「家で出来るスクワットって、何があるのかな?」と思っているあなた。その全てをお話ししましょう。さらに「ほかのトレーニング」「外で出来るもの」もご紹介します。これで、あなたの足は生まれ変わる。さあ、早速始めましょう。
足の開き方、4種類を確認
それでは、家で出来るスクワットです。まずは、足の開き方を4つ確認します。
- 肩幅(ノーマル)
- 広げる(ワイド)
- 閉じる(ナロー)
- 前後にする
これで、鍛えられる筋肉が違ってきます。
1:肩幅(ノーマル)
肩幅に広げるのを「ノーマル」といい基本の形になります。足全体に負荷がかかります。

2:広げる(ワイド)
広げると、内転筋(ないてんきん)と言う「内もも」がより鍛えられます。


3:閉じる(ナロー)
足を閉じると、大腿四頭筋(だいだいしとうきん)という、太ももの前側がより鍛えられます。


4:前後にする
前後にすると、前に出した足は大腿四頭筋、後ろに下げた足の「大殿筋(だいでんきん)」というお尻の筋肉と「ハムストリング」と言う、太ももの裏が鍛えられます。

〇:大殿筋

〇:ハムストリング


家で出来るスクワット 11選
家で出来るスクワットは、次の通りです。
- いすに座って、その場で立つ
- 台に手を置く
- 半分だけ下げる
- 全部下す
- ひざを出し、上半身は反らす
- 椅子に片足を乗せて行う
- ボールを使って、片足で行う
- 片足で行う
- ダンベルを持ちあげる(デッドリフト)
- ダンベルを体の中央で持って
- ケトルベルを体の中央に持って

イラストを使って、分かりやすく解説します。必ずできますよ。
1:初級編
1-1:いすに座って、その場で立つ
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 足を前後にして、浅く座る
- 腕は胸の前で組む

- お尻を上げる

- しっかりと立つ

- お尻を落として、座る

前に出す足は、左右両方やりましょう。
1-2:台に手を置く
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- ひざの高さくらいの台に手を置く
- 足はまっすぐにする

- お尻を落とす
- 腕で補助する
- 息を吸いながら行う

- 「ふくらはぎ」と「太ももの裏」がつくくらいで1秒キープ

- お尻を上げて、足を伸ばす
- 息を吐きながら行う
1-3:半分だけ下げる
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 足を肩幅に広げる
- 腕を胸の前で組む

- 息を吸いながら、お尻を落とす
- 2秒かけて行う

- 足の半分まで下ろして、1秒キープ

- 息を吐きながら、2秒かけて「A」に戻す
2:中級編
初級編で、物足りない場合、こちらにステップしましょう。
2-1:全部下す
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 足を肩幅に広げる
- 腕を胸の前で組む

- 息を吸いながら、お尻を落とす
- 2秒かけて行う

- 「ふくらはぎ」と「太ももの裏」がつくくらいで1秒キープ

- 息を吐きながら、2秒かけて「A」に戻す
2-2:ひざを出し、上半身は反らす
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 手を頭の上に置く
- 両足に体重をかける

- ひざから、後ろにそらす
2-3:椅子に片足を乗せて行う
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 片足(イラストでは右足)をイスに乗せる
- もう片方の足でしっかり立つ
- 上半身は姿勢よくする
- 腕は胸の前で組む

- 息を吸いながら、お尻を落とす

- イスの高さまで、腰を落として、1秒キープ

- 息を吐きながら、腰を上げる
3:上級編
中級編をクリアしたら、こちらのメニューから、選んで下さい。かなりつらいですよ。
3-1:ボールを使って、片足で行う
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 片足(イラストでは左足)で体を支える
- 両腕ともう片方の足(右足)は、まっすぐ前に伸ばす
- ボールを支えている足のほうに置く

- 太ももとふくらはぎが、つくくらいで1秒キープ

- ボールを使って、手で押し上げる

- 片足で体を上げて「A」に戻す
3-2:片足で行う
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 片足(イラストでは左足)で体を支える
- 両腕ともう片方の足(右足)は、まっすぐ前に伸ばす
- ボールを支えている足のほうに置く

- 片方の足で、体を落とす
- 息を吸いながら、2秒かける

- 太ももとふくらはぎが、つくくらいで1秒キープ

- 片足で体を上げて「A」に戻す
3-3:ダンベルを持ちあげる(デッドリフト)
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- 足はひざを90度に曲げてから、始める
- 腕はまっすぐに持つ
- 足の付け根から、曲げて、体を伸ばす
3-4:ダンベルを体の中央で持って
【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- ダンベルを腰のあたりで持つ

