「ウォーキングを2か月やったけど、痩せない」と悩むあなたへ。その理由をお話ししましょう。
- ペースが正しいのに、そう思っていない
- 歩く時間が短い
- 食べ過ぎている
- むくみが取れていない
- 体重をはかる時間がバラバラ
- 筋肉がついている
- 2か月で、変わらない時もある
これで、悩みから、解放されます。

というあなたへ。さらに、見直しのポイントを、お話ししましょう。
「極端なダイエットは、大事なものを犠牲にする」こともお話しします。
最後に「本物のダイエット」それは「一生続くもの」です。これで、迷いなく、前を向けますね。
そう、この記事を読めば、悩んでいた時間が「ばからしい」と思います。さあ、早速読み進めてください。
7つのやせない理由
やせない理由は、次の7つです。
- ペースが正しいのに、そう思っていない
- 歩く時間が短い
- 食べ過ぎている
- むくみが取れていない
- 体重をはかる時間がバラバラ
- 筋肉がついている
- 2か月で、変わらない時もある



1:ペースが正しいのに、そう思っていない

最も多いのが、ペースは正しいのに、そう思っていないことです。「1か月で10キロ!」「2週間でウエスト、マイナス5㎝!」と、難しい目標を勝手に立て「痩せていない」と、悲しむのです。




1か月に2キロ、体重の5%が「理想のペース」
1か月に2キロ、または体重の5%が理想です。これが、リバウンドしにくい理想のペースです。
2:歩く時間が短い

続いては、1回あたりの時間が短いこと。いくら2か月続けても、1回あたりの運動が少なければ、痩せません。
運動のカロリーは「運動の強さ×時間×体重×1.05」
運動のカロリーは「運動の強さ×時間×体重×1.05」になります。そして、ウォーキングの強さはこちらです。
- ゆっくりとした歩行 2.5
- 歩行 3.0
- やや早い 3.8
- 早歩き 4.0
つまり、体重60キロの人が、1時間行うウォーキングのカロリーは157~252kcalほど。これは、おにぎり1~1.5個分です。


運動のカロリーを大きくする「速さ」と「時間」


- 速く歩く
- 時間を延ばす
どちらでもいいですが、運動時間は90分以下にしましょう。長く歩くと、燃費のいい体になり、カロリーをそれほど使わなくなります。
3:食べ過ぎている

続いての痩せない理由が、食べ過ぎです。これも、意外と多いもの。なぜなら、運動した後は、お腹が減るから。しかも「歩いた」という安心感もある。このため、食べ過ぎる人が多いのです。


4:むくみが取れていない

むくみが取れていないと、体重の変動がありません。むくみとは、体のある部分に、いらない水分がたまること。
塩分や糖分など、味が濃いものを食べると、むくみやすいので、気を付けましょう。
5:体重を計る時間がバラバラ

体重を計る時間がバラバラだと、比べるのが難しいです。なぜなら、1日の間でも、変わっていくから。
1日で2キロほど変わる
1日で、体重は上下2キロほど、変わります。このため、計る時間を決めましょう。前回と比較しやすいですよ。
6:筋肉がついている
次は「筋肉がついている」ことです。筋肉と脂肪では、同じ重さでも、まったく違います。
つまり、体が引き締まっているのに、体重が減らない理由がこれです。
運動を全くしていない人は、筋肉がつきやすい
この場合、あなたが今まで「運動を全くしていない」ことが多いです。それで、ウォーキングやジョギングで、細く引き締まった筋肉である「遅筋(ちきん)」がついた。だから、体重が減らなかったのです。
7:2か月で、変わらない時もある

最後に、2か月で変わらない時もあります。例えば「半年かかって、体重が減った」ケースなども見られる。つまり判断する期間が短いとも、言えるのです。
ダイエット 3つの見直し


次の3つを取り上げます。
- 食事制限が大事
- ウォーキングの中に「4回、30秒だけダッシュ」を入れる
- 筋トレを取り入れる
あなたの生活やダイエットと比べてみましょう。
1:食事制限が大事

ダイエットは食事制限が大事です。なぜなら、先ほどもお話しした通り、太った理由は「食べ過ぎ」だから。いくら動いても、それ以上食べれば、デブになります。
2:ウォーキングの中に「4回、30秒だけダッシュ」を入れる

ウォーキングの中にダッシュを入れましょう。これで、まったく違った運動になります。
HIIT(ヒート)の効果
この「30秒ダッシュ×4回」のような「数十秒の全力運動と休憩を交互に行うトレーニング」を「HIIT(ヒート)」と言います。これは、タバタ式トレーニング、サーキットトレーニングと同じようなもので、プロスポーツ選手も取り入れています。
全力を出すと、脂肪を分解するホルモンを出す


