「逆立ちのプッシュアップって、どうなのかな?」と思っているあなた。すごいですね。まずは、動きを見ていきましょう。もしできないなら、壁に足をつけた場合も確認します。
さらに、鍛えられる筋肉を、体の部位(ぶい)別で説明します。そして「けんすい」「ダンベル」「ジム」でのトレーニングもご紹介。これで、目の前が開ける。早速、読み進めてください。
逆立ちプッシュアップを4コマで見ていく
逆立ちプッシュアップのやり方を、4コマで見ていきます。

- 逆立ちをする
- このまま1秒キープ

- そのまま、腕を曲げる
- 胸から足はまっすぐに
- 2秒かけて、下ろす
- 息を吸う

- 頭がつく手前で、止める
- 1秒キープする

- 2秒かけて、Aに戻る
- 息を吐く

プッシュアップバーを使うと、より負荷が大きくなる
プッシュアップバーとは、こちらです。

これを使うと、手首を安定するために、力をかなり使いますよ。私も実際に持っていますからね。


- プッシュアップバーで、体を支える
- 体は一直線に

- 息を吸いながら、体を下ろす
- 2秒かける

- 頭が触れる手前で止める
- 1秒キープ

- 息を吐きながら、上げる
- 2秒かける

もはや、体操選手ですね。
出来ないなら、足を壁につける
出来ないなら、壁に足を付けましょう。体が支えられて、腕に「体重」全てが行きません。

- まずは、1秒キープ
- 壁に足をつける
(足の高さで負荷が調整できます)

- 息を吸いながら、体を落とす
- 2秒かける

- おでこが床に触れるくらい
- 1秒キープする

- 息を吐きながら、Aに戻る
- 2秒かける
まずはここからですね。
鍛えられる5種類の筋肉
では、鍛えられる筋肉を確認しましょう。
- 三角筋(さんかくきん)
- 上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
- 広背筋(こうはいきん)
- 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
- 大殿筋(だいでんきん)
- 腹直筋(ふくちょくきん)
- 腹横筋(ふくおうきん)
- ハムストリング
- ヒラメ筋
- 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
これだけの部位が、鍛えられます。
1:肩の筋肉
逆立ちだと、肩回りの「三角筋(さんかくきん)」が鍛えられます。

2:腕の筋肉
体を支えるので、腕の筋肉も鍛えられますね。「上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)」ですね。

3:背中の筋肉
背中の筋肉も鍛えられます。「広背筋(こうはいきん)」や、伸ばした姿勢を作るために「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」も鍛えられます。
〇:広背筋(こうはいきん)

〇:脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

4:腰回りの筋肉
上半身と下半身をつなぐ腰回りの筋肉も鍛えられますね。腹筋やお尻周りの筋肉も、使います。
〇:大殿筋(だいでんきん)

〇:服直筋(ふくちょくきん)

〇:腹横筋(ふくおうきん)

5:足の筋肉
足をまっすぐ保つので、一応トレーニングにはなりますよ。
〇:ハムストリング

〇:ヒラメ筋

〇:大腿四頭筋(だいたいしとうきん)


色々な筋肉に効かせる点が、素晴らしいですね。
3つの違うトレーニングも考えてみる
逆立ちプッシュアップができるなら、ほかのトレーニングも考えましょう。例えば、次の3つです。
A:片手けんすい
B:ダンベルトレーニング
C:ジムでのトレーニング
これで、体がまた変わり始めます。
A:片手けんすい
片手けんすいは、より腕に効かせられるトレーニングです。

- 片腕で、体を支える
- このまま1秒キープ

- 2秒かけて、体を上げる
- 息を吐きながら
- 下半身の反動は使わない

- 体を上げて、1秒キープ

- 息を吐きながら
- 2秒かけて、体を下ろす
これが出来れば、もう「自重トレーニング」はマスターしたと言えますね。
持ち手によって鍛えられる筋肉が違う
持ち手によって、鍛えられる筋肉が違います。
【順手なら、背中や肩】

【逆手なら、力こぶ】


体重全てが腕にかかりますからね。
B:ダンベルのトレーニング
そして、ダンベルを使ったもの。これなら、重さもかなり増やせますし、色々なトレーニングができますよね。
その1:ベンチなどで仰向けになり、ダンベルを持ち上げる

