「ダイエット成功したのに、すぐリバウンドした」と悩んでいるあなた。その理由は、次の通りです。
- 1:極端な「食事」制限
- 2:極端な「糖質」制限
- 3:運動を全くしていない
- 4:体重が減ったのを、成功だと思っている
さらに成功は「体型を維持」して初めて言える。ここをしっかりと見直しましょう。さらに、体重が減らなくても意味はある。ストレス解消になり、楽しく、健康で、アンチエイジング効果があれば、これは人生の「目標」を手にしたのも同じ。向かうべき方向がはっきり見えます。早速始めましょう。
その4つの理由
すぐリバウンドする理由は、次の通りです。
- 1:極端な「食事」制限
- 2:極端な「糖質」制限
- 3:運動を全くしていない
- 4:体重が減ったのを、成功だと思っている
では、1つずつ確認します。
1:極端な「食事」制限
まずは、極端な食事制限ですね。絶食、1,000kcal以下のダイエットは、確実にリバウンドします。なぜなら「筋肉が落ちる」から。
糖新生(とうしんせい)という働き
体に必要なカロリーが入らないと、筋肉を分解してエネルギーにします。これが「糖新生」ですが、極端な食事制限で、多く起きる。その代わり脂肪は分解しにくい。なぜなら、大事なエネルギーの貯金だから。これで、細くガリガリな「餓鬼(がき)」のような体型になる。そして、食事を元に戻すと、筋肉が無いので、エネルギーを使わず、同じ量でも太るのです。
2:極端な「糖質」制限
極端な糖質制限も、リバウンドが起きます。なぜなら、グリコーゲンが作られるから。これは1gあたり3gの水分がくっついているので、体重の増減が激しくなります。
最初は水分が抜けていきます。体の70%あるので、当然、変動もしやすい。例えば、今、話題の「糖質(とうしつ)制限」をすると、体内の栄養であるグリコーゲンが使われます。これを1g使うと、体から3gの水が抜けていきます。
~(中略)~
この状態で糖質制限を行うと、筋グリコーゲンや肝グリコーゲンが枯渇し、それに伴って当然結合水もなくなるわけです。
そうすることによって、約2キロ近く体重を減らすことができます。
このことが糖質制限初期における体重減少のメカニズムになります。逆に考えると糖質制限を継続していた方がご飯や甘いものなど糖質をとってしまった場合において、体重の増加の大部分がグリコーゲン+結合水の重さであり、すぐに体脂肪が増えたわけではないので、そのあたりは安心してください。
糖質制限中に旅行やイレギュラーな食事会などで糖質を取ったあと思いのほか体重が増加するのはこういう理由からです。
さらに糖質は細胞に水を引き込むという性質があるので、体重が増えて思うように走れなくなることもあります。なぜなら、水3gは貯蔵したグリコーゲン1gと結合するので、グリコーゲン300~400gを補給増加すると900~1,200gの水をともない、体重として1,200~1,600gが増加する計算となります。
つまり、あなたが「成功と感じた今」は「勘違い」です。

3:運動を全くしていない
運動を全くしていないのも、あり得ますね。これも1と同じで、筋肉が落ちたから。筋肉は、驚くほど簡単に無くなります。
簡単に落ちていく筋肉
筋肉は簡単に落ちていきます。こちらの動画をご覧ください。
明らかに見た目の違いがある。さらに、私がボクシングジムに通っていた時、トレーナー(教えてくれる人)から、このような言葉がありました。

プロレスラーの体も、何もしないと1ヶ月で元の姿に戻るんだよ。
つまり、あなたは痩せにくい体になったのです。
4:体重が減ったのを、成功だと思っている
最後に、体重が減ったのを成功だと思っている点。つまり「マイナス3キロ達成!」「5キロ減った!」と、これで喜んでいるのです。

