「1日1食ダイエットをしているんだけど、体重が減らないな」と停滞期に悩むあなた。その原因をご紹介しましょう。具体的に次の5つです。
- 変化が大きい
- 期間が1~2か月過ぎた
- 食べていない
- お菓子の食べ過ぎ
- ある程度ダイエットが成功した
そして、1日1食のやり方をご紹介しましょう。さらに、成功する人の特徴も解説。
ただ、ダイエットなら、運動が必要です。もちろん説明しますね。最後に、1日5食でもダイエットになること。これで、目の前が広がるはずです。迷いはなくなる。さあ、早速始めましょう。
停滞期 5つの原因とその対策
停滞期の原因は次の5つです。
- 変化が大きい
- 期間が1~2か月過ぎた
- 食べていない
- お菓子の食べ過ぎ
- ある程度ダイエットが成功した
では、1つずつ確認しましょう。
1:変化が大きい
まずは体重の変化が大きい点。つまり「これ以上減ると危ない」と言う信号です。
1か月で「体重の5%」「3キロ以上」なら、体が反応する
1か月で「体重の5%」「3キロ」以上減ると、体は危ないと判断します。なぜなら、食べ物が入らず、痩せ続けて死ぬ可能性があるから。人は、昔から食べ物が無く、飢餓(きが)と戦ってきました。その記憶が意識の奥にあるのです。
2:ダイエット期間が1~2か月過ぎた
ダイエット期間が1~2か月過ぎてからも、痩せにくくなりますね。これは以前の状態に戻そうとしているから。これを「ホメオスタシス」と言います。
恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。生物が生物である要件のひとつであるほか、健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性とも言われる。
つまり「デブが普通」と記憶されて、勝手に戻ろうと反応している。だから、痩せにくいのです。
3:食べていない
「食べていない」のもありますね。つまり、1日に必要な最低のカロリー(基礎代謝:きそたいしゃ)さえ取っていないこと。
ここでも、体は「危ない」と判断し、筋肉を分解します。なぜなら、エネルギーを多く使う邪魔なものだから。その代わり、脂肪は大事な「エネルギーの貯金」なので、取っておく。これで、太りやすい体の完成です。
4:お菓子の食べ過ぎ
お菓子の食べ過ぎもありますね。食事ではない「間食」で、取り過ぎているのです。例えば、こちら。
- カルビー ポテトチップス
【 336kcal 】
- コカ・コーラ 500ml
【 225kcal 】
- キットカット 小分けの1袋
【 54kcal 】
さらに、ジュースやカフェオレ、お酒もカロリーが高いです。
- サントリー ボス カフェオレ 350g
【 154kcal 】
- 7カフェ ホットカフェラテL
【 137kcal 】
- コカ・コーラ 500ml
【 225kcal 】
- オレンジジュース 500ml
【 210kcal 】
これでは、当然、減りません。
2つのアプリで確認する

と思っているあなた。「3 食べていない」「4 お菓子の食べ過ぎ」でお話しした確認を、アプリを使って行いましょう。次の2つをご紹介します。
どちらも、メニューの入力で、自動的にカロリーを計算します。さらに、特徴は次の通りです。
【 あすけん 】
- 会員数500万人ほどで、日本有数のダイエットアプリ
- 公式サイトで「3か月平均マイナス4キロ」と記載がある
【 カロママ 】
- 管理栄養士からアドバイスがもらえる
- 食事を写真で送ると、次のメニューのアドバイスがある
便利なものこそ、使うのです。
5:ある程度、ダイエットが成功した
最後に、ある程度、ダイエットが成功したこと。今の「食事のカロリー」と「使うカロリー」のバランスが取れたことです。

これなら、さらに制限すると、痩せる可能性があります。
1日1食のやり方
ここで、1日1食のやり方を確認しましょう。やり方がおかしいと、当然、結果は出ませんからね。
夜に好きな食事を行う
夜に好きな食事を行いましょう。タイミングもベストです。朝も昼も、時間があまり取れませんからね。
食事の時間を楽しむのも大事
1日1食だからこそ、食事の時間を楽しみましょう。会話や、テレビや動画を見て食べる時間こそ、ぜいたくそのもの。人生に必要な「豊かさ」になります。

