「ハーフスクワットとフルスクワットの違いって、何かな?」と思っているあなた。
次の5つについて比べていきます。
- 動き
- 負担
- 手軽さ
- ケガ
- ダイエット
最後に、フルスクワット以上のトレーニング。これで、あなたの目の前が開けます。さあ、さっそく始めましょう。
ハーフスクワットとフルスクワットを、5つの点で比較する
ハーフスクワットとフルスクワットの違いを、確認していきます。
1:絵で動きを
まずは絵で確認しましょう。
【ハーフスクワット】

【フルスクワット】

下すのが「足の半分まで」か「お尻がふくらはぎにつくまで」かの違いです。
2:負担の大きさ
負担は、当然、フルスクワットが大きいです。当たり前ですよね。
3:ケガのしにくさ
ハーフスクワットのほうが、ケガしにくいです。負担の大きさから、そうなります。
4:簡単さ
しゃがんでも、かかとがつかない人は、ハーフスクワットのほうがいいですね。足首が固く、腰がそこまでおりません。

5:ダイエットのしやすさ
ダイエットのしやすさは、その人によりますね。


そこをお話ししましょう。
全力を出すと、脂肪を分解するホルモンを出す
全力を出すと、脂肪を分解するホルモン「カテコールアミン」が出ます。これは論文で証明されていること。
〇:カテコールアミンの働き
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
〇 全力運動
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さの)約2倍もの濃度差が認められた

つまり、ハーフスクワットでも全力なら、ダイエット効果があるのです。
フルスクワット以上のトレーニング 3選
フルスクワット以上のトレーニングについては、次の3つです。
- 片足ハーフスクワット
- 片足フルスクワット(ボールでの補助アリ)
- 片足フルスクワット
こちらも、絵で動きを確認します。
1:片足ハーフスクワット
〇:流れを4コマで見る

- 腕・片足を前に伸ばす
- もう片方の足で、体を支える
- この姿で1秒キープする

- 息を吸いながら、2秒で体を落とす

- ひざの角度は90度ほどで止める
- 足と両腕は、伸ばしたまま
- この体勢で1秒キープ

- 息を吐きながら、2秒で「A」に戻す
- 体はなるべく安定させる
2:片足フルスクワット(ボールでの補助アリ)
〇:流れを4コマで見る

- 腕・片足を前に伸ばす
- もう片方の足で、体を支える
- ボールは、足の横に置く
- この姿で1秒キープする

- 息を吸いながら、2秒で体を落とす

- ふくらはぎをお尻がつける

- ボールを手で押して、立ち上がる
- 2秒で息を吐きながら「A」に戻る
3:片足フルスクワット
〇:流れを4コマで見る

- 腕・片足を前に伸ばす
- もう片方の足で、体を支える
- この姿で1秒キープする

- 息を吸いながら、2秒で体を落とす

- ふくらはぎとお尻がつく

- 息を吐きながら、2秒で「A」に戻す
- 体はなるべく安定させる
まとめ
フルスクワットとハーフスクワットの違いがわかったはずですね。あなたの体、生活、体調に合わせて、使い分けることをおすすめします。
実は私もそうです。