「拳立てって、どうやるのかな?」と思っているあなた。
世界一わかりやすく教えます。さらに効果も3つお話ししましょう。
ただ、パンチは強くなりません。なぜなら、スピードが上がらないから。その理由と、速くなるトレーニングもお話しします。ボクシング歴10年の私だから、あなたにお伝えできる。さあ、早速始めましょう。
拳立てのやり方
拳立てのやり方を、まずは4コマで確認していきましょう。
①:まず「1秒キープ」

②:「2秒」で下ろす

③:下ろして「1秒キープ」

④:「2秒」で上げる


4つのポイント
ポイントは次の4つです。
- 手首と腕を一直線に
- ひじの場所は動かさない
- わきを締める
- 肩を背中に引き寄せる
それでは、1つずつ確認していきます。
その1:手首と腕を一直線に


その2:ひじの場所は動かさない


その3:わきを締める

その4:肩を背中に引き寄せる


3つの効果
では、効果を3つご紹介しましょう。
- 負荷が大きくなる
- 手首回りが強くなる
- 拳の皮膚が硬くなる
では、1つずつ確認していきます。
1:負荷が大きくなる
まずは負荷が大きくなること。拳の高さだけ、深く沈めますからね。

これはプッシュアップバーという道具でも同じ効果が得られます。


2:手首回りが強くなる
続いて、手首回りが強くなる点。

体を安定させるため、拳を「固くし続ける」。だから、前腕の筋肉も鍛えられるのです。


3:拳の皮膚が硬くなる
最後に、拳の皮膚が硬くなる点。皮膚が硬ければ、素手での攻撃が強くなります。

床が硬ければ、拳も強くなる
床が硬ければ、肌も強くなります。極真空手(きょくしんからて)に代表されるフルコンタクト(攻撃を体に当てる)空手は、このやり方をしていますね。
パンチは強くならない
ただ、パンチ自体は強くなりません。私はボクシング歴10年ですが、腕立て伏せをたくさんしているボクサーを見たことがありません。
腕立て伏せの筋肉では、パンチ力はあまり上がらない

腕立て伏せでつく筋肉ではパンチ力はあまり上がりません。確かに背中や二の腕の筋肉なので、それなりに威力は上がるでしょう。ただ「効率的」とは言えないのです。
パンチを強くするには、スピードを上げること
パンチを強くするなら、スピードを上げることを考えましょう。なぜなら、スピードが2倍だと、威力が4倍になるから。力を2倍にしても、威力は2倍にしかなりません。
これは運転免許の勉強で出てくるもの。車が2倍のスピードを出すと、事故の衝撃は4倍になるわけですね。
脱力こそ、最大の武器
スピードを出すには、脱力が必要です。これは動画を見てもらったほうが早いですね。
はっきり言って速過ぎ。私も日本ランカーや、アマチュア日本一を見てきましたが、それ以上だと思うほどです。

まとめ
拳立ての効果は、あなたがイメージしていたものとは違ったかもしれません。それなら、この記事を読んでください。
格闘技がうまくなる「基本」を詰め込みました。ぜひ、参考にしてください。