「股関節のストレッチでやせた人の話を聞きたい」と思っているあなた。




さらにカロリーの計算も実際にしてみましょう。これで、やせない理由がわかります。


これで、あなたのモヤモヤは解決します。さらに、股関節が柔らかくなると、体に現れる効果。そして、痩せるために必要な「運動」と「食事制限」もお話しします。
いま、フツフツと沸いているその怒りは、無くなります。早速見ていきましょう。
股関節のストレッチだけでは痩せない
股関節のストレッチだけでは、やせません。先ほどの通り、お相撲さん(関取:せきとり)の体を見れば、明らかですからね。
関取の体を見ると簡単にわかる
関取は股割(またわり)というものをします。
さらに、四股(しこ)も踏みますよね。
つまり、股関節の柔軟性は、私よりも大きい。さらに、あなた以上かもしれない。だから「痩せる」とは言えません。
カロリーの計算式


運動のカロリーは次の計算式になります。
使うカロリー=
- 運動の強度(メッツ)×
- 時間(時間)×
- 体重(kg)×
- 1.05
そして、ストレッチの強度は「2.5メッツ」。つまり、体重60kgの人が20分間かけて行ったら、
- 2.5(メッツ)×
- 0.3(時間)×
- 60(kg)×
- 1.05=
47.25kcal
となります。これは、おにぎり半分以下。痩せるのは、かなり難しいですね。
股関節のストレッチをした人の体験談
股関節のストレッチをしてやせた人の意見です。
「効率的に痩せる体を手に入れる第一歩は、体をやわらかくすることなんです。たとえば、『スクワット』という運動一つとっても、柔軟性が高い人と低い人とでは屈伸の深さが異なり、エクササイズの効果に差がでてしまいます。深く正しく動けた方が、効果は大きくなりますよね。つまり大きな効果を得るためには、体の柔軟性が必要だということ。関節の可動域が広いやわらかい体は、無理なく大きく動かすことができます。大きく体を動かすことで筋肉もたくさん動くため、日常生活の中で自然に筋肉が鍛えられ、脂肪が燃焼しやすくなる……という好循環を生みだすというわけです。



2つの効果

- ケガしにくくなる
- 運動のパフォーマンスが上がる
これなら、確かに柔軟したくなりますね。
1:ケガしにくくなる

股関節が柔らかいと、ケガしにくくなります。なぜなら、上半身と下半身のクッションだから。ここが硬いと、衝撃が吸収されず、大きな力やダメージがかかります。
2:運動のパフォーマンスが上がる

股関節が柔らかいと、運動のパフォーマンスが上がります。足が大きく動くので、当然ですよね。
痩せるなら、運動と食事制限
ダイエットするなら、運動と食事制限をしましょう。これこそ、王道の法則です。
「ストレッチ」と「運動のストレス」の関係




運動習慣がない人は、30分以上の運動にストレスを感じる

体を動かす習慣がない人は、運動自体にストレスを感じます。これは論文でも証明されていること
しかし,運動習慣のない人にとっては30分以上の運動は,交感神経の過剰な興奮状態となり,ストレスが増加したことが示唆される。


ストレスになるもの全て、人は止めてしまう

人はストレスになるもの全て、止めます。仕事も、子育ても、結婚生活も。運動も。

ストレッチが「耐えられる心と体」を作る

そして、ストレッチの習慣があれば、このストレスに耐えられます。心も体も。


脂肪を分解する2つの運動

そこで、まず運動を、お話ししましょう。脂肪を分解するのは「有酸素運動」と「全力を出す運動」の2つです。なぜなら、どちらとも「カテコールアミン」というダイエットに効果的なホルモンを出すから。こちらに論文の証明があります。
〇カテコールアミンの働き
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
〇 有酸素運動
また,(有酸素運動の)連続法では運動中の血中アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,遊離脂肪酸およびグリセロール濃度が増加し,濃度の低下が認められた.
〇 全力を出す運動
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さ)約2倍もの濃度差が認められた
痩せるなら、この運動です。
- ウォーキング
- ジョギング
- 踏み台昇降
- ラジオ体操
- 筋トレ
- ダッシュ
- サーキットトレーニング
※いくつかの運動を数十秒間、全力で繰り返すもの
これで、あなたの体型も変わります。
糖質制限で手軽にダイエット

糖質制限で手軽にダイエットしましょう。糖質制限とは、米やパン、麺などの主食、さらに砂糖が入ったお菓子やジュースを抑える食事制限です。このダイエット効果の証明も、こちらになります。
KDが生体に与える影響の分子基盤を,実験動物などを用いて生化学,分子生物学的に検討している報告は意外と少ない.また,KD(ケトジェニックダイエット:糖質制限ダイエットと同じ意味)にダイエット効果があることはケトン体生合成メカニズム で明白であるが,
体重減少の特徴は、Blackburn の体重減少の評価法の高度体重減少と中等度体重減少の境界線付近に集中している様子が観察された。また、13研究(論文A, C, D, E, F, G, H, I, J, L, N, O, P)、すなわち(低糖質ダイエット)全体の68.4%において、検討期間である6カ月間に、一度以上の高度体重減少が見られた。一度も高体重減少が見られなかった研究は6研究と少数であった。その結果、検討対象の約70%の論文で、短期間での高度体重減少が観察された。
これで、あなたもやってみようかなと、思ったはずです。
1日120~150gに制限

糖質は「1日、120~150g」にしましょう。この量も、論文に記載されている数字。
一方、世界的に糖質制限食の研究結果の報告が蓄積され、1 日の糖質摂取量を120gあるいは150g以下にするような食事法が血糖、体重、血圧、脂質といったメタボリックシンドロームの構成要素のすべてに有効であることが示されている。
これで、安心して、できますね。
まとめ
股関節のストレッチだけでは痩せません。しかし、ストレッチが運動しやすい体を作り、それが結果的に痩せる「体」と「生活」を生み出します。
これを知らないから、多くの人は「痩せない」と言って止めていく。だから、体型も変わらない。
そのポイントに、今、あなたは気づきました。あとはやるだけですね。