ベンチなどで、仰向けになりましょう。形はこのようにしてください。
【横からの姿】

【上からの姿】


これで、天井にダンベルを上げましょう。次の2つの上げ方があります。
〇:真上に上げる

〇:広げた腕を、閉じながら上げる

その2:立って、ひじを動かさずに、ダンベルを上げる

言葉にすると、難しいのですが、最も有名なトレーニング。こちらになります。
【前からの姿】

【上からの姿】
〇:最初

〇:上げたとき

- ひじを動かさない
- 息を吐きながら、上げる
その3:イスに座って、ダンベルを真上に上げる
〇:最初

- イスに深く座る
- 両足は、きちんとつける
- 腕を広げる
〇:上げたとき

- 腕を閉じながら上げる
- 息を吐きながら
その4:立って、ダンベルを持った腕を伸ばしながら、前に上げる
【横からの姿】
〇:最初

- ひじは少し曲げてもOK
〇:上げたとき

- ひじは少し曲げてもOK
- 息を吐きながら、上げる
【前からの姿】
〇:最初

- 手の甲が前
- 背筋を伸ばす
〇:上げたとき

その5:立って、ダンベルを持った腕を横に広げる
〇:最初

- 手の甲は横にする
〇:上げたとき

- ひじは少し曲げてもOK
- 手の小指からの意識で
- 息を吐きながら、上げる
その6:腰を曲げて、ダンベルを持った腕を横に広げる
【前からの姿】
〇:最初

- 腰は曲げる
- ひざは少し曲げて、下半身を安定させる
- 両足にバランスよく、体重をかける
〇:上げたとき

- ひじは少し曲げてもOK
- 息を吐きながら
【横からの姿】
〇:最初

- 手の甲は上げる方向に
〇:上げたとき

- 背中と同じ高さまで、持ち上げる
その7:横になって、前腕で体を支え、ダンベルを前から持ち上げる
〇:最初

- ダンベルを持つ腕は前
- ひじは90度に曲げて、体を支える
〇:上げたとき

- ダンベル持つ腕のひじは、少し曲げてもOK
- 息を吐きながら
その8:横になって、前腕で体を支え、ダンベルを横から持ち上げる
〇:最初

- ダンベルを持つ腕は横
- ひじは90度に曲げて、体を支える
〇:上げたとき

- ダンベル持つ腕のひじは、少し曲げてもOK
- 息を吐きながら
その9:腰を曲げて、ダンベルを持って曲げた腕を、後ろに伸ばす
【横からの姿】
〇:最初

- ダンベル持つ腕のひじは、90度に曲げる
- 両足はバランスよく
- 空いている手は、お腹に当てて、上半身も安定させる
〇:上げたとき

- ひじは動かさない
- 息を吐きながら
- 腕を後ろに引くように
- わきを締める

わきを、きちんと締めましょう。下からのアングルで確認します。
【下からの姿】


その10:立って、ダンベルを持って後ろに曲げた腕を、前に伸ばす
【横からの姿】
〇:最初

- ダンベル持つ腕のひじは、90度に曲げる
- 両足はバランスよく
- 空いている手は、お腹に当てて、上半身も安定させる
〇:上げたとき

- ひじは動かさない
- 息を吐きながら
- 腕を前に「引く」ように
- わきを締める

こちらも「わきの締め方」を確認します。
【前からの姿】



これだけのトレーニングがあります。
C:ジムでのトレーニング
ジムでのトレーニングも、いいですね。重さが大きくできますから。腕立て伏せや、けんすいは「あなたの体重」が負荷の最大。ただ、バーベルやマシーンなら、それ以上に出来ますからね。
その1:むね(チェストプレス)
その2:あし(レッグプレス)
その3:せなか(ラットプルダウン)
その4:おなか(ロータリートルソー)
その5:おしり(アブダクション)
まとめ
逆立ちプッシュアップができるあなたを、尊敬します。私は出来ませんからね(笑)。
それなら、色々なトレーニングを行いましょう。筋肉が新しい刺激に飢えているはず。あとは、あなた次第ですよ。
体重全てが腕にかかり、負荷の高いトレーニングになります。