このホルモンは「カテコールアミン」と呼ばれるもの。これは、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンをまとめていったもの(総称:そうしょう)です。こちらに論文の証明があります。
〇 カテコールアミンの力
脂肪動員の引き金になるのは、アドレナリンやノルアドレナリンなどの、カテコールアミンとよばれるホルモンである。~(中略)~
カテコールアミンの血中濃度が高まり、脂肪細胞表面の受容体に結合する。これに応答してペリリピンがリン酸化されると、CGI-58はペリリピンから離れ、かわりに ATGL と相互作用することによって、この酵素を活性化する。またペリリピンがリン酸化されることによって、HSL は脂肪滴にアクセスできるようになる。HSL 自身のリン酸化も、脂肪滴へのアクセスと活性化に寄与する。
このように、多くのタンパク質や酵素が脂肪滴表面で協調してはたらくことにより、大規模な脂肪分解が起こると考えられる。
〇 「全力を出す」運動
血漿A(アドレナリンの濃度)は70~90%(運動)強度で急激に増加したのに対して
アドレナリンとノルアドレナリンは70%VO2MAX(運動の強さ)の場合に、運動60分後と2時間後で他の条件に比べ(30%~60%の運動の強さ)約2倍もの濃度差が認められた


〇 有酸素運動
また,(有酸素運動の)連続法では運動中の血中アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,遊離脂肪酸およびグリセロール濃度が増加し,濃度の低下が認められた.
これで、安心して、歩き出せますよね。
3:筋トレを取り入れる

最後に、筋トレです。これなら、全力を出せる上に、雨でも出来る。習慣になりやすいです。
さらに、メニューの見直しも簡単。回数、重さなど、すぐに変えられますよね。つまり、新しい刺激を、筋肉に与えられる。あなたの体も、必ず応えてくれます。
極端なダイエットは、大事なものを犠牲にする


- 健康
- 拒食症、生理不順など
あなたは「綺麗に」「かっこよく」「若々しく」なりたいはず。そのために、失ってはいけないものが、あるのです。
1:健康

極端なダイエットをすると、健康を失います。
生きる上で、体は作り変える必要がある。髪の毛や爪を見ると、よくわかりますよね。そのためには、材料が必要で、体内に取り入れるには、食べるしかありません。これが出来ないと、髪の毛はパサパサ、顔色が悪く、目が死んだようになる。あなたの目指していた姿は、これではないはずです。
2:拒食症、生理不順など

絶食は、拒食症(きょしょくしょう)や生理不順になります。拒食症とは、食べることに恐怖を覚えてしまうこと。これでは生きていけません。
例えば、マッスル北村さんというボディビルダーは、極端な減量を行ったため、40歳の若さで、亡くなりました。
2000年8月3日、ボディビルの世界選手権に参加するべく、脂肪を極限まで落とすために20kgの急な減量を行った結果、異常な低血糖状態となり、急性心不全を引き起こし死亡した。39歳没。
亡くなる数日前にも北村は倒れて救急車で運ばれており、この時は処置が間に合い、一命を取り留めていた。北村の身を心配した実妹が「めまいがしたら飴を舐めて。飴一個でいいから」と懇願するも「僕は、そんなわずかなカロリーすら摂取したくないんだ」と断る徹底ぶりであったという。
北村の遺体を収容できるサイズの棺は無く、特注の棺で火葬場に送られる事になった。
極端なダイエットは死に向かうのです。
成功するダイエットとは、一生できるもの


成功するダイエットは、一生続けられるものです。この「基準」だけで、あなたの体と心は、充実していきます。
続くから、痩せられる

ダイエットは続くから、痩せられます。簡単な話。例えば、私は15歳から、25年以上、176㎝、65kgの体型を維持しています。なぜなら、ダイエットし続けているから。これだけなのです。
失敗する原因は、続かないから



例えば、パーソナルトレーニングジム(会員1人にトレーナーが1人つくジム)で、細くなっても、リバウンドする人が多いですよね。あの人たちも、ダイエットをやめたから。
同じような食事制限と運動を続ければ、体型は維持できるはずです。
まとめ
あなたの不安は、確かにわかります。ただ、2か月続けたなら、足腰が引き締まっているのも、事実でしょう。それがなければ、運動時間が、明らかに不足しています。
そして、食事制限と、運動メニューの見直しをプラスしましょう。ダイエットが加速し、あなたの体も、絶対に応えてくれますよ。