「1週間、運動なしで、やせたいな」というあなたは、わがままです。
しかし「むくみ」を取るなら、その希望も叶います。むくみとは、足や腕など、体のある部分に水がたまること。
これを抜けば、1週間でも、細くなります。その方法をご説明しましょう。
さらに、糖質制限をすれば、人によって3kg~5kg痩せる場合もある。ここも、お話しますね。
また「リバウンドしてもいい」と思うなら、全く食べない「絶食」という方法もあります。
ただ、おススメしません。なぜなら、確実にあなたの体がおかしくなるから。
そこで、バランスのとれた食事の大事さをお話します。これは、自然とダイエットできる力を持っている。ぜひ、あなたに聞いてほしいですね。
最後に、脂肪を燃やす運動もお話しましょう。あなたは、そのお腹についた脂肪をなくしたいはず。それなら、脂肪をエネルギーに変える、体の動かし方も知っておきましょう。これで、あなたは「本当のダイエット」を知ることになります。
「1週間で細くなった」、それで終わりはもったいない。人生を変えるスタートにしましょう。その方法が、下の本文にありますよ。
1週間でOK、むくみを取る4つの方法
むくみを取れば、1週間でも簡単に細くなります。期間が短くても、余計な水分は取れますからね。そこで、むくみの取り方を4つ、ご紹介しましょう。
- 血行(けっこう)がよくなるものを食べる
- お風呂に入る
- マッサージをする
- 糖質制限
「これほど簡単に、細くなるのか」と、驚くはずです。
1:血行(けっこう)がよくなるものを食べる

血行がよくなるものを食べましょう。血行とは、血液の流れです。この流れがよくなると、余計な水分も一緒に流れ、むくみも取れます。具体的には、こちらになります。
- しょうが
- 鍋やみそ汁などの温かいもの
- カレーなど辛いもの


いえいえ、お酒はむくみの原因になります。
理由は次の2点です。
- 体の水分が足りなくなり、水をため込もうとする。
- おつまみなど、塩分を多くとりすぎる
1つずつご説明していきますね。
アルコールがダメな理由 その1:体の水分が足りなくなり、水をため込もうとする

実は、お酒を飲むと、体の水分が足りない状況(脱水症状:だっすいしょうじょう)になります。なぜなら、アルコールを分解するときに、水分を使うから。さらに、温かくなり、汗をかいてしまうことも、理由の1つです。
水分がどんどん出ていくから、体はそれをため込もうとする。これがむくみの原因になるのです。
アルコールがダメな理由 その2:おつまみなど、塩分を多くとりすぎる
塩分や糖分を多くとりすぎると、水分もたまりやすくなります。次の絵をご覧ください。

体は塩分や糖分の濃度を、一定にしようと働きます。だから、取りすぎると、水分も多くたまるわけです。
居酒屋で出される料理には、塩分や糖分がたくさん入っているものが多い。だから、飲み会の次の日は、むくんでしまうのです。

しょっぱいものを食べたら、水を飲みたくなるのも、このためです。
2:お風呂に入る

血行をよくするなら、お風呂に入るのもいいですよね。39~40度くらいの温度で、20分くらい入ると、体の中から暖かくなります。
ポイントはきちんと水分補給をすること。先ほどもお話しましたが、脱水症状になると、体は水分をため込もうとします。飲んだ水が、また手足に戻ることはありませんので、安心してください。
3:マッサージをする

マッサージも余計な水分を取ってくれます。このときのポイントが、次の2つ。
- 強い力でやりすぎない
- 心臓に向かって、行う
こちらも、1つずつ見ていきましょう。
ポイント1:強い力でやりすぎない

強い力でやりすぎると、余計な水分が出ていきません。なぜなら、毛細血管(もうさいけっかん:全身にある細い血管)を傷つけてしまうため。この血管が、実は水分の通り道。優しくマッサージをしてあげましょう。
ポイント2:心臓に向かって、行う

心臓に向かって押し出せば、余計な水分が、全身に流れていきます。どの方向にマッサージをするのか、も大事なわけです。
4:糖質制限
糖質制限も、たまった水分が抜けていきます。なぜなら、水分についている栄養(グリコーゲン)を使うから。
そこで、次の2つの方法をご紹介しましょう。
- 3食すべての糖質を抜く
- タンパク質をしっかりとる
もちろん、1つずつ確認してきましょうね。
方法1:3食すべての糖質を抜く

