「ダイエットの停滞期が2回目なんだけど」と不安になっているあなた。

- その1:極端な食事制限
- その2:大きな変化をしている
- その3:2か月以上、食べたカロリーが少ない生活をしている
そして、不安にならない方法もご紹介。これで、安心してダイエットできますよ。
停滞期は何度でも来る
停滞期は何度でもきます。なぜなら、体が危険と判断すれば「カロリーを使わない」から。この状況が続けば、体はずっとこの状態です。
「体が危険だ」と判断する3つの状況
危険と判断する状況は、次の3つです。
- 極端な食事制限
- 大きな変化をしている
- 2か月以上、食べたカロリーが少ない生活をしている
これがある限り「何度でも」起きるのです。
その1:極端な食事制限
まずは極端な食事制限。体に必要なエネルギーさえ入らないので、当然「危険」ですよね。特に基礎代謝(きそたいしゃ)と呼ばれる「1日に最低限必要なカロリー」以下になると、体は「筋肉」を分解して、エネルギーにします(糖新生:とうしんせい)。その代わり、脂肪は大事なエネルギーの貯金であるため、取っておく。これで、やせにくい体になり、さらに停滞するのです。
【 厳しい糖質制限も同じ理由 】
厳しい糖質制限も同じ理由です。エネルギーになる栄養の不足で、代謝が落ちます。さらに、炭水化物に含まれる食物繊維(しょくもつせんい)なども取っていないので、排便にも影響します。さらに「頭痛」「ボヤ~っとする」「だるさ」なども出るのです。
【 解決方法は、制限の見直し 】
解決方法はダイエットの見直しです。バランスの取れた食事をすれば、栄養も豊富で、体も満足し、量も適正になります。なぜなら、空腹は「栄養が足りないサイン」だから。
さらに、糖質の制限も「1日120~150g」にしましょう。このダイエット効果は論文で証明されています。
一方、世界的に糖質制限食の研究結果の報告が蓄積され、1 日の糖質摂取量を120gあるいは150g以下にするような食事法が血糖、体重、血圧、脂質といったメタボリックシンドロームの構成要素のすべてに有効であることが示されている。
情報こそ、あなたの力になります。
その2:大きな変化をしている
続いて、大きな変化。次の2つの状況が当てはまります。
- 体重の5%以上
- 3キロ以上
そこで「このまま減ると、体がおかしくなる」と体が判断します。だから、エコモードのように、エネルギーを使わなくなるのです。
【解決方法:ダイエットの見直し】
こちらも、ダイエットの見直しを行うこと。バランスの取れた食事をしっかり取り、適切な運動をすれば、停滞期は必ず無くなります。
その3:2か月以上、食べたカロリーが少ない生活をしている
2か月以上「使うカロリー」より少ないと「このまま続くと、死んでしまう」と体が反応します。ずっと足りないのは、生命維持にとって大変ですからね。
【解決方法:チートデイを行う】
方法はチートデイを行うこと。これは「1日だけ、かなり多い量を食べること」になります。例えば、カロリーは「2,500~4,500kcal」取りましょう。さらに、栄養バランスが大事です。髪も、筋肉も、骨も、爪も、肌も、作り変えて生きており、この材料の栄養が色々必要ですからね。
停滞期を起こさないためには、1か月に2キロのペース
停滞期を起こさないためには、1か月に2キロのペースで行うこと。これで、エコモードへのスイッチの切り替えを抑えられます。
停滞期が来ても不安にならない方法
停滞期が来ても不安にならない方法は次の4つです。
- 体型を見る
- 楽しいものを行う
- アンチエイジングの効果を手にする
- 筋トレで成長をする
こちらも1つずつ確認です。
1:体型を見る
まずは体型を見ること。これが変われば、ダイエットは成功です。なぜなら、誰もが細く引き締まった体になりたいから。体型が「他人から見た、あなた自身」です。ここを変えることを考えましょう。
体重計を見ないこと
つまり、体重計を見ないことです。今のあなたが「停滞期」と分かったのは「体重が減っていない」から。ただ、この数字は誰も知りません。あなたは隣の人の体重を知りませんよね。つまり、その程度なのです。
