「お腹に効くストレッチをして、少しでも細くしたいな」と思う人は、とても多いです。

さらに、ストレッチだけでは痩せない理由。それは使うカロリーが明らかに少ないから。


まずは、2つの効果。
- 姿勢をよくすると、お腹がへこんだ形になる
- ウエストを動かすと、脂肪がつきにくい

これは見過ごせません。
最後に、ダイエットに近道がないこと。ここを確認しましょう。これで、あなたの手には「本物のダイエット」が握られています。さあ、読み進めてください。
この筋肉が伸びる
お腹の筋肉は、次の3つです。
- 腹直筋(ふくちょくきん)
シックスパッドと呼ばれる筋肉
- 腹斜筋(ふくしゃきん)
体の横にある斜めの筋肉
- 腹横筋(ふくおうきん)
体の中にある筒状の「コルセット」のような筋肉
図で見てみましょう。


絵で見ると、イメージしやすいですよね。
お腹に効くストレッチ

ぜひ、試してください。
まずは、この2つ
その1:腰を回す

伸びる場所は、腹斜筋。



その2:ヨガの「コブラのポーズ」



続いて「股関節(こかんせつ)」を2つ
股関節のストレッチも、腹筋に効果があります。なぜなら、つながっているから。股関節は、腹筋のほかに、背中、足など20以上の筋肉とつながっている。

では、次の2つをお話しします。
- 両足をつけ、あぐらみたく座って、上半身を倒す
- 足を開いて、腰を落とす
あなたのお腹に、いい影響が必ずあります。
その1:両足をつけ、あぐらみたく座って、上半身を倒す



その2:足を開いて、腰を落とす

これで、腰もよくなりますよ。
ロングブレスとドローインで、腹横筋を鍛える


この2つが、腹横筋を使い鍛えます。これが「動的ストレッチ」。いわゆる「軽い運動」です。時間もわずか3分ほど。
では、1つずつ、見ていきましょう。
その1:ロングブレス
- 鼻から「3秒」で息を吸う
- 口から「7秒」で息を吐ききる
その2:ドローイン
- お腹をへこませて、息を吸う
- 「さらに」お腹をへこませて、息を吐ききる


痩せない理由は、使うカロリーが明らかに少ないから
痩せない理由は、ただ1つ。使うカロリーが明らかに少ないからです。
使うカロリーを計算する
運動で使うカロリーの計算式は、こちらです。
カロリー=
- 運動の強さ(メッツ)×
- 運動時間(時間)×
- 体重(kg)×
- 1.05
そして、ストレッチのメッツは「2.5」。
つまり、60kgの人が20分間行って使うカロリーは
- 2.5(メッツ)×
- 1/3(時間)×
- 60(kg)×
- 1.05=
51.5kcal



見過ごせない2つの効果


- 姿勢をよくすると、お腹がへこんだ形になる
- ウエストを動かすと、脂肪がつきにくい
これで、あなたのやる気は回復します。
1:姿勢をよくすると、お腹がへこんだ形になる
姿勢をよくすると、お腹がへこみます。例えば、こちらの絵をご覧ください。

つまり、今の体型と脂肪でも、あなたは「細く見える」のです。
ストレッチで姿勢が改善される
ストレッチで姿勢は変わります。なぜなら、筋肉や関節がほぐれるから。例えば、肩ですが「肩甲骨(けんこうこつ)」という骨をご存じでしょうか?


多くの人が猫背になっています。これが、先ほどの絵と同じ。
そして、ここを動かすと、背筋が伸びる。だから、胸が張り、細く見えるのです。

2:ウエストを動かすと、脂肪がつきにくい



ウエストを動かすと、脂肪がつきにくいです。なぜなら、脂肪は、動かないところにつきやすいから。
手には脂肪がつかない

皆さんの手には、脂肪がついていません。なぜなら、よく使うから。脂肪は「保管しているエネルギー」ですよね。つまり、これを置く「倉庫」が、体の中に必要です。
例えば、会社や体育館の倉庫を、思い出しましょう。「人があまり来ないところ」にありますよね。これが体では「動かない部分」になります。


つまり、お腹を動かすと、そこに倉庫を作らない。だから、脂肪がつきにくいのです。
ストレッチをする人が、細く若い理由


運動自体に、ストレスがある

運動自体に、ストレスがあります。特に慣れていない人は、30分以上、体を動かすとストレスを感じるのです。これは論文で証明されていること。
しかし,運動習慣のない人にとっては30分以上の運動は,交感神経の過剰な興奮状態となり,ストレスが増加したことが示唆される。
息が切れたり、全力を出したり、確かに「ストレス」と言えますよね。
ストレスがあると、人はどんなものでも避ける
ストレスがあると、どんなものでも、人は避けます。誰もストレスを、感じたくありません。これは、自分を守るための、当然の反応です。
ストレッチの習慣が、これに耐える「心」と「体」を作る

ストレッチは、10~20分の軽い運動です。つまり、毎日行うと、運動のストレスに耐えられる体と心が手に入ります。
さらに、ストレッチは、このような効果があります。
- 体と心がリラックスする
- 気持ちいい
- 自分自身と向き合える
- 頭がスッキリする
- 疲れが取れる
つまり、運動のプラス面も感じる。だから、体を動かすとき、前向きに取り組めます。これで、習慣になり、若く細くいられるのです。
「ストレッチだけ」と勘違いする人は、これが分かっていない
多くの人は、ここまで考えません。だから「ストレッチ→細く若くいられる」と勘違いするのです。
ダイエットに近道はない
ここで「ストレッチだけ」と思っていたあなたに、厳しい言葉を贈ります。ダイエットに近道はありません。ストレッチだけでは、痩せないのです。
運動と食事だけが、あなたの脂肪を分解する

本物のダイエットは「運動と食事」で成り立ちます。なぜなら、太った理由は食べ過ぎで、その脂肪を分解するのは、運動だけだから。
例えば「脂肪を分解するホルモン」であるカテコールアミンが、運動で出ることは、論文で証明されています。
〇カテコールアミンの働き
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。
~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
〇 有酸素運動
また,(有酸素運動の)連続法では運動中の血中アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,遊離脂肪酸およびグリセロール濃度が増加し,濃度の低下が認められた.
〇 全力運動
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さ)約2倍もの濃度差が認められた
そして、運動しても食べ過ぎれば、太ります。食事の結果が、あなたの体。ここを、真正面から見直しましょう。

まとめ
ストレッチをして、お腹を動かすことから、スタートしましょう。これで、まず体へ意識が向かう。意識が変われば、心も変わり、あなたの行動が改善されるはずです。あとは、あなた次第。私がやっているストレッチで、運動へのストレスを無くすのです。