1週間という短い時間であれば、3食すべての糖質を抜きましょう。筋肉や肝臓にため込んでいたグリコーゲンが使われます。びっくりするくらい、体重が減るはずです。
方法2:タンパク質をしっかりとる

糖質制限をしても、タンパク質はしっかりとりましょう。何も食べない断食は、不健康になります。タンパク質をしっかりとれば、糖質の代わりにも(これを糖新生「とうしんせい」といいます)、筋肉や肌を作る材料にもなります。
1週間という短い期間だからこそ、食べ物にも気を付けるのです。
リバウンドしてもいいなら絶食もあり

という人は断食がいいかもしれません。

しかし、あまりおススメできないです。
その理由は、「ただやつれるだけ」だから
ただ、やつれるだけ

あなたはダイエットして、綺麗になりたい、かっこよくなりたい、健康でいたい、若くいたい、人生を変えたいと思っているはず。
断食では、それができません。なぜなら、肌はボロボロになり、体調はおかしくなる。骨もスカスカになって、死んだ魚のような目になってしまう。
これが、あなたが目指す姿か、もう1度考えてください。
きちんとした食事だけで痩せる方法
1週間という短い期間であっても、きちんとした食事で痩せられます。なぜなら、食事の見直しこそ、本当のダイエットに必要だからです。
バランスがいい食事がやせる2つの理由
バランスがいい食事は、やせます。もっというと、あなたにとって1番いい体重になります。答えは次の2つ。
- すぐに満腹になる
- 健康になる
さあ、1つずつ見ていきましょう。
理由1:すぐに満腹になる

バランスがいい食事は、すぐに満腹になります。なぜなら、体に必要な栄養が入ってくるから。たとえば、ポテトチップスだけで、1日に必要なカロリーを取っても、何か満足しませんよね。極端な例ですが、これが事実です。栄養を取れば、体は満足し、お腹も満たされるのです。
理由2:健康になる

バランスのいい食事は、健康になります。体には色々な栄養が必要。あなたの目も、肌も、骨も、筋肉も、内臓も、食べたものから作られます。だから、色々な栄養を取り込めば、健康になるのです。
太った理由は食べ過ぎたから
ここで、あなたが太った理由をお話しましょう。それは食べ過ぎです。あなたは、必要以上に食べたのです。そこで、食事の見直し方をお話しましょう。やり方は簡単。1週間で口にしたものを、全て写真に撮るのです。
1週間で自分が口にしたものを、全て写真にとる

ダイエットは、食生活の見直しです。そして、今はその見直しが、写真で簡単にできます。これで、食べる量と、何を食べているかという「質」まで、簡単にわかるのです。
見直すと「え? こんなにとっていたの?」と驚くはずです。ぜひ、やってみてください。
今は、アプリを使うと、さらに楽にできます。おススメはこちらの2つです。
- カロリーママ
- あすけん
では、1つずつ見ていきましょう。
〇カロリーママ

こちらが、カロリーママの計算している画面です。
また、カロリー計算はもちろん、他にも色々できるアプリです。例えば、このような感じ。
- 食事のいいところを言ってくれる
- 次の食事のアドバイスをしてくれる
- カロリーママから、褒められたり、叱られたりと見守ってくれる
- 歩数計と連動して、カロリー計算をしてくれる
これなら、ダイエットも、続けられそうですよね。
〇あすけん

あすけんは、ダイエットアプリとして、有名なものです。カロリー計算の画面はこのようになります。
あすけんでは、このようなことができます。
- 栄養士からアドバイスがもらえる
- 会員が多いから、やりやすい
こちらも、試してみる価値はありますよね。
脂肪を燃やす2つの運動
脂肪を燃やすなら、運動も必要です。なぜなら、運動は脂肪を分解するホルモン「カテコールアミン」を出すから。これは、論文で証明されています。
〇カテコールアミンの働き
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである
〇 有酸素運動が、カテコールアミンを出す
また,(有酸素運動の)連続法では運動中の血中アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,遊離脂肪酸およびグリセロール濃度が増加し,インスリン濃度の低下が認められた.
〇 全力運動が、カテコールアミンを出す
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
「ダイエットは食事と運動が大事」と言われるのが、よくわかりますよね。しかも、その運動とは「有酸素運動」と「全力を出す運動」であることも、今、わかったはず。だから、取り入れましょう。
そこで、メニューを2つ、用意しました。
- 有酸素運動+HIIT(ヒット)
- 筋トレ
1つずつ説明しましょうね。
運動 その1:有酸素運動 20分+HIIT 4分

