ダイエットで痩せない6つの理由と、脂肪に効く運動のコツ

フルーツの写真

 

運動しても痩せなければ、意味がありませんよね。「どうして、あんなに体を動かしているのに、痩せないの!」と、不安に思う人は、意外と多いです。

しかし、運動しても痩せないことがあります。これを言うと、みなさん驚かれるのですが、まぎれもない事実です。その原因は、次の6つです。

 

  1. 運動の効果は意外と小さい
  2. むくみ
  3. 筋肉がパンプアップ
  4. 食事がおかしい
  5. 筋肉がついている
  6. 停滞期

 

まずこれらを、詳しくお話します。原因がわかれば、安心しますよね。

ただ、これがわかっただけでは、無意味です。これから、どうしていいかわかりませんからね。そこで、脂肪が燃える運動も、お話します。これで、迷うことなく、次のステップに行けます。

実は、脂肪を燃やすホルモンというのがあります。これが、運動で出ます。しかも、医学的な論文で、この証明がされています。こういった情報を知ることが、大事なのです。

安心して、体を動かしましょう。あなたの理想とする「体型」を手に入れることができます。

 

運動でも痩せない、6つの原因

数字の6

運動しても痩せない原因は、次の6つです。

 

  1. 運動の効果は意外と小さい
  2. むくみ
  3. 筋肉がパンプアップ(血液が流れこんだ状態)
  4. 食事がおかしい
  5. 筋肉がついている
  6. 停滞期

 

1つずつ見ていきましょう。痩せない原因が、必ず見つかります。

 

痩せない原因1:運動の効果は意外と小さい

 

運動の効果は、意外と小さいです。たとえば、運動で使うカロリーと、食べ物のカロリーを比べると、それが簡単にわかります。

こんなに運動するの?

おにぎり1個 160kcalを使うには

⇒ジョギング 3km

⇒自転車 6km

たった、おにぎり1個です。そのカロリーを使うために、3kmも走るのです。

しかも、運動すると汗をかきます。この汗が「やった感」を出すのです。「ここまで頑張ったから、結構カロリーを消費しただろ」と感じますが、実際はそれほど使っていないのです。

 

・すぐ痩せる人は「水分」がなくなっている

 

ちなみに、すぐ痩せるのは、体の水分が抜けています。なぜなら、体の70%は水分で、この調整は意外と簡単だから。たとえば、ボクサーはわずか2週間で、厳しい減量(ダイエットではない)をします。これも、水分を落とすからなのです。(ちなみに、私も元ボクサーです。)

ネットでは、「1週間で5キロ痩せた」「たったこれだけでマイナス9cm」といった言葉を見ます。これも、水分がその原因なのです。

 

痩せない原因2:むくみが原因

 

むくみとは、「体のある場所だけに、水分がたまること」を言います。これがあると、太って見えます。さらに、体重が増えることもあるのです。

先ほどの、すぐ痩せる人の体重と同じです。水分が増えれば、体重も同じ変化になりますからね。

ただ、このむくみは取れます。ここでは、3つご紹介しましょう。

 

  • お風呂に入る
  • マッサージをする
  • 甘いものを食べない

 

簡単にできるものです。さっそく始めましょう。

 

むくみを取る方法1:お風呂に入る

 

お風呂に入ると、血の流れがよくなります。これがむくみを取ります。なぜなら、むくんでいるところの水分も流れるからです。こんなに簡単にできる対策はありませんね。

 

むくみを取る方法2:マッサージをする

 

むくんでいるところを、マッサージしましょう。余った水分が、押し出されます。

足のマッサージのイメージ

ポイントは、強く行わないことです。毛細血管(体のすみずみにある細い血管)を痛めてしまうと、逆に水分が流れにくいので、気を付けましょう。優しく、体の中心に押し出すだけで、十分です。

 

むくみを取る方法3:甘いものを食べない

 

甘いものには糖分があります。この糖分が、あなたの体に水を蓄えてしまうのです。それは、体の中にあるこの濃さを一定にしようと、体が働くためです。

糖分の摂りすぎは太る

 

