「簡単に出来る腕立て伏せだと、意味がないのかな?」と不安がっているあなた。
正しいフォームで行えば、効果はあります。筋肉に刺激を与えれば、確実に成長する。まずは、ここを説明しましょう。さらに、3つの「簡単な腕立て伏せ」もご紹介します。これで、不安は無い。さあ、早速始めましょう。
正しいフォームこそ、筋肉を成長させる
正しいフォームこそ、筋肉を成長させます。なぜなら「どれだけ筋肉に刺激を与えたか」が大事だから。「きつそうなトレーニングをやっただけ」では、意味がないのです。
どれだけ筋肉に刺激を与えたかが大事
例えば、次の2つをイメージしてください。
- 「100kg」のバーベルを「人の助けを借りて、20kgの力で」持ち上げた
- 「50kg」のバーベルを「助けを借りずに」持ち上げた
確実に、下のほうが、筋肉を成長させますよね。実際に、多くの筋トレで、これが起きているのです。
正しいフォームを解説


- 2秒で下す
- 1秒キープ
- 2秒で上げる
- 1秒キープ
- ひじをカチッと伸ばしきらない
- 反動をつけない
- 体を一直線にする
- 手は胸の下あたり
- わきは締める

①:2秒で下す

②:1秒キープ

③:2秒で上げる

④:1秒キープ

〇:ひじをカチッと伸ばしきらない

靭帯(じんたい:骨と骨をつなげるもの)や腱(けん:骨と筋肉をつなげるもの)を痛めると、血液が流れていないため、治るのに時間がかかりますよ。

〇:反動をつけない


〇:体を一直線にする

体を一直線にすると、腕や背中に大きな刺激がいきます。


上半身や下半身から上げると、負荷が軽くなるので、注意しましょう。
・上半身から上げたフォーム

・下半身から上げるフォーム


〇:手は胸の下あたり

手を「首や顔の位置」にすると、負荷が逃げるので、やめましょう。ここも大事な点ですね。

〇:わきは締める

これで、負荷が「背中」「二の腕」に行きます。腕を広げると、大きな胸の筋肉が使われて、簡単に出来ますからね。


今まで感じたことない刺激が行きますよ。
「きついトレーニングをした気」は、いらない


多くの人が、正しく筋肉を使っていません。つまり「キツイトレーニングをした気になっている」。これをお伝えしたいのです。
私の体験談
私はボクシング歴10年で、176㎝、65kgの体型から、筋トレを始めました。最初に始めた腕立て伏せが「壁に手をついたもの」から。

簡単だと思いますよね。ただ、先ほどの正しいフォームなら、腕、背中に負担がかかり、20回で辛くなりました。

簡単に出来る3つの腕立て伏せ
それでは、ここで簡単にできる腕立て伏せを3つ、ご紹介します。
- 壁に手をついて
- 机や階段に手をついて
- ひざをついて
私もやっている「プリズナートレーニングという本」に載っているものです。
1:壁に手をついて
まず、先ほどもお話しした壁に手をついたもの。これなら、簡単ですよね。
〇:流れを4コマで見る



- 壁と、おでこが軽く触れるくらい


〇:動画で確認

2:机や階段に手をついて
次に「机や階段に手をついて」です。
〇:流れを4コマで見る

- 体と床は45度くらいに倒す


- 胸と、階段や机が軽く触れるまで

〇:動画で確認
先ほどよりも負荷が大きいです。キツイでしょうが、確実に成長します。
3:ひざをついて
最後に「ひざをついて」。これが出来れば「普通の腕立て伏せ」が見えてきます。
〇:流れを4コマで見る



- 胸と床は、拳1コ分ほど、空ける
- 足は組まず、そろえる

〇:動画で確認
普通の腕立て伏せに、近いトレーニングになります。
まとめ
簡単な腕立て伏せでも、効果はきちんとあります。安心してください。私が実際に体験していますからね。そして、正しいフォームこそ大事。これさえ分かれば、あとはトレーニングのみですよ。