は? ダメなの?
体型と生活が変わって初めて成功
ダイエットは体型と生活が変わって、初めて成功と言えます。体重は誰も知らない数字ですし、生活を変えないと、すぐ元の体型に戻ります。デブだったその体は、今までの生活が作り出したから、当然ですよね。
ここを戻すと、もちろん、リバウンドします。
理想の体型を「維持」して、始めて成功
ダイエットの成功は「理想の体型」を「維持」して、始めて言えます。つまり、すぐリバウンドしたあなたは「まだ途中」です。
無理なダイエットをしていたと、まずは理解すること
つまり、無理なダイエットをしていた。先ほどもお話しした、極端な食事制限や糖質制限は続きません。さらにストレスがかかると、ドカ食い(いつも以上に食べること)も引き起こす。これは論文で証明されています。
入り口がダイエットであろうとストレスであろうと,BE(むちゃ食い) がダイエットを促進させることで悪循環の過程は発生する。また,仮に,ダイエットをやめたとしても,ストレスが慢性化していれば,常にこうした悪循環を活性化する動力源が供給され続け,BE からは容易に抜け出せないことになる。
ここをしっかりと理解しましょう。
本物のダイエットに必要なもの
そこで、本物のダイエットに必要なものをご紹介します。次の3つです。
- 1:ストレス解消
- 2:アンチエイジング効果
- 3:健康
つまり「体重が減る」ことは、全く気にしないのが、本物です。
1:ストレス解消
まずはストレス解消。運動すれば、スカッとしますよね。だから、続くし、出来るのです。

じゃあ、食事は?

はい。栄養バランスを整えると、ストレスがかかりません。
栄養が足りないと、体は不満を抱えます。これが「言い表せないストレス」の原因で、改善し整えると、体がなぜか落ち着く。つまり、イライラから解放されるのです。
2:アンチエイジング効果
「アンチエイジング効果」とは、実際の年齢よりも若くいること。これが手に入れば、痩せなくても自然と続きます。見た目の「若さ」が保てるからですね。
例えば、運動で肌の老化を予防する力が証明されています。
皮膚の老化を避けるためには光老化対策、酸化ストレス対策、糖化ストレス対策が重要である。
一次予防としては骨格筋肉量の維持、適度な運動、適正な食習慣が奨励される。これは血糖の急激な上昇を避け、インスリン抵抗性を増加させないためである。グルコースの70%は骨格筋で消費され、骨格筋量の減少がインスリン抵抗性増加を助長するので筋肉負荷運動は重要である。
さらに、食事も同じ。肌、骨、爪の材料だから、バランスの取れた食事を取ると、見た目が変わる。しかも内面から。これを人は「オーラ」と呼ぶのです。
3:健康
健康は、充実した人生に最も必要な基本的なもの。
「運動すると、健康になる」のはイメージしやすいですよね。実際に体が丈夫になる点は、論文で証明されています。
適度の運動負荷は生体に刺激を与え, 組織の機能を一時的に低下させるものの, 運動後の機能はかえって高い水準にあがる.)は生体に障害を引き起こす過酸化脂質の変動に関しての検討で適切な種類と強さの運動訓練を重ねることにより, 健康を維持できるだけでなく,疾病の予防効果も期待できるとしている
適度な有酸素運動は免疫力(めんえきりょく)と抗酸化能力(こうさんかのうりょく)を高める作用があり、運動終了後一定期間持続する。
※免疫力、抗酸化能力…体を丈夫にする力
さらに「抑うつ状態」と呼ばれる「落ち込んだ状態が長く続くもの」にも、効果がある証明もあります。
トレーニングの進行にともなって安静時心拍数は有意に減少し,心臓自律神経活動は有意に亢進した。POMS の得点も全ての項目で改善し,特に抑うつ一落ち込み得点で有意な改善が見られた。運動の急性効果としては,トレーニング期間後期において運動後脳波にしめるa 波の割合が有意に上昇した。
食事も同じ。食事療法(しょくじりょうほう)や、医食同源(いしょくどうげん)と呼ばれる言葉からもわかりますよね。実際にハンバーガーやポテトチップスばかり食べていると、病気になりやすいですよね。
体型が変われば、体重は意味がない
そして、体型が変われば、大丈夫。これが「ほかの人から見たあなた」ですからね。細く引き締まれば、100kgでも200kgでも、問題ないです。
体重は意味がない数字
体重は意味がない数字です。脂肪と筋肉は同じ重さでも、見た目が全く違います。つまり、同じ体重でも、違った体型になる。例えば、サッカーのスーパースター「クリスチアーノロナウド」と、芸人の「兵頭大樹さん」は、同じ84kgです。
【 クリスチアーノロナウド 】
【 兵頭大樹さん 】
数字を追う必要はない。見るべきは「鏡」です。
まとめ
すぐリバウンドするのは、ダイエットが「まだ途中」である証拠。ここからが本当のダイエットです。生活の一部に、しかも自然に出来ることが大事。私もこの方法で、176㎝、65kgの体型を28年間も維持しています。あとは、行動だけ。早速、続けるのです。
本当に減らしたいのは、脂肪ですよね。