何を食べても、お酒を飲んでもOKです。
間食もOK
そして、間食もOKです。ただ、食べ物が決まっています。こちらにしましょう。
- 素焼きのナッツ
- ギリシャヨーグルト(無糖)
- チーズ
- 食べる小魚
- プロテイン
糖質を抜いた物であれば、血糖値上下がないので、「空腹」が出にくいです。
ただ、食べ過ぎに注意
ただ、食べ過ぎると、当然、太ります。
【アーモンド・焙り(100g中)】
- エネルギー「608kcal」
- たんぱく質「20.3g」
- 脂質「54.1g」
- 糖質「10.3g」
【ヨーグルトの栄養成分(100g中)】
- エネルギー「62kcal」
- たんぱく質「3.6g」
- 脂質「3.0g」
- 糖質「4.6g」
【6Pチーズの栄養成分】
- エネルギー「325kcal」
- たんぱく質「20.8g」
- 脂質「26.3g」
- 炭水化物「1.2g」
【食べる小魚 100g】
- エネルギー「332 kcal」
- たんぱく質「64.5 g」
- 脂質「6.2 g」
- 炭水化物「0.3 g」
【プロテイン】
- 森永ウイダープロテイン(20g)【55~110kcal】
- グリコ ホエイプロテイン(20g)【74 kcal】
- 明治 ザバス ホエイプロテイン(21g)【81kcal】
- ザバス for Woman シェイプ&ビューティ(21g)【77kcal】
カロリーにも注意しましょう。
1日1食で成功する人が持つ特徴 2つ
1日1食の生活が成功する人もいます。具体的には、次の2つです。
- 胃腸が弱い
- 疲れやすい
1つずつ確認します。
1:胃腸が弱い人
まずは胃腸が弱い人。食べ物の消化する「力」が弱いので「少ない量」で十分になります。
2:疲れやすい人
そして、疲れやすい人。食べ物の消化も「体の労働」になります。例えば、食べ放題に行った後、眠くなりますよね。あれは、お腹に入った「大量の食べ物」を消化し続けているから。だから「疲れの原因」となるのです。
普通の食生活に戻すなら、確実に運動が必要
1日1食から、3食に戻す計画なら、運動が必要です。なぜなら、先ほどもお話しした通り、筋肉が衰えるから。今のままでは「太りやすい体」で「リバウンド(以前よりも太る)」します。
筋肉は使うことで、成長する
筋肉は使うことで成長します。本当の栄養は、プロテインではなく「トレーニング」。タンパク質を取っただけではダメです。
トレーニング自体、もちろんカロリーを多く使いますが、成長した筋肉は基礎代謝も増やします。車のエンジンをイメージしてください。止まっていても、大きなエンジンなら、ガソリンを多く使いますよね。それを体の中に作り上げるのです。
運動で、骨を丈夫にする
さらに、運動には骨を丈夫にする力もあります。こちらに、証明があります。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう:ほんの少しの運動や力で、骨が折れること)は骨が脆くなって骨折しやすい状態をいいます。腰椎や大腿骨の骨折によって、腰痛や寝たきりの原因になることさえあります。骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムの摂取と日光浴に加えて、ウォーキングや筋力トレーニングなど骨に刺激が加わる運動が推奨されます。
~(中略)~
したがって骨粗鬆症を予防するためには、ウォーキングやジョギングのような重力のかかる運動が効果的だと考えられます。軽いダンベルを持ったウォーキングはパワーウォーキングと呼ばれますが、自身の体重に少し負荷を増やしたウォーキングも効果的でしょう。
一方で骨は通常腱を介して筋肉へとつながっているため、筋力トレーニングによって、骨に直接刺激を与える方法も効果的です。ウエイトマシンなどを利用して筋力トレーニングを行うと、重りを持ち上げるたびに筋肉は強く収縮し、骨に刺激が伝わります。さらに筋力トレーニングは、ウォーキングやジョギングだけでは強化できない上半身の骨も鍛えることができます。自分の弱い部位を選択的にトレーニングすることができて効果的です。
これで、骨粗鬆症にもなりにくくなります。
筋肉と骨を鍛えると、カッコいい「体型」になる
筋肉と骨を鍛えると、カッコいい体型になります。体のシルエットを作り上げますからね。例えば、自重(じじゅう)トレーニングの神様と言われている、フランクメドラノは62歳です。
さらに、なかやまきんに君ですが、私と同じ42歳です。
筋肉と骨で、印象は全く変わるのです。
食事制限だけでは、細く老人の体になるだけ
食事制限だけでは、老人のような体になるだけです。

あなたの「痩せたい」と思い描いた体とは違うはず。今すぐ理想の姿を追い止めましょう。
1日5食でもダイエットできる
最後に、1日5食のダイエットもあります。


はい。先ほどもお話しした「血糖値を上下させない」ため、回数を「増やした」のです。
1日1食、1日5食をしている医師の対談
1日1食と1日5食、それぞれ行っている医師の対談があります。こちらです。
なぐも・よしのり/’55年生まれ。乳房専門のナグモクリニック総院長。コメンテータとしてTVにも出演。著書に『50歳を超えても30代に見える生き方』など
はやしだ・やすたか/’72年生まれ。医学博士・眼科専門医。抗加齢医療を行うRサイエンスクリニック広尾副院長。自身も食事療法などに精通・実践している
【南雲】:これまで著書などでも公言してきましたが、私は食事を一日1回しか摂りません。朝と昼を抜いて夜に食べています。その代わり、夜は自分の食べたいものを好きなだけ食べるようにしている。
【南雲】:最初は一日3食でした。ただ、前の晩に暴飲暴食をすると朝は胃がもたれている。昼を食べると午後は眠くて仕事がおろそかになる。そのため徐々に食事回数を減らしていくうちに、一日1食に落ち着いたのです。この食事法を始めてから体重はみるみる減少、肌や血管年齢も若返り、59歳になった今でも、身体はすこぶる好調です。
~(中略)~
【林田】:一日5食といっても、もちろん毎食満腹になるまで食べるのではありません。空腹感を感じない程度に多食するということです。肝心なのは、一日の総カロリー。これを把握して、一日の合計がそれを超えないように加減しながら食べていくというスタイルが重要なんです。私はこの食事法で、70㎏近くあった体重が58㎏になり、体調もずいぶんと改善されました。
ダイエットのアプローチは、人それぞれなのです。
ボディビルダーも同じことをしている
ボディビルダーも同じことをしています。これはダイエットのほかに、筋肉の分解を防ぐため。糖質を抑えて、脂肪を燃焼させるとともに、タンパク質を取り入れて、筋肉の分解を防ぐためです。
このような方法もあるのです。
まとめ
停滞期は怖いもの。ただ、今の「見直し」を行えば、確実に次すべきことがわかります。ここにはその全てがある。あとはあなた次第ですね。停滞期は、ダイエットが「うまくいっている証拠」。絶対に続けることをおすすめします。