2:楽しいものを行う
楽しいものを行いましょう。なぜなら、絶対に続くから。私もこれだけで、176㎝、65kgの体型を28年間維持しています。




はい。ご紹介します。
運動音痴なので、楽しい運動だけをする
私は小学校3年の時、138㎝、48kgのデブで、体育の時間、クラス全員の前で「マット運動のできない例」として、やらされたことがあります。それほど、運動は苦手。だから好きなことだけやっています。
例えば、ボクシング。もうジムには通っていませんが、誰も来ない清掃工場の前でやっています。恥ずかしいし、時々走っている車に乗っている子供から「頑張って!」と言われますが、楽しいから、続けているのです。
3:アンチエイジングの効果を手にする
アンチエイジングの効果が手にできるのも、いいですね。細く引き締まった体は、若々しい印象を与えます。実際に芸能人も同じ印象ですよね。
- 京本政樹
- 福山雅治
- 織田裕二
- 仲村トオル
- 石田ゆり子
- 渡辺美奈代
- 森高千里
- 永作博美
この効果を手にするのです。
食事と運動で、アンチエイジングの効果は手に入る
食事と運動で、アンチエイジングの効果は手に入ります。なぜなら、この2つで体は作られているから。
食べた物だけで、体は作られます。つまり、次の2つは全く違う。
- 肉、魚、きのこ、野菜など、バランスの取れた食事で出来た肌、髪、骨
- お菓子やファーストフードばかりで出来た肌、髪、骨
若々しい人が、食事に気をつけるのは、当然です。さらに、運動には肌の老化を予防する力があります。
皮膚の老化を避けるためには光老化対策、酸化ストレス対策、糖化ストレス対策が重要である。
一次予防としては骨格筋肉量の維持、適度な運動、適正な食習慣が奨励される。これは血糖の急激な上昇を避け、インスリン抵抗性を増加させないためである。グルコースの70%は骨格筋で消費され、骨格筋量の減少がインスリン抵抗性増加を助長するので筋肉負荷運動は重要である。
また、日本抗加齢医学会(にほんこうれいいがっかい)というアンチエイジング専門の学会のサイトでも、運動の大事さが書かれています。
アンチエイジング医学は“加齢”に焦点をあてた究極の予防医学といえる。 予防医学を考えるときに最も中心的な医学となる可能性を秘めた医学なのである。
現在厚生労働省は、メタボリックシンドローム撲滅のためにあげている、適度な運動、適切な食事、禁煙、サプリメントなどはまさにアンチエイジング医学の流れにそったものであり、単に疾患予防というレベルを超えて、さらに健康レベルをあげていくことがアンチエイジング医学的アプローチといえる。
所見から抗加齢(アンチエイジング)的な医学的戦略に結びつけます
(例)
骨年齢が高ければ、 適量の骨に刺激を与える運動や有酸素運動をすすめます。
体脂肪が多く、筋肉量、筋力等に問題があれば、 具体的な運動方法を教え、簡単に出来る筋トレを指導します。
血管年齢が高ければ、 動脈硬化性疾患の存在を念頭に置き、上位の医療機関で再検査を行い、抗凝固療法なども視野におきます。
だから、ダイエットすると、若さが戻るのです。
4:筋トレで成長をする
最後に筋トレで成長すること。「昨日より確実に進んでいる」ことが安心します。「停滞」しているから、あなたは不安。だから「確実に前進」する筋トレが効果的なのです。
筋肉がつくのは「太る」のと同じ
実は筋肉がつくのは「太る」との同じ。あなたが知っている「太る」「痩せる」とは意味が違ってきます。
- 太る
→筋肉、脂肪など「何かがつく」
- 痩せる
→筋肉、脂肪など「何かがなくなる」
つまり、筋肉を付けるには、カロリーを取ることが大事なのです。
まとめ
停滞期は何回でもきます。ただ、それは体にとって大事な働き。だからこそ、確実なペースで、行うこと。そして、体型を作り上げましょう。体重はあくまで「数字の1つ」。それ以外に意味はありません。鏡に映る自分を変える力こそ、あなたに必要です。
何度でもきます。その状況は、大きく3つに分かれます。それがこちら。