「ダイエットの停滞期の長さって、どれくらいかな?」と思っているあなた。
原因を解決すれば、収まります。その点をご紹介しましょう。また、停滞期ではない場合も解説します。そして、ダイエットは続けることが大事。これに必要な4つの条件もお話しします。もう大丈夫。あなたは必ず前へ進めますよ。
停滞期の長さは、体が「もう大丈夫」と思うまで続く
停滞期の長さは、体が「もう大丈夫」と思うまで続きます。なぜなら「体が危険だ」と判断して、カロリーを使わないから。この原因は次の4つです。
- 極端な食事制限
- 大幅な体重減少
(1か月に体重の5%、または3キロ以上)
- 厳しい糖質制限
- 2か月以上ダイエットをしている
この原因を取り除くことが大事です。
1:バランスの取れた食生活に戻すこと
1つめは、バランスの取れた食生活に戻すことです。先ほどの「極端な食事制限」「大幅な体重減少」「厳しい糖質制限」だと「これはまずい」と体が勝手に判断します。
- 必要なカロリーが入ってこない
- 1か月に5キロも10キロも減ってしまう
- 1日に必要な糖質が全くない
これは「生命を維持するのに危ない状況」。だから、バランスの取れた食生活に戻すのです。
綺麗、カッコよくなるには、栄養バランスが大事
綺麗、カッコいいには、色々な栄養が必要です。なぜなら、髪も、骨も、筋肉も、肌も、作り変えているから。この材料が入らないと、髪はパサパサ、肌はボロボロ、青白くゾンビのような顔になってしまう。


ですよね。だから、栄養バランスを整えるのです。
栄養バランスが整った食事なら、適量で満足する
栄養バランスが整った食事なら、適量で満足します。なぜなら、空腹は「栄養が足りないサイン」だから。つまり、必要な栄養が入れば、体は満足なのです。
糖質には依存性がある


それは「依存性(いぞんせい)」の力です。
依存性とは「そればかりで時間もお金も支配され、生活に影響が出てしまうこと」。実際に医療機関のサイトで、この力が書かれています。
疲れていると甘いものが食べたくなったり、食後はデザートがほしかったり。甘いもの好きの人にとって、甘いものは人を幸せにする「癒やし」の効果があります。~(中略)~
砂糖依存症とは、砂糖を大量に摂らずにはいられない、いわゆる「甘いもの中毒」のことです。砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれ、薬物やアルコール並の中毒性・依存症があるといわれています。
多くの人が糖質制限でダイエットできる理由


それは、今の食生活が「取り過ぎ」だからです。
- スーパーやコンビニで売っているお菓子や菓子パン
- 「ラーメンライス」
- 「そばと丼のセット」
- コーラ、カフェオレなどの飲み物
これを抑えるだけで「糖質」と「カロリー」両方抑えられる。だから、糖質制限のダイエット効果が高いのです。
2:チートデイを行うこと
2か月以上「食べるカロリーが少ない状況」なら、チートデイがいいですね。これは「1日だけ多くカロリーを取ること」で「あれ? 食べ物が少ない状況が終わった!」とだまされる。だから「カロリーを使わないスイッチ」を切り替えられます。
チートデイのやり方
チートデイのやり方は次の通りです。
- 取るカロリーは「2,500~4,500kcal」
- 不足しがちな栄養を取ること
- この2つを守れば、ポテトチップスなどのジャンクフードもOK
これで、あなたの体は変わっていきます。
我慢したからと言っても、停滞期は収まらない
つまり、我慢は停滞期の解決手段になりません。多くの人が、これでダイエットをやめてしまう。

食事制限しても、体重が減らないと「何でなの?」と思いますよね。
運動でも、収まらない理由
そして、運動も同じこと。体の「エネルギーを使わないスイッチ」に影響がない。食事制限して、さらにトレーニングだと、疲れ切ってしまいますよね。
停滞期ではない3つの場合


それは、停滞期とは違います。次の3つをご覧ください。
- 1:始めて1~2週間は、グリコーゲンが使われただけ
- 2:運動だけのダイエットは、停滞期はない
- 3:ある程度、体重が減ったあとは、カロリーのバランスが取れた

では、確認していきます。
1:始めて1~2週間は、グリコーゲンが使われただけ
始めて1~2週間で「停滞期だ~」と思っているあなた。それは「グリコーゲンが使われただけ」です。これは、たくさんの水分を付けているので、簡単に落ちます。
最初は水分が抜けていきます。体の70%あるので、当然、変動もしやすい。例えば、今、話題の「糖質(とうしつ)制限」をすると、体内の栄養であるグリコーゲンが使われます。これを1g使うと、体から3gの水が抜けていきます。
~(中略)~
この状態で糖質制限を行うと、筋グリコーゲンや肝グリコーゲンが枯渇し、それに伴って当然結合水もなくなるわけです。
そうすることによって、約2キロ近く体重を減らすことができます。
このことが糖質制限初期における体重減少のメカニズムになります。逆に考えると糖質制限を継続していた方がご飯や甘いものなど糖質をとってしまった場合において、体重の増加の大部分がグリコーゲン+結合水の重さであり、すぐに体脂肪が増えたわけではないので、そのあたりは安心してください。
糖質制限中に旅行やイレギュラーな食事会などで糖質を取ったあと思いのほか体重が増加するのはこういう理由からです。
安心して、ダイエットを続けて下さい。
2:運動だけのダイエットは、停滞期はない
運動だけのダイエットに、停滞期はありません。カロリーを使わないスイッチは、切り替わりませんからね。
水分の変動が大きい
運動でのダイエットは、水分の変動も大きいです。特にやり初めは「汗がいつも以上に」かき「むくみ(足などに余計な水分がたまること)も解消される」ので、水分補給をしても、体重が減ることが、よくあります。