甘いお菓子は控えましょう。そうすれば、効果が表れます。

 

痩せない原因3:筋肉がパンプアップ(血液が流れこんだ状態)

 

トレーニングすると、筋肉が大きくなります。それは、血液が筋肉に流れ込むからです。これを、パンプアップといいます。こうなると、見た目が太い体になります。

私も朝トレーニングをすると、体が大きくなります。スーツに着替えるとき、「あれ?昨日はきちんと着られたのに」と思うくらいです。

 

痩せない原因4:食事がおかしい

 

運動しても、それ以上食べれば、太ります。

まず、運動すると、お腹が減ります。さらに、「運動したから、これくらいいいか」という安心感もあるのです。これが食べ過ぎてしまう原因。

あなたの食事を見直しましょう。具体的に6つのルールをお話します。

 

  1. お菓子を朝に食べる
  2. 夜と朝のごはんを入れ替える
  3. 食べる順番を「野菜⇒魚⇒肉」にする
  4. お腹がすいたらガムをかむ
  5. 朝にコーヒーを飲む
  6. 栄養バランスを考える

 

簡単で、私もやっています。

 

簡単なルール1:お菓子を朝に食べる

 

夜に食べるお菓子を朝にしましょう。その日のうちに、エネルギーとして使われます。夜に食べるから、太るのです。私は、朝に甘いものを食べます。ケーキも、チョコレートも、菓子パンも食べます。我慢はまったくしていません。

そのかわり、夜は一切食べないのです。だから、ストレスなく、25年もの間、176cm、65kgの体を維持できているのです。

 

簡単なルール2:夜と朝のごはんを入れ替える

 

夜と朝のごはんを入れ替えましょう。これも先ほどと同じです。夜にたくさん食べるから、脂肪になりやすいのです。朝に食べてしまいましょう。

でも、「朝から鉄板ジュージューの焼き肉が食べられるか!」と思いますよね。さすがにこれは無理です。【私もこれをおススメするほど、馬鹿ではありません(笑)】

できることから始めましょう。「朝はごはん2杯、夜に1杯に減らす」でもいいです。「夜のおかずの1品を、朝に食べる」でも、もちろん大丈夫です。

 

簡単なルール3:食べる順番を「野菜⇒魚⇒肉」にする

 

食べる順番を「野中心⇒魚中心⇒肉中心」にしましょう。インスリンと呼ばれるホルモンが出にくくなります。このホルモンは、脂肪を燃やす働きを少なくします。論文ではこのように出ています。

 

インスリンはカテコールアミンによる脂肪分解を抑制し、脂肪分解抑制作用をもつホルモンとして重要である。

(カテコールアミンとは、脂肪を燃やすホルモンのことです。)

インスリンの脂肪分解抑制作用に対するトレーニング効果およびそのアデノシンとの関連

その結果、野菜を先に摂取した場合は米飯を先に摂取した場合と比較して、食後の血糖値およびインスリン値の上昇が20 ~ 30%抑制された

野菜から食べる「食べる順番」の効果

このホルモンを抑えることが、ダイエットに効果的。ちなみに、「野菜をすべて食べてから、次に魚をすべて食べて、」ではないです。あくまで野菜中心、といった感じにしましょう。食事の楽しみも、大事なものですからね。

 

簡単なルール4:お腹がすいたらガムをかむ

 

お腹がすいたら、ガムをかんでください。食欲がなくなります。私はこれで、お菓子が抑えられています。

太る人は少しずつ食べています。これが脂肪になる原因。ガムに換えれば、お菓子を減らすことが、手軽にできます。

 

簡単なルール5:朝にコーヒーを飲む

 

朝は、コーヒーがおすすめです。これも、食欲が抑えられるので、私もやっています。朝、職場で飲むと、仕事へのスイッチにもなりますね。いい習慣だから、あなたもやりましょう。

 

簡単なルール6:栄養バランスを見直す

 

栄養バランスが悪いと、お腹がすいた状態が続きます、それは、必要な栄養が足りないままだから。

タンパク質や、脂質、ビタミンなど、すべてあなたの体に必要なものですよね。だから、体が「ほしい」と信号を出しています。「バランスのいい食事が大事」と言われるのは、このためです。

