「スロージョギングに使える、いい股関節ストレッチあるかな?」と思うあなた。
ランニング後に行う股関節ストレッチ一覧を、絵でわかりやすく説明します。さらに、効果もご紹介しましょう。


動的ストレッチとは、軽い運動のこと。これも説明します。さらに、股関節を守る走り方。正しいフォームも確認しましょう。
これで、あなたの不安は解消されますよ。
ランニング後に行う股関節ストレッチ 4つ
ランニング後に行うストレッチはこの4つです。
- 足の裏をつけて座り、上半身を倒す
- またを広げる
- 仰向けになり、足を上げて広げる
- 仰向けになり、ひざを引き寄せる

1:足の裏をつけて座り、上半身を倒す

足の裏をつけて、ひざを床につける

背筋を伸ばして、胸を床につけるようにする


2:またを広げる

- またを広げて、腰を落とす
- つま先は外側に向ける


3:仰向けになり、足を上げて広げる

あおむけになり、足を一直線に上げる

足の重さを利用して、広げる

4:仰向けになり、ひざを引き寄せる

ひざを両手で引き寄せる

3つの効果
では、股関節を伸ばす・柔らかくする効果は、次の3つです。
- 疲れが取れる
- ケガしにくくなる
- トレーニング効果が上がる
1つずつ見ていきましょう。
1:疲れが取れる

最初は「疲れが取れる」。股関節周りの固まった筋肉がほぐれるので、血行がよくなります。疲れの原因である物質も、全身から取り除かれますよ。
2:ケガしにくくなる

上半身と下半身をつなぐクッションとなる股関節を伸ばし、柔らかくすれば、ケガしにくくなります。

3:トレーニング効果が上がる

最後に、トレーニング効果が上がる点。足が出やすく、大きく動くため、タイムや距離、また感覚で現れます。
走る前におススメ 2つの「動的(どうてき)ストレッチ」
走る前は「動的ストレッチ」を行いましょう。次の2つがおすすめです。
- 軽く走る
- ラジオ体操
これで、体が運動の準備をします。
1:軽く走る

軽く走るのは、簡単で手軽です。

2:ラジオ体操
ラジオ体操もいいストレッチですね。コツは、次の2つです。
- 動作は1つ1つ大きく
- 指先まで、しっかりと伸ばす
汗が流れだします。
股関節を守る3つのコツ
股関節を守るコツは、次の3つです。
- 足の中心で着地
- 体を「少し」倒し気味で
- クッション性がある靴・靴下で
痛みを防ぐ点も、大事です。
1:足の中心で着地

足の中心で着地しましょう。かかとでは、衝撃が大きく、股関節にも影響が出ます。

2:体を「少し」倒し気味で
体を「少し」倒し気味で行いましょう。踏み出す時に、余計な力が必要ありません。

足が前に出て「着地だけ」意識できる

後ろ足で蹴る必要が出て、股関節に負担がかかる

3:クッション性がある靴・靴下で

クッション性のある靴・靴下を使いましょう。地面と接する道具こそ、ポイントになります。

そのほかのストレッチ 15選
せっかくなので、そのほかのストレッチもご紹介します。全部で15個
1:腕を引き寄せて、肩を伸ばす
2:手を上下に伸ばす
3:タオルを使って、腕全体を引っ張る
4:壁に手を付けて、肩を伸ばす
5:腕をねじって、肩甲骨の外側を伸ばす
6:後ろに手を置いて、あごを上げる
7:体の外側を伸ばす
8:腰をねじる
9:ヨガの「コブラのポーズ」
10:ひざを曲げて、足をつかむ
11:太ももの表側を、上半身を倒して伸ばす
12:ひざの裏を伸ばす
13:足を横から伸ばす
14:アキレス腱伸ばし
15:ハムストリングを伸ばす
全身をほぐしましょう。
1:腕を引き寄せて、肩を伸ばす

2:手を上下に伸ばす

3:タオルを使って、腕全体を引っ張る


固まった肩がほぐれます。腕が上がりますよ。

4:壁に手を付けて、肩を伸ばす

顔の向ける方向にポイントがあります。これで、普段使わない方向にも伸びるのです。

指の向きは、上下両方。バランスを整えるため、絶対にやりましょう。


5:腕をねじって、肩甲骨の外側を伸ばす
腕の組み方は、このようにしてください。

これで、肩だけを動かせます。ねじった手を後ろにもっていきましょう。

横から見ると、こうです。

6:後ろに手を置いて、あごを上げる

この3つを意識すると、肩甲骨(けんこうこつ)が動かしやすくなります。
- あごを上げる
- 指は後ろ向き
- 腰・お尻を上げる

7:体の外側を伸ばす

風船を抱えて、ふくらむイメージをすると、外側全体が伸びます。

8:腰をねじる

次のことを意識してください。

これで、凝り固まった背中と腰が、柔らかくなります。
9:ヨガの「コブラのポーズ」

こちらも、次の2点を意識しましょう。

背中の伸びが違いますよ。
10:ひざを曲げて、足をつかむ

ゆっくりと体を曲げましょう。

11:太ももの表側を、上半身を倒して伸ばす

伸びる筋肉はここです。

12:ひざの裏を伸ばす
伸ばし方は、この姿勢です。

腰を浮かせて、ひざを曲げると、ストレッチを休むことができます。

13:足を横から伸ばす

これで、ひざのだるさが取れます。

14:アキレス腱伸ばし

壁を押すと、すごい伸びます。必ずやりましょう。

15:ハムストリングを伸ばす
ハムストリングは、ここです。

やり方(フォーム)は、この絵の通りにしてください。

慣れると、伸びも大きくなり、気持ちいいですね。
まとめ
股関節は、体の中心となる大事なもの。ここを傷めると、日常生活にも影響が出ます。だからこそ、大事に扱いましょう。靴や服みたく、買い替えることができない、あなただけのもの。だからこそ、愛情をもって、大切に扱うことが大事です。