
そして、運動も同じです。私は大の苦手で、マット運動の時「できない例」として、クラスみんなの前で、前転をさせられました。
だから、楽しいのしかやらない。ボクシングはジムに通っていましたが、子供ができ、時間が無い中でも、清掃工場の前でやっているほど楽しい。恥ずかしいですが、どうしても続けたいのです。
2:健康
健康は、人生において、最も大事な「基礎」となる部分。食事を変えると、体も変わります。食べた物が材料ですからね。「食事療法(しょくじりょうほう)」や「医食同源(いしょくどうげん)」と言う言葉からも、深いつながりがわかります。
さらに、運動で体が丈夫になる証明は、こちらです。
適度の運動負荷は生体に刺激を与え, 組織の機能を一時的に低下させるものの, 運動後の機能はかえって高い水準にあがる.)は生体に障害を引き起こす過酸化脂質の変動に関しての検討で適切な種類と強さの運動訓練を重ねることにより, 健康を維持できるだけでなく,疾病の予防効果も期待できるとしている
適度な有酸素運動は免疫力(めんえきりょく)と抗酸化能力(こうさんかのうりょく)を高める作用があり、運動終了後一定期間持続する。
そして、心も同じ。抑うつ状態と言う、ずっと気分が落ち込んだままにも、効果があります。
トレーニングの進行にともなって安静時心拍数は有意に減少し,心臓自律神経活動は有意に亢進した。POMS の得点も全ての項目で改善し,特に抑うつ一落ち込み得点で有意な改善が見られた。運動の急性効果としては,トレーニング期間後期において運動後脳波にしめるa 波の割合が有意に上昇した。

スカッとするのに、ピッタリですね。
3:アンチエイジング
アンチエイジングとは「実際の年齢よりも若くいること」。例えば、次の2つを比べてください。
- ファーストフード、脂っこいもので作られた肌、髪、爪
- 栄養バランスのいい食事で作られた肌、髪、爪
明らかに下の方が、綺麗になりますよね。また、運動も同じ。肌の老化を抑える働きは、論文で証明されています。
皮膚の老化を避けるためには光老化対策、酸化ストレス対策、糖化ストレス対策が重要である。
一次予防としては骨格筋肉量の維持、適度な運動、適正な食習慣が奨励される。これは血糖の急激な上昇を避け、インスリン抵抗性を増加させないためである。グルコースの70%は骨格筋で消費され、骨格筋量の減少がインスリン抵抗性増加を助長するので筋肉負荷運動は重要である。
つまり、ダイエットはやったもの勝ちなのです。
まとめ
断食もいいですが、続きません。だから、しっかりと自分のダイエットを見直すこと。本当は「綺麗」で「カッコいい」体型になりたいはず。そのために「運動」と「食事」を見直すのです。このサイトには、その全てが書いていますよ。
します。断言できます。その理由は、次の通り。