- 腰を落として、ひざを90度に曲げる
- 腕は伸ばしたまま
- 上半身は姿勢よく
3-5:ケトルベルを体の中央に持って

ケトルベルとは、イラストのような「丸い重り」になります。

【コマ送りで、動き・ポイントを確認】

- ケトルベルを腰のあたりで持つ

- 腰を落として、ひざを90度に曲げる
- 腕は伸ばしたまま
- 上半身は姿勢よく

これだけあれば、あなたも満足できますね。
家で出来る他の下半身トレ 5選
そのほかのトレーニングもご紹介しましょう。具体的に、次の通りです。
- 1:足を後ろに引き上げる
- 2:階段でつま先だけで立ち、かかとを上げ下げする
- 3:片足で立ち、両手と上げた足を動かす
- 4:バーピージャンプ
- 5:もも上げ
こちらも絵で確認していきます。
1:足を後ろに引き上げる
足を後ろに引き上げると、ハムストリングが鍛えられます。

- 腕立て伏せのように、手を床につける
- 片方の足(イラストでは、左足)のひざをつける
- もう片方の足(イラストでは、右足)は足の付け根から、伸ばす
2:階段でつま先だけで立ち、かかとを上げ下げする
階段につま先だけで立ち、かかとを上げ下げすると、ふくらはぎが鍛えられます。

立つと使われる筋肉なので、トレーニングも少ない。ぜひやりましょう。
3:片足で立ち、両手と上げた足を動かす
この動きをすると、体全体のインナーマッスル(体の内側にある筋肉)が鍛えられます。

- 片方の足(イラストでは右足)だけで支える
- もう片方の足(イラストでは左足)はひざを上げて、足を浮かせる
- 両腕はイラストのように、曲げる

- イラストのように、両腕と片足(イラストでは左足)を伸ばす

- 伸ばしきって、1秒キープ

- イラストのように、両腕と片足(イラストでは左足)を縮めて「A」に戻す
バランスを取る軽い負荷が、インナーマッスルに効くのです。
4:バーピージャンプ
バーピージャンプは下半身を効果的に鍛える運動です。



汗だくになるトレーニングですよ。
5:もも上げ
もも上げもいいですね。

- ひざを思いっきり上げる
これで足全体への刺激が大きくなります。
外でのトレーニング 3選
外へ目を向けると、運動量も多くなります。なぜなら、運動量は「体の移動」に比例するから。ここでは、次の3つ、ご紹介しましょう。
- 縄跳び
- スロージョギング
- ウォーキング
これで、あなたの目の前がさらに広がります。
1:縄跳び
縄跳びは、少しだけ外に出る運動です。


そこで、ボクシング歴10年の私から、飛び方をご紹介しましょう。
片足で2回ずつだと、長く飛べる

片足で2回ずつ飛ぶと、簡単に飛べます。



さらに飛ぶのは、親指の付け根(母指球:ぼしきゅう)になります。足のつま先とイメージすると、簡単ですよ。


これで、確実に飛べるようになります。
2:スロージョギング
スロージョギングとは「話ができるほどのスピードで走ること」です。ジョギングを失敗した人におススメの運動。なぜなら、私がそうだから。

これなら、あなたも走れるはずです。それではコツをお話ししましょう。
- ①:ひじを引くように腕を振る
これで、胸も張れて、姿勢よく走れます。上半身も大きく動かせます。
- ②:呼吸は短く、鼻から2回吸って、口から2回吐く
肺も楽になり、リズムも付けられますね。
- ③:着地はつま先~足の中心で
かかとでの着地は痛いので、これがおすすめですね
- ④:タイムは気にしない
あなたの走る姿は、誰も見ていません。プレッシャーを感じる必要なんてないのです。
- ⑤:靴は、クッション性があるスニーカー
私はアシックスの4,000円くらいのスニーカーを使っています。値段ではなく、足にあったものを選びましょう。
3:ウォーキング
ウォーキングもいいですね。通勤や通学など、生活に入れ込むこともできます。こちらも、コツをお話ししましょう。
- ①:呼吸や腕の振り、足の着地、靴は、スロージョギングと同じ
これらは共通しているので、確認してください。
- ②:カバンはリュックなど、両手が使えるタイム
手提げタイプのカバンは、ただの「徒歩」と同じです。
- ③:「少し辛い」くらいのスピードで
歩くスピードを少し早くしましょう。これで、運動の効果も上がります。
まとめ
スクワットは、下半身にいいトレーニングで、やり方もたくさんある。だから、色々試し、理想の筋トレを手にしましょう。
さらに、ほかのトレーニングにも目を向け、全身を鍛え上げるのです。さあ、ゴングはなりました。あなたの本気を見せてください。
この4種類で、たくさんのスクワットが出来ますよ。