ただ、脂肪が分解するスピードは、変わりませんので、続けましょう。
運動で使うカロリーは、意外と少ない
運動で使うカロリーは、意外と少ないです。まず、その計算式を確認しましょう。
カロリー=
- 運動の強さ(メッツ)×
- 運動時間(時間)×
- 体重(kg)×
- 1.05
これを使って、例えば腕立て伏せを計算してみます。
腕立て伏せの運動の強さは「8.0メッツ」。また、1回あたり6秒としたら、100回で「600秒=10分=1/6時間」です。つまり「体重60kg」の人が使うカロリーは…
- 8.0(メッツ)×
- 1/6(時間)×
- 60(kg)×
- 1.05=
84(kcal)


となるのです。
3:ある程度、体重が減ったあとは、カロリーのバランスが取れた
ある程度、体重が減ると「使ったカロリー」と「食べたカロリー」のバランスが取れてしまいます。体重は、先ほどの「運動のカロリー」のほかに、1日で使う最低のカロリー「基礎代謝(きそたいしゃ)」にも使われ、減っていきます。
ハリス・ベネディクト方程式(改良版)を使って基礎代謝量を計算しています。
男性
- 13.397×【体重(kg)】
- +4.799×【身長(cm)】
- -5.677×【(年齢)】
- +88.362
女性
- 9.247×【体重(kg)】
- +3.098×【身長(cm)】
- -4.33×【(年齢)】
- +447.593
だから、徐々に「カロリーの差」が小さくなる。だから、ダイエット効果も下がるのです。
2か月以上続けたなら、まずチートデイを行ってみる

ちょっと待って。さっきの「2か月以上ダイエットしているなら、チートデイ」と同じ状況じゃない。どっちをやるべきなの?
と悩むあなたへ。
まず「チートデイ」を行ってみましょう。これで、スイッチの切り替えを試して、その後、運動や食事制限の「追加」をする。

使うカロリー、食べたカロリーの再計算は、面倒ですからね。
ダイエットでストレス解消することが大事
ダイエットで、ストレス解消すると、必ず続くので「確実に成功」します。これが、ダイエットのポイント。私もこれで、176㎝、65kgの体型を28年間維持しています。現在43歳。




次の3つの特徴があります。
- 楽しい
- アンチエイジング効果が手にできる
- 健康になる
1つずつ確認しましょう。
1:楽しい
まずは楽しいこと。これで、必ず続けます。私なら、例えば筋トレですね。今、人生で1番腕が太いです。

ペースは遅いが、確実に成長する。それが、心の安定にもつながります。
さらに、食事も同じ。バランスの取れた食事は「品数が多い」ので、色々な味が楽しめる。これなら、続けられますよね。
2:アンチエイジング効果が手にできる
次にアンチエイジング効果。これは「実際の年齢よりも若くいること」になります。例えば、運動する人は「若い印象」を受けますよね。実際、なかやまきんに君は、私と同じ43歳です。
運動と食生活を行うと、若さも手に入るのです。
3:健康になる
ダイエットすると、健康になります。太っている人に「痩せなさい」と医師が指示することからも、健康と深い関係がわかります。糖尿病などで行う「食事療法(しょくじりょうほう)」でも、イメージできますよね。
さらに、寝たきりや筋肉が衰える「サルコベニア症候群」に、筋トレが効果があることは、論文で証明されています。
筋肉の量が減少していく老化現象のことです。25~30歳頃から進行が始まり生涯を通して進行します。筋線維数と筋横断面積の減少が同時に進んでいきます。主に不活動が原因と考えられていますが、そのメカニズムはまだ完全には判明していません。
筋力・筋肉量の向上のためのトレーニングによって進行の程度を抑えることが可能ですので、歳を重ねる毎に意識的に運動強度が大きい運動(レジスタンス運動)を行うことが大切です。
健康は、豊かな人生に必要なもの。絶対に手にしたいですよね。
痩せることが、目的ではない
つまり。痩せることが、目的ではないのです。あなたの停滞期も「痩せない! どうしよう!」という気持ちから、生み出されたもの。これで、多くの人がダイエットを止める。
ただ、私は「楽しく」「アンチエイジング効果」と「健康」が手にできるので、止めない。だから、この体型が維持できるのです。
体型さえ見れば問題ない
さらに、体型さえ見れば問題ありません。これが「ほかの人から見たあなたの姿」だから。その代わり「体重」は意味のない数字です。体重を書いた紙を、背中に貼ってはいないし、SNSで全世界に発信もしていない。
さらに、サッカー選手のクリスチアーノ・ロナウドと、芸人の兵頭大樹さんは、同じ84kgです。

だから、鏡を見ることです。
まとめ
停滞期の長さは、原因が取り除かれれば、確実に無くなる。その方法を手にしたあなたは、安心したでしょう。
ただ、本当に必要な「楽しさ」「アンチエイジング」「健康」を手にするダイエットをしましょう。これだけで、世界は変わっていきますよ。