まず、聞きなれないHIIT(ヒット)についてですが。これは、ダッシュ練習のように「全力運動と休憩を交互に行う運動」です。部活などで経験がある人も多いでしょう。たとえば、このような感じ
15秒 ダッシュ
45秒 休憩
これを4回繰り返す
そして、このメニューをおススメ理由が、次の3つです。
- カテコールアミンが出やすい
- 朝行えば、エネルギーを多く使う体になる
- 短時間で、続けやすい
さあ、1つずつ見ていきましょう。
おススメ理由 その1:カテコールアミンが出やすい

このメニューは「有酸素運動」と「全力を出す運動」の2つを組み合わせています。つまり、脂肪を分解する運動の組み合わせ。だから、ダイエットに効果的なのです。
おススメ理由 その2:朝行えば、エネルギーを多く使う体になる

朝、行えば、エネルギーが燃えやすい体になります。
まず、全力で運動すると、息が切れて、酸素が足りなくなります。だから、借りるしかありません。それが実は体の中になります。
ただ、借りた酸素は返す必要があります。だから、運動した後も、酸素を多く取り込む。多く酸素が取り込まれれば、エネルギーも多く使われる。これが「エネルギーを多く使う体」の正体です。ちなみに、この状態をEPOC(えぽっく)といい、論文でも証明されているものになります。
運動後の酸素消費量が安静値へ回復しても肺胞でのや酸素消費量は有意に上昇した状態が続いていた.このことは,運動後に長時間に渡って観察される全身レベルでの酸素消費量の増大は、活動筋以外の組織でのエネルギ消費の亢進,例えば換気や心筋活動の増大,肝臓での糖新生などに起因している可能性を示唆している.
なかなか、うまく作られたメニューですよね。
おススメ理由 その3:短時間で、続けやすい

この運動は、わずか24分で終わります。しかも、有酸素運動で次の2つの準備をしているのです。
- HIITで全力を出すため
- 朝に行うので、体自体を起こすため
この準備そのものも、脂肪を燃やしているから、効率がいいわけです。

私もこの運動を、20年間行っていますよ。おかげで、176cm、65kgの体型を40代でも、維持しています。
運動 その2:筋トレ

続いての運動が筋トレです。3つのポイントを押さえれば、筋トレも痩せる運動になるのです。
- 全力を出す
- 4つほどのメニューを20分ほどかけて行う
- 正しいフォームで行う
では、1つずつ見ていきましょう。
ポイント1:全力を出す

先ほどもお話しましたが、全力を出す運動は、カテコールアミンが出ます。追い込むことで、あなたの脂肪は分解されるのです。
ポイント2:4つほどのメニューを20分ほどかけて行う

分解された脂肪を使うために、20分ほどの運動時間が必要です。有酸素運動がダイエットにいいと言われているのは、長い時間運動できるから。
このため、筋トレも、4つほどのメニューで20分ほど運動するようにしましょう。
ポイント3:正しいフォームで行う

筋肉にきちんと働きかけるように、正しいフォームで行いましょう。これで、より大きな効果が出てきます。
たとえば、私は、このような腕立て伏せを行っています。

〇動画で見るなら
これを、きちんとしたフォームで行うと、正直きついです。
- 2秒で腕を曲げる
- 1秒キープ
- 2秒で腕を伸ばす
- 1秒キープ
- 腕を伸ばす時、ひじをカチッとしない(伸ばしすぎない)
- なめらかに動かす
あなたが思っていたのと違うかもしれませんね。これはプリズナートレーニングという本に載っているものです。

実際に私はこのトレーニングで、体が変わりました。
きちんとしたフォームで行えば、あなたの体となって、効果が現れます。
時間がない人におススメ

筋トレは、時間がない人におススメです。特に、自分の体重を使った自重(じじゅう)トレーニングがいいですね。
器具も必要ないですし、すぐに始められますから。昼休みとかでも、簡単にできます。
まとめ
1週間でむくみを取ることはできますが、脂肪は燃えません。なぜなら、あなたの脂肪は、長い時間かけて作られたから。本当に少しずつ、食べ過ぎた分が脂肪に変わっていったのです。
だから、ダイエットも「同じか、それ以上の時間」をかける必要がある。そのために、あなたの食事をきちんと見直すことが大事です。これが、本当のダイエット。
あなたは今、それを知りました。あとは、動くだけですね。
今からやりましょう。明日ではだめです。
そのわずかな1歩が、脂肪を燃やす「大きな1歩」となるのです。