このように、簡単にできる食事のルールを使って、あなたの食事を見直してみましょう。

 

痩せない原因5:筋肉がついた

 

筋肉がつくと、体重が増えます。筋肉は、脂肪よりも重いからです。

 

たとえば、サッカー選手は、体重が意外とあります。クリスチアーノ・ロナウドという有名選手は、84kgだといわれています。

 

maidigitvの公式チャンネルより

あれだけ、引き締まった体なのに、です。

だから、見た目は変わっていなくても、筋肉の量が増えれば、「体重が増えた!」となるのです。

しかし、これはあなたのトレーニングが確実に効いている証拠です。自信を持って、続けましょう。

 

痩せない原因6:停滞期

 

停滞期とは、「体重が減っていたのに、ある時から痩せなくなる期間のこと」を言います。これは、体の「今までの状態を変えない機能」が働いているため。これを「ホメオスタシス」といいます。

そして、脂肪が使われて、体重が減ると、「体が危険だ!」と判断します。この「ホメオスタシス」の出番となるのです。いざというときの脂肪がなくなるので、当然ですよね。

しかし、停滞期の向き合い方を、きちんと行えば、それほど不安になりませんよ。

 

停滞期は、次のステージに上がるタイミング

 

停滞期は、ダイエット成功に必要なもの。そして、これが「次のステージに上がるタイミング」。なぜなら、今のダイエットでは成功できないからです。

成功のためには次の2つのことをしてください。

 

  • 目標の再確認
  • 運動を見直す

 

これが、あなたのダイエットを本物にします。

 

・目標の再確認

 

あなたは、ただ痩せたいと思っていません。なぜなら、痩せることは、ただの「手段」だからです。

たとえば、ダイエットを始めたとき、こんなことを思っていたはずです。

こんなことを、思っていたはずですよね。

「痩せて、きれいになりたい」

「痩せて、かっこよくなりたい」

「痩せて、健康になりたい」

「痩せて、自信をつけたい」

「痩せて、笑顔を取り戻したい」

 

これをもう1度、確認しましょう。「あなたの人生を豊かにすること」が、本当の目標だとわかるはずです。

 

・運動を見直す

 

今の運動では、成功しません。それは、あなたが勝手に考えた運動だからです。

たとえば、どうして脂肪が燃えるのか、あなたは知っていますか?有酸素運動がどうして、ダイエットにいいのでしょう?ライザップは筋トレなのに、どうして痩せるのでしょうか?

これらを知らないなら、あなたは運動がわかっていません。

でも、安心してください。今から、そのすべてをお話していきます。

 

「痩せる運動」は、朝の有酸素運動+HIIT(読み方:ヒット)

 

痩せる運動は、この形です。

脂肪を燃やす運動

有酸素運動(20分)

(そのあと)

 全力運動(15秒~1分)

 休憩  (30秒~2分)

これを4~8回繰り返す

そして、この全力運動と、休憩を繰り返すことを、HIITといいます。正式な名前は、高強度インターバルトレーニングです。

 

痩せる「3つ」の理由

 

痩せる理由は、次の3つです。

 

  1. 脂肪が燃えるホルモンが発生する
  2. カロリーを多く消費する体になる
  3. 続けやすい

 

これを読み終えるころには、あなたは体を動かしているかもしれませんね(笑)

 

痩せる理由1:脂肪が燃えるホルモンが発生する

 

脂肪が燃えるには、ホルモンが必要になります。それはカテコールアミンと呼ばれるものです。このカテコールアミンとは、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの総称(まとめていったもの)になります。

脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである

脂肪の代謝とその調節 ―からだのエネルギーバランス―

このカテコールアミンは、運動で発生します。しかも、有酸素運動、全力を出す運動で多く出されるのです。

まず、有酸素運動については、こちらの論文で多く発生するとお話があります。

また,(有酸素運動の)連続法では運動中の血中アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,遊離脂肪酸およびグリセロール濃度が増加し,インスリン濃度の低下が認められた.

