「ふくらはぎが痛いから、ストレッチで治るのかな?」と思っているあなた。
ストレッチが「できる場合」と「できないほど痛い場合」で、考えましょう。それぞれ対応をお話しします。痛みは、体からの大事なサイン。日本人は「痛くても、我慢することが正義」と考えることが多いですが、それは間違い。きちんと、体からの声に、耳を傾けましょう。
■ 目次
ストレッチが出来る場合
ストレッチが出来るなら、やりましょう。ただ、やる「程度」が大事になります。
気持ちいいで止めるべき

ストレッチは、気持ちいいで止めましょう。イタ気持ちいいでも、OKです。
やりすぎると、筋肉や関節に負担がかかります。これを「過伸展(かしんてん:伸ばしすぎ)」と言います。

筋肉が硬くなっている

筋肉が硬いと、痛むことが多いです。例えば、このようなとき。
- いきなり激しい運動をした
- 足がつった
- 同じ姿勢を長い時間続けた
この場合、ゆっくりと時間をかけて、筋肉と関節を伸ばしましょう。
ストレッチができない場合

痛みは体からサインである

痛みは、体からの大事なサインです。「もう無理」と悲鳴を上げています。ここを、真正面から受け止めましょう。
炎症・肉離れの恐れ
筋肉の炎症(腫れている)や肉離れなどの恐れがあります。この時の対処法は、次の3つです。
- 動かさない
- 温める・冷やす
- 病院の受診
頭に入れておけば、あなたの体を救ってくれます。
その1:動かさない

まずは、動かないこと。安静が1番です。動かすと、傷めた部分がさらに悪化することが多いいです。
私も股関節や背中を痛めた時、動かすとひどくなりました。そこで「動かさないこと」を心がけると、病院に行かずに治ったのです。(それでも、かなり時間はかかりましたが)
安静こそ、体への「最も効く薬」です。
その2:温める・冷やす

温める・冷やすと、楽になります。


そうですね。ポイントは、ケガをしてから時間です。
- ケガをして間もない場合…冷やす
- ケガをして時間がたった場合…温める
では冷やすのがいいのか温めるのがいいのか?それは、病気や怪我の時期により異なるのです。医学的に言うと急性期は冷やして慢性期は温めるというのが正解になります。
これで、適切な対応が分かりますね。
その3:病院の受診

早めの受診も大事ですね。対処が早ければ、回復の期間も短くなります。我慢せずに、病院に行きましょう。
まとめ
痛みの我慢は続きません。なぜなら、ずっと続くから。そこで、あなたの痛みがストレッチできるかどうか、まずは判断しましょう。これが、体を守る考えになりますよ。