「腕立て伏せやっても、胸にこないんだよな」と悩んでいるあなた。その理由を2つ、お話しします。
- 腕を閉じたまま
- 重量不足
そして、胸に効くほかのトレーニングをご紹介します。道具を使ったものも、お話ししますね。これで「胸」に響くはず。早速、読み進めてください。
腕立て伏せで胸に来ない2つの理由
腕立て伏せで、胸に来ない理由は、次の2つです。
- 腕を閉じたまま
- 重量不足
それで、早速、見ていきましょう。
1:腕を閉じたまま
最初は、腕を閉じたままです。これだと背中と腕に負荷がいきます。

鍛えられる筋肉は「広背筋(こうはいきん)」になります。

広げると胸に効く
解決は簡単。腕を広げましょう。これで、胸に効くフォームになります。

こちらは、大胸筋(だいきょうきん)に効きますよ。

腕立て伏せで鍛えられる筋肉 4つ
腕立て伏せで鍛えられる筋肉は、ほかに4つあります。絵で確認しましょう。
〇:三角筋(さんかくきん)

〇:僧帽筋(そうぼうきん)

〇:大円筋(だいえんきん)

〇:上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)


2:重量不足
次が、重量不足。腕立て伏せだけで胸に効かせるのは、かなり難しいです。なぜなら「胸は大きな筋肉」で、負荷は「体重の60~80%ほど」しか無いから。
体重の60~80%ほどしか、重さにならない
腕立て伏せでは、足をつけるので、ここにも負荷がかかります。だから、重量は大きくありません。

8~12回で限界を迎えるように
理想のトレーニングは「8~12回で限界を迎えること」。ボディビルダーと同じトレーニングで、筋肉が強く太く成長します。
腕立て伏せが、このトレーニングになるか、かなり難しいはずです。
胸に効く、4つの自重トレーニング
では、胸に効く自重トレーニングをまずはご紹介しましょう。
- 腕の下にタオルを敷いて、腕を広げたり、閉じたりする
- 手の指を、時計の「4時」「8時」の向きにしての、腕立て伏せ
- 前後に体を回す腕立て伏せ
- 左右に回る腕立て伏せ

絵を使って、4コマで流れを確認しましょう。
1:腕の下にタオルを敷いて、腕を広げたり、閉じたりする
〇:4コマで動きを確認

- タオルを敷いて、腕を乗せる
- 前腕で体を支える

- 息を吸いながら、体を下ろす
- 腕を広げる
- ひじの角度はそのまま
- 2秒かける

- 床に体はつけない
- 1秒キープ
- 腕で体を支える

- 腕を閉じて、体を上げる
- 2秒かけて、Aに戻す
- 息は吐きながら
【Aを横から見ると】

【Cを横から見ると】

2:手の指を、時計の「4時」「8時」の向きにしての、腕立て伏せ

こちらは、手の位置を確認します。タイトルの言葉では、よくわかりませんからね(笑)。


では、4コマで確認です。
〇:4コマで動きを確認

- 手は、先ほどのような位置で
- 1秒キープする

- 息を吸いながら、体を落とす
- 2秒かける

- 体を落として、1秒キープ

- 息を吐きながら、体を上げる
- 2秒かける
3:前後に体を回す腕立て伏せ
〇:4コマで動きを確認

- 腰を上げて、腕と足のつま先で支える
- 1秒キープする

- 頭から前に行く

- 顔を前に向けて、円を描くように

- 円を描くように、Aに戻る
4:左右に回る腕立て伏せ

- 普通の腕立て伏せのように構える

- 左から、円を描くようにする

- ひじが90度くらいの高さで、左に動く

- 右から、体を上げる
- 全体で「6秒」かける

続いて、右側からです。

- 同じように、腕立て伏せのような構え

- 右から円を描くようにする

- ひじを90度に曲げて、左に移動する

- 左から、体を上げる

これで、かなり胸がパンプアップ(筋肉に血液がたまって、大きくなること)しますよ。
道具を使った2つのトレーニング
続いては、道具を使ってのトレーニングです。重量が変更できるので、より成長できますよ。
1:ダンベルを使って
ベンチなどに仰向けになって、ダンベルを持ちましょう。このような形で。
【横から見ると】

【上から見ると】

「天井に向けて上げる」「開いた腕を閉じながら」の2パターンがあります。
〇:天井に向けて上げる

〇:開いた腕を閉じながら

2:バーベルを使って
バーベルを使った「ベンチプレス」もいいですね。
〇:上から見ると

〇:前から見ると


あなたの胸に、私の想いが届きましたよね。
まとめ
胸の筋肉は大きいので、かなり負荷を上げたトレーニングが必要です。だから、ダンベル・バーベルも考えましょう。理想の体型を作る「適切な方法を選ぶ」ことも大事ですからね。
この4つを見ても「胸」ではないですね。