間欠的な有酸素運動における運動中および運動後の酸素摂取動態

そして、全力での運動です。アドレナリンというホルモンを聞いたこともあるでしょう。これは興奮する働きがあります。全力で運動するとき、興奮が必要になります。つまり、アドレナリンが出るわけです。

血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して

運動強度の増大に対する心拍数および血漿力テコールアミンの応答

さらに、力を出し切ったあと、「やりきった感」がありますよね。ダッシュ(全力で走る)した後、「なんかスッキリした~」という、あの感覚です。実は、これが、ノルアドレナリンやドーパミンの働きになります。

つまり、全力を出す運動も、このカテコールアミンが発生しているのです。

 

痩せる理由2:カロリーが多く消費する体になる

 

全力で運動すると、息切れします。これが、大きな力になるのです。

息切れが、「カロリーを多く消費する体」を作り出します。なぜなら、息切れは「体の酸素が足りない」合図だから。

酸素が足りないと、多く取り込む必要があります。この時間は、運動の強さにもよりますが、体を動かした後、しばらく続きます。つまり、朝から、カロリーが消費しやすい状態で過ごせるのです。

論文で、このように証明されています。

運動後の酸素消費量が安静値へ回復しても肺胞でのや酸素消費量は有意に上昇した状態が続いていた.このことは,運動後に長時間に渡って観察される全身レベルでの酸素消費量 の増大は,活動筋以外の組織でのエネルギ消費の亢進,例えば換気や心筋活動の増大,肝臓での糖新生などに起因している可能性を示唆している.

筋の運動後過剰酸素消費量(EPOC)に及ぼす運勳強度の影響

「痩せやすい体での1日」が、手に入る。これなら、余分なカロリーも、使いやすくなりますよね。

 

痩せる理由3:続きやすい

 

この運動は25分間と、短いです。しかも、力の限り出す運動は、たった1分。負担も少ないです。だから、続きます。

私はもう10年近く続けています。辞めるつもりは、ありません。たまに、妻から「止めたら」と言われますが、完全無視して、やり続けています。

それくらい、おすすめできるものです。

 

おススメのメニューを3つ教えます

ダッシュする女性

 

では、おすすめのメニューを3つ教えます。家でできるものもあります。ぜひ参考にしてください。

 

メニュー1:私がやっているメニュー

メニュー2:通勤にも使える自転車のメニュー

メニュー3:家でできるメニュー

 

メニュー1:私がやっているメニュー

 

私がやっているメニューがこれです。

 

メニュー 1

①ジョギング 20分

②HIIT

ダッシュ 15秒

休憩   45秒

これを4回繰り返す

 

これを朝やっています。外に出れば、そこはもう「スポーツジム」です。

 

メニュー2:通勤にも使える自転車のメニュー

 

自転車を使うメニューです。

メニュー 2

①自転車   20分

②HIIT

ダッシュ   30秒

普通にこぐ  1分

これを4回繰り返す

通勤や通学に、自転車を使う人も多いです。そこに、ダッシュを使うことで、HIITを入れれます。

 

メニュー3:家でできるメニュー

 

メニュー 3

①DVD     20分

②HIIT

バーピー    30秒

休憩      1分

これを4回繰り返す

DVDはたとえば、このようなものです。

〇TRF

avex otherのチャンネルより

〇カーヴィーダンス

FYTTEのチャンネルより

〇 エクササイズDVD 「ダンスwith佐川男子-上海ハニー編-」

 

今、家にある人もいるでしょうね。そして、バーピーですが、このような運動です。

 

はっきり言って、かなりきついです(笑)ためしにやってみてください。「ゼエゼエ」と、息が切れますよ。

 

まとめ

 

体を動かす前に、もう少しだけ、私の話を聞いてください。痩せないからと言って、ダイエットを止めるのは、絶対に損です。それは、「今までやってきた自分」を否定しているようなもの。

ここまで、やってきたのです。自信をもってください。

そして、次のステージへと、胸を張って向かいましょう。それだけの知識が、今、あなたの手の中にあるはずです。さあ、体を動かしましょう。脂肪に働きかける、この運動を。

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